トラップの森(1)
読んでくれてありがとうございます
最近投稿が大変になってきたのでしばらく二日に一回にしようと思います
月・水・金・日です
時間は変えません
よろしくお願いします
「俺は今からこの森を抜ける」
「…これをか?」
まぁそうなるわな。
「ここを抜ける必要がほんとにあるのか?」
「あぁ、ここを抜けた先の洞窟に用がある」
「なるほど。で作戦は?」
「単純明快、全員一直線になってまっすぐ歩くだけだ」
「お前本気で言ってるのかよ!」
「もちろんだが?」
ちなみに一番後ろを志望。
「俺は反対だぞ」
「待て祐太、こいつは俺たちが安全に通れるように先導する気なんだ」
「…え?」
待て。
「そうだったのか? すまなかった」
「いや―」
「こいつは自身を殺そうとした俺たちを仲間に入れるほどの人間なんだ。決まってるだろ。な?」
祐真が分かってるという顔で親指を立てる。
「そうじゃなくてだな」
「なんだ?」
「うっ…」
三人ともが俺を信じて疑わない目で見つめてくる。
…やりにくいな。
「俺が行くよ」
「やっぱり流石だな」
「言ったろ祐太。こいつは器が違う」
「頂点を目指すことはあるな」
お前らな…こうなったら頑張るしかない。
「black、森なら燃やしちまうのはどうだ? 三人とも火のスキルを持ってるし」
「いや、それはだめだ祐介。見てろよ、火の生起」
“スキルを発動します”
俺は火の弾を木に向けて撃つ。
「まさか!?」
火の弾は気に当たると同時に消えてしまう。
「祐介、この森は全て“作られた”ものだ。しかも頑丈な金属でな」
「なんでお前がそんなことを知ってるんだ?」
「お前たちは王様の図書室に行ったか?」
三人は顔を見合わせる。
「あの小さな家にそんなものがあったのか? 俺たちは特になかったけど」
「ない…か」
俺だけの特殊イベントだった?
いや、そうじゃないな。
何がいるかの答えで変わったのか?
「王様に何が欲しいって答えたんだ?」
「それなら俺は新しいスキルだな」
「俺もだ」
「俺はステータスアップだった」
そういうことか。
あそこで図書室に連れて行ってくれないとだめってことだ。
「俺はそれで図書室に行ってある本を見たんだ」
「どんなだったんだ?」
今はすべてを言う必要はない。
「まぁ歴史とかいろいろ載ってたんだが、この世界の大まかな地図もあったんだ」
「そんなものが?」
「ああ、そこでこの森は金属でできたトラップの森だと知った」
「なるほど、でそこにはこの森の抜け方は乗ってなかったのか?」
「それはなかったな」
まぁ飛翔スキルを手に入れることからって書いてたけど…
「なら行くしかないか」
「まぁ工夫ならできる。氷の生出」
“スキルを発動します”
俺は氷の道を草の上に作る。
「これでとりあえずトラバサミと地雷は大丈夫だ」
「そんな便利なスキルをどうやって?」
「あぁ、まぁ色々あってな」
霧の迷宮の話をすれば王の話をする必要がある。
だがまだそこまでこの三人を信頼しているわけではない。
「まぁいいじゃないか。とにかく行こうぜ」
良くも悪くも祐真は思い切りがいい。
今回は助けられたな。
「さてこれから作戦を話していくぞ。お前たちのスキルが頼りだ」
「俺たちの?」
「あぁ、簡単に想像できるはずだ。全てが作られているということは…」
“侵入を感知しました”
「なんだ!?」
「何か起こるのか?」
木が変形し始める。
今にも鳥が出てきそうだった穴は大きくなり、何かが出てくる。
そこから出てきたのは機関銃。
「こういうことも起こるんだよ!」
“射撃を開始します”
読んでくれてありがとうございます
近々しばらくパソコンが触れないので書き溜め頑張ってます
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