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第2話 我が子はシロム

―――――そして今日もまた『シーズ村』に男の子が生まれた。


父は人族(戦士)で、母は獣族(賢者・青色)

ハーフの子供になる。


父の家は代々、きこりの名家として継がれてきたため、男の子が生まれれば、

ジョブがたとえ魔法使いでもきこりにさせると話し合っていたので父は大変喜んだ。

無事うまれたこともあり、そりゃ涙を流して喜んでいた。


母も同じく、我が子をみて涙を流していた。


生まれた男の子は丸みをがかった耳をしており、人族の血が濃いことがすぐにわかる。

髪も人族、目の色も黒色でだった。

一応、人族の目ですと断言されたと言っておこう。

ほぼほぼ人族に近いハーフということ言われた。


名前はシロムと名付けられ、3ヵ月後には寝返りをうつようになり、

1歳になるまでには歩くようになり、言葉も少しだが理解できるようになった。


母は順調に育っている我が子をみるだけで幸せいっぱいのような感じで、

とたえ友人がいてもお構いなしに、

「シロムは大きくなったらママと結婚しようねー」と話かけるほどだ。

父も負けてられないといわんばかりに、

「大きくなったらパパと結婚しようねー」と張り合う。

親ばかだ。

溺愛され、こんな感じの親ばか環境で順調にそだっていき、

5歳になるシロムに「はずかしいからもうやめて」といわれるまで溺愛ぶりは続いた。


「時間が経つのはあっという間だなぁ」

とシロムの父『クロム』が見つめる。


「そうね、そろそろジョブ検査が始まる時期だね。」

とシロムの母「シュシュ」が頷く。


5歳にもなると一通りの会話もでき、大人に近い体付きになろうと成長する。

身長はまだ130センチくらいなのだが、わかりやすくいうと6歳で女性は生理がはじまる年齢。

大人の第一歩ということなのか、まだ解明されていないが、5歳をすぎるとジョブが確認できるようになる。

レアジョブを早期発見し、特化した知識を学ばせる必要があるため、

例外なく必ずジョブ検査が決まった時期に行われる。


「ジョブ調査をします。対象者は速やかに決められた場所に集合してください。」



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追記

4/18 母シュシュのジョブが抜けていたので「賢者」を追加。

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