元勇者との特訓(1)
読んでくれてありがとうございます
昨日は投稿できなかったので本日は二回しようと思います
若隆景が負けてしまい悔しいところです
“そうじゃない! もっと腰を使うんだ!”
「わかりました!」
こうして俺は佐藤さんの弟子になり特訓していた。
て、まともな指導するんかい!
元勇者ってだけでこんな強いのか!?
俺はずっと佐藤さんと剣で斬りあっている。
アドバイスをもらいつつ、必死に戦っているがいまだ一太刀も浴びせられていない。
これでスキルを使っていないというのだから驚きだ。
そういやあっちの勇者はどうなんだろうか。
もしかしたらまだ全力を出していないのか?
“いいか! 相手の防御を崩せ! 正面からじゃない! もっといろんな方向からだ!”
「はい!」
て言ってもなぁ!!
あんたの剣術のレベル高すぎるだろ!!
俺の攻撃はすべてはじかれるか受け流されている。
これを崩すのは今の俺では無理だ。
俺に手があるとすれば一つ。
こいつは攻撃をしてこない!
なら、思い切り!
溜める!!
“なに、下がっただと?”
「うおぉぉぉ!」
防御ごと弾き飛ばしてくれる!
“…やるな、だが”
「クソッ!」
な!?
これも止めるか!
だがまだだ!
“なんだ?”
「おらぁぁ!」
もう一回!
さっきより強く!
「おぉぉぉぉぉ!」
もう一回!!
“まだ下がるか”
何度でも溜めてやる!
“それは…”
はっ!!
まずい!!
“俺が攻撃してこないからできるんだろ?”
避けろ!
「うわぁぁぁ!」
俺の目の前で剣が止まった。
“なんてな”
くそっやられた!
やっぱりこいつの方が一枚上手だったか。
“まぁ弱いがなかなか良かったんじゃないか”
「…強いですね」
“基礎ステータスも経験値も違うから当たり前だ”
こいつ、普通に言ってきやがる。
そんなことはわかってるんよ!
そりゃ一度は世界を救った勇者だからな!
世界に混乱を招いた犯罪者でもあるが!
「どうすれば強くなれるのでしょうか」
“まぁこのまま俺のもとで特訓をしろ。そうすれば基礎ステータスはそのうち上がる”
そのうちかぁ…
いやまぁ仕方ないだろうけど。
勇者物語は基本アイテムで強くなったじゃねぇか!
魔導石とか世界樹の木の実とか!
このゲームにはないのか!!
“だが、もっと早いパワーアップ方法はいくつかあるさ”
きたきた!
そういうの待ってたよ!!
「それはなんですか?」
“…いや、それをするには最低限のステータスをつけなければいけない”
なるほど。
そりゃ理にかなってるか。
とにかく今はここで頑張るしかないってことか。
“そうだ、スキルの練習でもするか?”
スキルの練習?
何をするんだ?
まさかレベル上げができるのか!?
流石元勇者といったところか。
“スキル発動、リプロダクション”
何をする気だ?
“ほーん、火の生起と火炎斬りねぇ”
な!?
なんで俺のスキルを!!
“じゃぁ火の生起でいいや”
何を言って!
“あなたの火の生起は勇者佐藤にコピーされます”
コピー!?
“よし、スキル発動! 火の生起(Lve.MAX+)”
まてまてまて!
そんな至近距離でやるな!!
あっつ!!
“HPがなくなりました”
読んでくれてありがとうございました
これからも頑張っていきます!
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