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第86話 悲歎の姫君

何奴(なにやつ)っ!」


 ロイガンは(そば)にいた渡良瀬(わたらせ)を乱暴に自分の背後へ押しやると。

 風を切り裂く音と共に、腰に携えていた二本の大刀のうち一刀を豪快に抜き放った。


「ーー!」


 そのロイガンの気勢が気つけとなり、サリカもメイド服の中に仕込んでいたであろう短剣を素早く取り出し、すぐさま臨戦態勢をとる。


(ぞく)か!」


「……」


 ロイガンとサリカは突如現れた『人間種』の青年に視線を固定し。じりっ、じりっと間合いを計りながら()り足で包囲の輪を形成する。

 しかし。


「驚かせてしまってすまない」


 張り詰めた空気の中、その青年が最初に発した言葉は、意外にもロイガンとサリカに対して謝罪の意を伝えるものであった。

 剥き出しの警戒心を自分に向けるロイガンとサリカを見て、青年は続ける。


「俺の名は花村(はなむら)(てん)。簡潔に言えば、シャロンヌ殿の戦友(せんゆう)だ」


「「ッ‼︎」」


 瞬間、ロイガンとサリカは大きく目を見開く。二人の瞳に驚愕の色が満ちた。

 だがそれは、花村天と名乗るその男が告げた真実に衝撃を受けた(ため)ではない。


「あ、あやつはどこへ()った⁉︎」


「そんな……確かに今までそこに……」


 今まさにロイガンとサリカの目の前で喋っていたはずの彼が、忽然(こつぜん)とその場から()えてしまったのだ。


「ーー今は一刻(いっこく)(あらそ)う。悪いが事情聴取は後にしてくれ」


 そして次に天の声が聞こえてきたのは、洞窟の入り口ーーロイガンとサリカの背後からだった。


「なっ!」


「っ……⁉︎」


 振り向くと同時にロイガンとサリカは絶句する。


「い、いつ移動したんだ?」


 同様に、ロイガンの後ろにいた渡良瀬も唖然とした顔で(ふち)なしの眼鏡を持ち上げた。


 皆が皆、片時も天から目を離していなかった。それどころか、ロイガンとサリカに限っては(まばた)きすらも捨てて天を警戒していたーー


「エレーゼ殿はこの中だな」


 にも(かかわ)らず、天はロイガンとサリカの包囲網を易々と突破したのだ。


()たんかっ!」


 この辺りは潜り抜けてきた修羅場の数の差だろう。その場にいた天を除く三者の中で、唯一ロイガンだけが硬直した身体を一瞬で再起動させ、猛然と天の背中に斬りつける。


「エレーゼ様には、何人(なんびと)たりとも近づけさせんぞ‼︎」


(はや)まるな、ロイガン!」


 不意に耳の奥を叩いたその声に、ロイガンの体は今度こそ完全に制止した。


「その御仁(ごじん)は、我々の味方(みかた)だ」


 聞き覚えのある気品に満ちた凛とした女性の声音。振り返れば、そこにいたのはロイガンが見間違えようはずもない人物ーー


「「シャロンヌ様!」」


 月明かりを背に立っていた彼女を視界に入れた瞬間、ロイガンとサリカの顔から瞬く間に険しさが剥がれ落ちた。


「よくぞ、よくぞお戻りくだされた……!」


「ああ……シャロンヌ様……」


「話は後だ!」


 感極まった表情で自分に歩み寄ろうとした家来たちを一喝し、シャロンヌは他のものには目もくれず、小さな松明(たいまつ)の炎が照らす洞窟の奥を見据えて走る。


「天殿! エレーゼの寝室はその洞窟の最深部にある!」


「了解した」


 天はシャロンヌの声に従い、洞窟の中へと足を踏み入れる。

 シャロンヌもそれに続いた。


「待っていろエレーゼ! このシャロンヌが、今すぐお前のもとに行く‼︎」


 シャロンヌの魂の叫びが洞窟内に木霊する。

 エレーゼへの想いを込めた言霊(メッセージ)が完全に聞こえなくなる前に、天とシャロンヌの姿はあっという間に洞窟の奥へ消えていった。


「……い、いかん!」


 数秒の()をあけ、天とシャロンヌの背中を呆然と見送っていたロイガンが、ハッとしたようにサリカの方へ顔を向ける。


「シャロンヌ様もあの男も、まだ“呪毒防壁”をその()(ほどこ)しておらぬぞっ」


「!」


 ロイガンの言葉に、サリカもハッとした表情を浮かべる。

 というのも、エレーゼの周囲には(つね)に『奴隷の首輪』から(しょう)じた“瘴気”が蔓延(まんえん)している。年々その濃度は薄れていっているものの、それ自体が完全に消失することはない。十年以上経った今猶(いまなお)、首輪から生成された瘴気がエレーゼを(むしば)み続けているのだ。

