ルナティック・チェイサー(2)
読んでくれてありがとうございます
これからもお願いします
「あんたは誰だよ!!!」
ほんとに一体何なんだよ!
なんでこんなおじさんが…
“あぁ俺か。俺こそが古代王の左腕、ゴn―いや、違うな”
ん?
今…左腕って…
こいつが!?
こんな奴が俺の探してたやつなのか!?
ありえないだろ!
でも、なぜ止めた?
名前を伏せる理由があるのか?
一体こいつは…
“我の名を聞くがいい! 我こそが創造と破壊の奇術師、ゴンゾウだ”
・・・
・・・・・・
…違う。
なんで厨二?
いや、まぁ百歩譲っていいとしよう。
百歩では足りない気もするが…
それよりも気になる。
ゴンゾウが浮きすぎている。
そこはもっと厨二っぽい名前にしてほしかった。
見た目と名前で普通に日本人のおじさん過ぎる。
こ、こいつが左腕だと?
キングライガーはあんなにかっこいい奴だったのに。
めっちゃ普通のおじさんだぞ?
まずあの名前でカタカナにする意味はあるのか?
なんか古代王のことがますますわからなくなったな。
なんでこんな奴を左腕にしたんだ?
いや、まぁ古代王のせいではないが。
やっぱり、なんかずれてるんだよこのゲーム。
まず左腕がおじさんで厨二の時点でおかしい。
そのうえ名前は厨二じゃないし。
よし、もうあきらめよう。
「えっとゴンゾウさん。ここは一体どこなんですか?」
“ここはお前の精神空間とでもいうべきかな”
精神空間…?
あのゲームとかアニメでよく出てくる奴か?
ってことはそういう流れなんだよな。
「なんで俺を?」
“お前が勝手に使ったあの剣は俺がアルナちゃんに作った剣なんだ”
「つ…」
作った?
あのかっこいい短剣を。
そういえば左腕が作ったって言ってたな。
この人は本当に…
“で、他人が使う反応があったから調べたんだよ”
「あの黒いオーラみたいなやつか」
“その通りだ。でなんでお前が?”
「俺が奪ったからだな」
“は…アルナちゃんは!?”
そんな必死になるなよ…
もうちょっと威厳っていうか、そういうのが欲しいわ。
「まだ倒していない」
“そうか…ならいいんだが”
「頼む、俺にあの剣を使わしてくれ」
これでこの剣を受け継ぐって流れだろ?
“使う? お前ごときがか?”
「ごとき…だと」
“あぁ、この剣はお前ごときには使えないんだよ。さっきも無理だったろ?”
確かにさっき手が動かなかった。
俺ではまだまだ力不足ってことか。
でも。
「それでも、俺は強くならなきゃいけねぇんだ!」
これが、主人公補正発動スキルだ!
“でも無理だな”
「そこをなんとか!」
ここで押し負けるわけにはいかない!
“あれは…俺が推しにあげた剣なんだよ!”
…これ、無理そうだぞ?
「それでもだ!」
“それは無理な相談だ”
手ごわい…
でも、どうにかするんだ!
「だが、この剣はお前の推しがくれたんだぜ?」
“く、くれただ? そそそそんなわけあるか!”
めちゃめちゃ動揺してるな。
でも嘘はついていない。
奴が勝手に投げてきたんだ。
あれを俺にくれたと解釈しただけ。
解釈なんて人それぞれだろ?
「あぁ、だから早く俺に渡せ」
“そんなばかな…そんな話があるか!!”
おいおいおいめんどくさいなぁ。
でも行けそうじゃん?
「あるんだよそれが」
“んなあほなぁぁぁ!!!”
「お、落ち着けよ」
“こうなったら確かめに行ってやるよ!”
「確かめに…?」
いや、ちょっとやめて。
嘘はついてないけど!
それはちょっと困る!
“空間形成、解除!”
やっばい!!!
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