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初対戦

読んでくれてありがとうございます

ついにオープンワールドで他プレイヤーが出てきます

待たせてしまってすいません


「ということで、ついてきてもらえますか?」

「嫌だね」

ついに来たんだ。

Massively Multiplayer Online(大規模多人数同時参加型オンライン)の真骨頂。

他プレイヤーとの対戦。

最高だぜ!



“black君、これを持っていくといいよ”

勇者がスマホ(?)みたいな機械を渡してくる。

「これは?」

“これはプロトデバイス。君の身分証明書、兼転移装置だね”

これが転移装置?

“一度記録した場所ならすぐに戻れる。地図としても使える。あ、王宮は記録しておいたから”

この機械にそんな便利機能がついてるのか。

あとなんだった、身分証明書?

どういうことだ?

試しに見てみるか。


名前:black

所属ギルド:なし


所属ギルド?

このゲーム、ギルド制度があるのか?

そりゃ楽しみだが、まぁ当分は入らなくていいだろう。

俺には今別に優先事項があるし、組むのは強い奴と出会った時だ。

「じゃあ、行くよ」

“また会おう”

これでついに他のプレイヤーと会えるのか。

でも、こんなゲームをやってる奴なんてきっと少ないだろ。

まぁ会ったら挨拶くらいはしよう。

えっと、向かわないといけないのは…無限の洞窟と、霧の迷宮か。

問題は、どっちも名前からして難易度高そうなんよな。

早速、プロトデバイスに役に立ってもらおうか。

なるほど、霧の迷宮の方が近そうだな。

でもこれ…出現時間が決まってるのか?

あと2時間で消えるって書いてあるけど?

これ急いで行かないといけないやつか?

「もしかして、あなたがblackさんですか?」

「うわっ!」

びっくりさせないでくれよ。

目の前に現れたのは顔に変な赤い線(?)が入った男三人組だ。

なんだこいつら?

「まぁ…はい」

「やっぱり、ミリアの最速撃破おめでとうございます」

「なんでそれを?」

「知らないんですか? ランキングは誰でも見られるように設定されているんですよ」

そうだったのか。

「それで僕たちのリーダーがあなたに興味があるようで」

「リーダー?」

「ええ、僕らは神山ギルドに所属している者で」

彼らがプロトデバイスを見せてくる。

ほう、確かにその神山ギルドとやらに所属しているようだ。

「ということで、僕らの本拠地についてきてもらえますか?」

スキル発動。プロビデンスの目。

三人のステータスとスキルを確認する。

当たり前だろうが下っ端ばっかりだな。

ステータスも低いしスキルも微妙だな。

まて、これで100回戦ったところでミリアに勝てるのか?

だとしたら逆に強い?

試すか。

「嫌だね」

「今なんて?」

「だから嫌だって言ってるんだよ」

「…ガキが、調子に乗りやがって」

もう丁寧語はやめたのか?

こいつらならちょっと挑発するだけでいいな。

「あんたらのリーダーが興味あっても俺は興味ないんだわ。そういうのわからないかな?」

「…容赦しねーぞ」

「本気出さなきゃ死ぬよ? 出しても勝てないだろうけど」

「クソガキが!」

“戦闘を開始します”

来たっ!

これだよこれ!

俺が求めてたのは、他プレイヤーからの勝利!

「地獄の番人の異名を持つ俺達三人の連携に驚くなよ! 行くぞ!」

「「おう!」」

三人だから地獄の番犬ってことか?

何をするのかは知らないが…

「「「スキル発動! 炎の―」」」

俺の勝ちだ!

「発動、火の生起(Lve.MAX+)」

“スキルを発動します“

ノズルモードは横拡散だ!

「「「ぐはっ!」」」

どうだ?

佐藤さんの形見の力は。

俺の炎は美しい音楽か、それとも甘いお菓子か?

にしても便利だなこれ…

“戦闘に勝利しました”

三人で仲良く写経でもしときな。

なんか、初対戦にしてはあっけなかったな…

ってかこんなのに時間を割いてる場合じゃねぇんだった!

早く霧の迷宮に行かないと!

俺は急いで迷宮の方向に走り出した。



「へぇスキルレベルもMAXか。本当に強いんだな」

地面には神山ギルドの三人が倒れている。

「あっちに走るってことは…霧の迷宮かな」

やっと…やっと僕の心を躍らせる強い奴が来た。

「次に会ったときは…ね、black君」


読んでくれてありがとうございました

ついにホースノズル使いました

まぁ敵が弱かったのでいまいち強さが伝わらなかったですが…

これからの活躍に期待です

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