 なので、彼女に直接(ちょくせつ)()うとなれば、それなりの準備が必要になる。


 サリカは右手に持っていた短剣をいつの間にか片付け、代わりに(ふだ)のような細長い紙切れを袖口から取り出した。


「すぐに術式の用意を」


「サリカ。儂にも『解毒の呪符』を一枚よこせ! あの男の分は儂がなんとかする!」


「心配ご無用なのです」


 慌てふためくサリカとロイガンの背後から、またも見知らぬ第三者の登場を告げる声が。

 反射的に二人が後ろを振り返ると、


「天兄は(もと)からなのですが、あたし(たち)にも『もう』瘴気の類いは()かないのです」


 そこに待ち構えていたのは、利発そうな風貌ながらもどこか親しみ深い愛嬌を感じさせるーー若い犬の獣人娘だった。




 ◇◇◇




「ふぅ……」


 アリスの額から(かざ)していた手を静かに退けると、アクリアは身じろぎもせず眠り続ける腹違いの妹にそっと毛布をかぶせ、その隣で寝ているアリスの付き人の寝汗をハンドタオルで丁寧に拭き取りーーそこでようやく一息ついた。


「……そろそろ()いた頃でしょうか」


 そう呟きながらアクリアは思った……本当に自分(じぶん)同行(どうこう)しなくて()かったのだうか、と。


『カイトとアクは、本部に(のこ)ってアリス姫の身辺警護を頼む』


 普通に考えればこの天の判断は正しい。自動的に天とシャロンヌがアリスの護衛班から抜けてしまう以上、自分とカイトが後を任されるのは当然の流れだ。

 加えてアクリアは救命救護のエキスパート。

 いざという時の為、自分がアリスのそばから離れられない事など、アクリア自身が一番よく理解していた。

 だが、それでも、『レベルフォーの回復魔技』を使える自分がエレーゼのもとに行かなくて本当に大丈夫だったのか? アクリアはそう思わずにはいられなかった。


「天様にも何かお考えがあるのでしょうが……」


 それ以上の不安は口には出さずに全て飲み込み、アクリアは大きなため息と共に天井を仰ぎ見る。


 ーー自分は(つめ)たい女かもしれない。


 アクリアはそう思った。

 未だ呪術の効力から目を覚ませずにいる血の繋がった妹よりも、仲間(シャロンヌ)の妹のことを想い、心配している自分に、アクリアは内心呆れてしまう。


 ーーけれど、そんな自分が間違っているとも思わなかった。


 応接室の高い天井を眺めながら、アクリアはふと昔ある人から言われた言葉を思い出す。それはまだアクリアが駆け出しの冒険士だった頃に、彼女が先輩の冒険士から聞かされた教訓のようなものだったーー


『なあ、俺たち冒険士がこの仕事をやってて一番良かったと思う瞬間って、何時(いつ)だが()かるか?』


 その時は「分かりません」と答えた気がする。


人様(ひとさま)を笑顔にした時? 依頼の報酬を受け取った時? 違う違う。そういうお決まりのやつじゃねえんだ』


 先輩の冒険士が屈託のない笑みを浮かべてそれを語っていた事だけは覚えている。


『俺たち冒険士が一番この仕事をやってて良かったなって感じる時はな? 目的を達成したまさにその時、それまで苦楽(くらく)(とも)にした自分の仲間達と喜びを分かち合う瞬間よ! こいつの充実感に比べりゃ、あとの事なんざ正直どうでもよくなっちまう』


 不謹慎な事を言う人だなと思った。

 当時の自分は、たとえそれが同僚同士のたわいない話の一つだったとしても、先輩の冒険士が言ったその言葉を素直に受け入れる気にはなれなかった。


 ーー今なら分かる。彼が言った事の意味が。

 ーー世の中には、()()ながりよりも(つよ)(きずな)が確かに存在する。


 事実、十年ぶりに会ったーー相手は気を失ったままだがーー(アリス)と間近で接していても、自分でも驚くほど感動が無い。

 逆にシャロンヌから(エレーゼ)の事情を聞かされた時は、まるで自分の身内の話をされたかのように胸が張り裂けそうになった。


 ーーアリスを救出できた事よりも、アリスを助け出そうと天やリナやシャロンヌが必死になってくれた事の方が嬉しかった。


 ーーアリスが『奴隷の首輪』から解放された瞬間、真っ先に頭に思い浮かんだのはマリーの顔だった。


 会長室でカイトがナイスンやサズナに対し剣を抜いたあの時も、『超聴覚』で聞き耳を立てていたアクリアは、躊躇(ためら)わずにレベルスリーの攻撃魔技の生成を始めていた。いつでも仲間(カイト)の加勢に入れるように。


