戦え初ボス(5)
読んでくれてありがとうございます
22時に上げたかったのですがいろいろ考えてると間に合いませんでした
待ってくれている人がいたら申し訳ないです
“スキル発動、ロスト・ドゥームズデイ”
これは二十回目のスキル、ロスト・ドゥームズデイ。
ほんとうに腹が立つほど名前がかっこいい。
ドゥームズデイ、世界滅亡の日。
これに関しては対策が思いつかない。
一度受けたことがあるのは本当だ。
だが瞬殺されたので技がどんなのか見れなかった。
まずい。
とりあえず距離をとるしかない。
「スキル発動。火炎斬り・波(Lve.MAX)」
これで時間を稼げるか?
斬撃はミリアの近くにいった途端に跡形もなく消えた。
触れたものが消えるのか?
いやでも前は十分離れていたはずだが…
するとミリアの周囲に黒い霧が立ち始める。
その範囲は徐々に広がっていき霧が立った場所は何も残らない荒野となっていた。
これはまずいな。
俺がこのまま走り続けるのはいいが、勇者のところまで霧が到達するのはまずい。
どうすればいいんだ。
“black君、僕の心配はいい! そのまま逃げてくれ!”
勇者?
本当にいいのか?
でもあいつが言うなら俺は逃げるとしよう。
「わかった!」
いやほんとに頼むぞ!
お前が死んだら俺の努力は水の泡なんだ!
しばらく走っていると霧が一気に晴れた。
どうやら無事助かったらしい。
勇者の方を見る。
勇者は相変わらず技をため続けていた。
いったいどうやって耐えきったんだ?
よく見ると勇者の後ろの台地にはまだ草が生えている。
食い止めた?
だがどうやって?
まぁ後で聞いてみよう。
これで四分経過だ。
次で終わりだ。
“よくここまで粘ったわね。でもこれで終わりよ”
何でくるんだ?
“スキル発動。ベルセルク・フェニックス”
来たか、四十九回目のスキル。
ベルセルク・フェニックス。
ミリアは炎に包まれた。
そして炎は徐々に形を変えていく。
ミリアの背に炎の翼が生える。
それとともにミリアは炎の剣を手に持った。
俺の考える対策はこれだけだ。
「勇者! 妖精の粉を俺に貸してくれ!」
“妖精の粉? なんで君がそれを?”
「早く!」
“わかった。これだ!”
勇者から小さな袋を受け取る。
“勇者からアイテムを受け取ります”
妖精の粉
・入手難易度B
・一定時間自由自在に空を飛ぶことができる
やっぱり持ってると思ったぜ!
なんとなく持ってる気がしたんだよな!
さぁいくぞ!
“妖精の粉を使用します”
俺は剣を手に持つ。
さぁ最後の戦いだ。
“くらえ!”
ミリアが剣を振りかざす。
俺もすぐに反応し剣で受け流す。
くっ流石に重いな。
だが、俺は剣だけならお前にも負けないはずだ。
「次はこっちの番だな」
すかさず反撃に出る。
しかしこれもミリアには読まれており剣で止められる。
膠着状態が続くと思われた。
だが二人は申し合わせたわけでもなく空へ飛びあがった。
後ろに下がって勢いをつけて相手とぶつかる。
それを何度も繰り返す。
ミリアが必死になってきているのが俺にはわかる。
彼女はおそらくタイムリミットが近いことを悟っているのだろう。
だから俺に対して全力でぶつかっている。
俺も負けじと強くぶつかりに行く。
俺も、おそらくミリアも相手が崩れるまでこれを繰り返すだろう。
だってこれはそういう戦いなのだから。
“おりゃぁぁぁぁ!”
「ぐっ!」
ミリアのひときわ強い当たりで俺は後ろに飛ばされる。
体勢を崩されてしまった!
“スキル発動! ミゼラブル・ベリアル”
ミリアが剣を力強く振る。
防げるか?
いや無理だろう。
万全の状態でも正面からは受け止めきれない。
逃げるか?
俺はそれは違うと自分の中で思った。
この技を受け止めて倒さなければ意味がない。
相手の全力に打ち勝ってこそ本当の勝利がある。
剣を持つ手に自然と力がこもる。
これを受け止めて俺はお前に勝利して見せる!
そんなスキルを持っていたわけでもなく、使ったわけでもない。
だが俺の体は自然とその形をとっていた。
一の太刀。
ミリアの攻撃は俺の体に当たらなかった。
そして俺の剣先はミリアに届いた。
“そんなっ!?”
ミリアの神経を攻撃できたのか、彼女は剣を落とす。
だが今回は罠ではないことは明白だった。
「勇者!!」
“待たせたなっ!”
俺は素早く離れる。
“羅王天絶破!!!”
勇者の一撃は本当にすさまじい威力だった。
大地に一直線に線が入る。
雲は割れて太陽の光が差す。
文献なんていらない。
俺が目撃したから。
こいつだけは敵に回してはいけないって。
“ミリアの撃破に成功しました”
ついに…やったのか。
読んでくれてありがとうございました
ついに倒しました!
書いてる側も若干嬉しくなります
後一話で導入は終わりとなる予定です




