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昼休み!!私のお耳をジャックだ!!!!!

作者: 銘奏的子

先生ェ!ウォークマンの持ち込みを許してください!!

こまくを初音ミクさんに攻めてもらえば

寝たふりも早退も要りません

がんばれますから


私はとびきり敏感なんです!!感じちゃうんです


それはおうちの私の部屋なら

イヤホンづたいの電子の吐息がいろんなうぶ毛を

あつあつたこ焼きのかつおぶしにして


劣等ティーンズの染めた教室なら

模試と韓流スターに色めく男子のイエローヴォイスが

暇にまして咲かんとする百合妄想すら刈り尽くして

男性アイドル今昔など聴いてないのに聞こえるのです

あいにく私は隣国できらめときめく芸能人の

若くてフレッシュでおいしそう(?)な肉体美に

10億分の1ラジアンさえの興味もありません

ありませんのに耐えられないです


そういや私は同世代の雑談が耳に入ると

発狂しそうになる萌え要素があるので

それは投球練習してみたって

ゴロしか投げれず今すぐ退部したくなるので

この教室並みに散らかった妬心と音楽性の違いから

震わす空気を共有するのが

肌と元ピュアな童心を荒らすのでもうだめなんです


彼らの笑い声は大きくて

性格の悪い霊長類に馬鹿にされてる気分になります

私だって素敵なボカロ曲が聞ければ笑えますから

ノリでふざける機会の数に反比例して

誰より真面目にやってきたはず

進学就職人生展望の上なら

ほんのちょっとのフライングだから

この教室でひとりになんてなりたくないです

イヤホン付きのウォークマンで

私の昼休みもジャックして!!


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