なろうで二作書き終えた初心者が思うこと
なろう世界に入って、およそ一年が過ぎました。
殺伐とした弱肉強食の世界を予想して、メンタルも鍛え万全の準備と覚悟で挑みましたが、今のところ拍子抜けするほど優しい世界で安心しました。やり取りをさせて頂いた方々には、感謝、感謝です。
ただ書いた作品のレベルはまだまだで、これから芽が出て大輪の花を咲かせるのか、それとも種のまま朽ちるのか分かりません。ですが、やってみると意外に面白く、これからも書いていこうと思います。
二作書き終えひと区切りもついたので、この一年で感じたことを、書き留めたいと思います。初心者の人達には役立つ……かも知れません。
<投稿してみましょう!>
むかし小説家になりたいと思っていた方、アイディアはあるけど大まかにしか書いてない方、書き溜めたファイルがパソコンに眠ってるかと思います(自分もそうでした)。
まだ設定もしっかりしてないし、とか思って投稿を控えているなら、ここのエディタに入れて、まず書いてみることをお勧めします。PCのワ○ドや一○郎で書いているよりも、軽くて書きやすいです。ネットで自分の書いた文を読むと、これ、いけそう?と勘違いもしやすくなります。
そして少しでも形になったら、取りあえず投稿してみましょう。PVが全くない、ことはありません。自分は某マンガで初めてPVを知ってビビったのですが、実際は初投稿でもそれなりに読んでもらえました。PVが1増えれば、どこかで誰かが自分の作品を読んでくれているのです。
<投稿すればポイント溜まる。そう思っていた時期が自分にもありました>
これは執筆する方それぞれにある悩みと思いますが、一人で書いて投稿しても、大抵ポイントは0のままです。ランキングをみると毎日凄まじいポイントが入る作品を目にして心砕けるかも知れませんが、慌てる必要はありません。
考えれば分かりますが、単独で入った世界ならば、自分は何者でもない存在です。自分(作品)を知ってもらえなければ、何も始まりません。だから作品を読んでもらう為に、営業努力は必要です。タイトルやあらすじを練る、読まれやすい作風にする、Twitterで広める……戦略は色々あり、他のエッセイでも書かれているようにそれぞれ効果があります。
自分が最初にやったのは、勝手に面白そうな作家の方をお気に入り登録することでした。そもそも、これが何なのか分からず押してみただけです。すると後日、相手も逆お気に入りに加えブクマも頂き、やり取りもさせてもらえて、大変嬉しかったです。
その後試しにエッセイを書いたところ、ありがたいことに反響を頂き、相互お気に入り登録もさせていただきました。面白い作品に簡単な感想を書いたら返事をもらえ、ここで読んだり書いたり活動する方々との交流が増えて、モチベーションも上がりました。
現実世界の自分は社交的とは言えないのですが、『情は人の為ならず』という事で受けた恩は他の方に伝えていきたいと思ってます。実は書く事に真摯に向き合う方々との交流は人生初めてなもので、どれも良い体験です。気に入った作品には感想も書くように心がけていますが、稚拙なものしか書けずありがた迷惑だったら、すいません。
とにかく頑張って作品を書いて活動すれば、その過程で確実に評価はもらえます。
評価がなくても悲観的にならず、色々試すことをお勧めします。
<投稿時間は大事かも>
初期は何も反応が無かったらどうしよう、と怖くて定時投稿してこっそり覗きにきていました。ですが二作目では投稿時間とPVの関係を調べたかったので、即時投稿にしました。一作目の経験からある程度読んでくれる人がいると、安心できたこともあります。
やってみると、定時に較べて反応が良かった印象があります。少し時間をずらすと目立つ利点は、やはりあるのかも知れません。
投稿時間も変えました。二作目の最初は一日三回投稿したり、その後も時間帯を変えたり。定刻での投稿を待って読んで下さる方には悪いと思いつつ、変えてみました。駆け出しのアマチュア作家ですから、色んな時間に顔を出し、営業するしか無い事情も察していただければ幸いです。
そうすると、やはりPVは上がったように思います。特に何時もと違う時間帯で投稿すると、初めて読んで下さる方がいるようでPVがぐんと上がる時がありました。
自分の感触ですが、平日なら朝8時前後と夕方5時過ぎが、一番読まれる時間帯に感じます。前作ではその時間帯は投稿数が多いから敬遠していたのですが、読んで下さる方も多いのでPVも増えやすく、初心者の方はこの時間帯が良いのかも知れません。ただ夕方5時の定時投稿は多く、その前はお勧めしません。一度やったらあっという間に最初のページから消え去りました。
<早く書けるようになった>
稚拙な文で恥ずかしい限りですが、二作目はかなり即興で書き進めたので書くスピードも早くなったと(自分では)思います。ただ色んな場面を書くのは思ったより簡単では無く、未だ未だ勉強が必要だと痛感です。特にキャラクター作りが鍵ですね。次作はもっと設定をしっかり作って精進します。
<良作との出会い方>
もともと読む方が好きだったから,投稿がてら色々作品も読んでいます。玉石混淆から宝を拾うのは性格的に大好きなので、注目していた作品や作家が人気になると、我が事のように嬉しいです。
一年ほど読んで感じた傾向ですが、書籍化されている作家の方は、完結を目指すと言うより、読者の反応をみて人気の出た作品を書き続ける印象があります。書籍化を考えれば合理的なのでしょうが、その分読んでいた作品の人気が無いと更新がかなり遅くなる時もあり、そこは割り切るべきかもしれません。
良作に会う為に、ランキングやワード検索など、色々試しました。
結論として良い作品に会うのは『偶然』かなと思っています。身も蓋もなくてすいません。
なろうの新着短編小説や完結した小説の欄を時々のぞいて面白そうなタイトルを読んだり、好きなジャンルを検索して読んだりします。正直、何となく読み進めたら、予想外に面白い時も多いです。なので良作を見つける為の定型した手段はない、というのが今の結論です。
ただ、他の方も指摘するようにタイトルとあらすじは大事に思います。読者の立場では長過ぎるあらすじを敬遠するのも事実で、自分が書くときも意識しようと思います。
拙文失礼致しました。ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
完全に個人的な内容で恐縮ですが、何か参考になる内容が一つでもあれば、嬉しく思います。