トラップの森(7)
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“スキルを発動します”
“ギョァ?”
俺は奴の頭上に飛び上がる。
威力が上がった双剣なら、斬れる!
「行くぞ猿! おらぁぁ!!」
俺は双剣を振るい、そのまま地面まで落ちる。
手ごたえありだ。
目の前で甲高い音と供に爆発が起こる。
「これで一匹!」
なんとかうまくいったな。
俺は周りに目を向ける。
「まだまだだぜ!」
「こっちも負けねぇ!」
二人も頑張ってるな。
「行けるか、祐介?」
「あぁ、だいたいイメージできた」
「間違っても壁をすかすかにするなよ?」
「わかってるよ、出す分は後ろの方の地面からとってくる」
「よし…二人とも、もうひと踏ん張りだぞ!」
「「おうよ」」
俺は剣を持つ。
もう一体くらい行っとくか。
「おらぁぁ!」
“ギョァァァァァ!!”
猿は左手でまっすぐに殴りかかってくる。
まったく腹立たしい奴だ。
今度は受け流しはしない。
俺は火炎と氷結の双剣を強く握る。
正面から。
奴のこぶしに双剣を右から野球のスイングのようにぶつける。
斬る!
奴の機械の拳は俺の剣によって破壊される。
俺は即座に間合いを詰める。
そして左から胴を真っ二つに斬る。
「これで二匹…あっ」
左手に持っていた剣が壊れる。
ちょっと無茶しすぎたか。
まぁいいだろう。
十分時間は稼げた。
「みんな下がってろよ! 発動、鍛造(Lve.6)」
猿が集まっている通路の後ろ側に壁ができる。
「フェイズ1、鋼竹林!」
通路の地面から細長い鉄の柱が次々と飛び出してくる。
なるほど、これで竹林ってわけか。
俺は別にかっこいい名前を付けろとは言ってないんだが。
あ…
「祐介、あれまずいんじゃないか?」
一匹の猿がうまいこと棒に乗って上から脱出を試みる。
「問題ない」
通路が一気に暗くなる。
上を見上げると、通路の上部分は分厚い鉄で蓋されていた。
杞憂だったか。
「フェイズ2、アイアン・レイン」
さっきの柱と同じようなものが上の蓋からも出てくる。
だが今回はその先が鋭くとがっている。
そして蓋はそのまま落ち始めた。
「フェイズ3、アイアン・バイト!!」
“ギョァァァ!!??”
そのまま猿たちの脳天を正確に貫いた。
これが噛むように見えるってわけか。
今考えれば鋼竹林には猿を好きな位置に固定する役割もあったのか。
だから正確にバイトできたってわけだ。
これで討伐完了だ。
「よくやってくれた祐介、俺の想像以上の出来だ」
「見くびってもらっちゃ困るぜ」
「すげぇじゃねぇか祐介」
「あぁ、ほんとうにすごかったぞ」
「ありがとな」
「さ、森を出るまではゆっくりできないぞ」
「そうだな、行くか」
「おう」
俺たちは再び移動を始めた。
“サキホドマデココニイタヨウダナ”
“マサカコイツラヲスベテハカイスルトハ”
辺りから機械音が聞こえる。
音のする方を見ると、M8と書かれた個体のシステムの音だ。
左手が破壊され、胴も斬られている。
だがシステムの根幹は頭部にあるため、まだ止まっていないようだ。
“マダトオクニハイッテイナイハズダ”
“ソノヨウダナ”
俺はマスクを外す。
まさか地下に閉じ込められるなんて。
息苦しくなったのは久々だ。
「追いかけるぞ、アルナ」
「わかってるよ、レイ」
そして俺たちは奴等を追いかけ始めた。
読んでくれてありがとうございました
アルナとレイって何か知ってますか?
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