「ふふふ」


 つい笑みを吐き出すアクリア。

 自分は思った以上に『人でなし』かもしれない。そんな事を考えながら、アクリアは心の中で嘆息した。


 ーーそれもいいか。


 冒険士なんざやってる奴は、大概が変わり者の自由人だ。これもその先輩冒険士の持論(じろん)であった。


 少し前までのアクリアは完全に否定(ひてい)派だったが、今の彼女はどちらかといえば肯定(こうてい)派と言えるだろう。





 ◇◇◇




 結構長い洞窟だ。

 湿り気を帯びた空洞を歩きながら、リナはそう感じた。


 天とシャロンヌが一足先にエレーゼのもとへ向かった後、リナはロイガンとサリカ、ついでに渡良瀬にも簡易的な事情説明を行い。

 彼等三人を洞窟の入り口に待たせ。

 自分も洞窟の中に入った。


「思ったよりも中は入り組んでるの」


 今度はそれを口に出して、認識の確認を済ませると。

 リナは天とシャロンヌの(にお)いを辿(たど)り。瞬時に正しいルートを導き出し。軽快な足取りで洞窟の奥へと歩を進める。

 ただ軽快といっても、洞窟内を移動するリナの歩行速度は先に行った二者ーー天とシャロンヌとは比較にならないほどゆっくりとしたものだった。それでも一般の人型とは比べようもない進度(ペース)だが。


 別に(いそ)いでいない訳じゃない。

 ましてやエレーゼの容態を軽視している訳では、決してない。


 ただ、もう自分の役割(やくわり)()たしたという事実をリナは正確に受け止めていた。

 もし、まだ自分に出来ることがあるとすれば、それは天とシャロンヌの邪魔(じゃま)にならないよう立ち回ること。リナはそう理解していた。


「あとは天兄を信じるだけなの」


 リナは祈るような面持ちで洞窟の奥に目をやる。

 と、その時ーーカンッ! という金属をはじくような音が洞窟内に響いた。


「!」


 途端にリナは()()した。興奮と(よろこ)びが入り混じった顔で。今にも転びそうなほど前傾姿勢になって。


 ーー天がやってくれたんだ。


 リナはすぐに気づいた。その乾いた金属音が、天が『奴隷の首輪』を破壊(はかい)した合図(シグナル)だと。


「はあ、はあっ……!」


 リナは全力で走った。ぬかるんだ岩道に何度も転びそうになりながら。ただひたすらに。

 もう自分に出来ることはないかもしれない。それに走らずとも、目的地はもうすぐそこだ。


 ーーだが、そんな事はこの際どうでもいい。


 人は時として理屈(りくつ)よりも自らの欲求で動く生き物だ。高い知性を持ち合理性を(とうと)ぶ彼女もそれは変わらないらしい。

 リナは衝動(しょうどう)()られるまま、前方に見える白いカーテンで仕切られている部屋まで走り寄ると。そのまま薄いカーテンの扉を開け、躊躇(ちゅうちょ)せずに中へ入った。


「っ……!」


 次の瞬間、リナは思わず悲鳴(ひめい)をかみ殺したような声を発する。

 その部屋に充満する鼻を刺すような異臭すら、今のリナの意識には届いていなかった。それほど、リナがそこで目にした光景ーーベットに横たわるその人物の()(よう)は、壮絶(そうぜつ)なものであった……


「…………………………」


 まるで老婆(ろうば)のような老いさらばえた外見。肉と呼べる部分が全くと言っていいほど見当たらない骨と皮だけの体。髪もそのほとんどが抜け落ち、辛うじて残った毛髪も色素などとうの昔に失われているであろう霞んだ白髪(はくはつ)をしていた。


「これが俺の妹……エレーゼだ」


 リナの心情を読み取るように、シャロンヌは悲しみと無念さを押し殺した声でそう告げる。

 思わずリナは声を失う。


「……、……」


 リナは表情が抜け落ちた顔で、ただただ呆然と彼女たち姉妹を眺めていた。

 この時、ようやくリナはシャロンヌが抱えているものーーその(きず)の深さと生々しさを知り得た気がした。


「……リナ、頼みがある」


 意識のないエレーゼを抱き起こし、シャロンヌは悲哀に満ちた眼差しを彼女に向けたままリナに声を掛ける。


「エレーゼの主治医とサリカ……メイド服を着ていた女の方を呼んできてくれないか」


「りょ、了解なのですっ」


 喉に詰まらせていた肉声を懸命に捻り出しながら、リナはシャロンヌの言葉と共に(きびす)を返した。


「すぐに二人をここに呼んでくるの!」


「頼む。俺とその者たちで、これからエレーゼに出来得る限りの再生処置を施す」


「それでは駄目(だめ)だ」


 重々しい声が、シャロンヌとリナの行動を抑止する。


 シャロンヌとはベットを挟んで反対側に立っていた天が、身をかがめ憔悴(しょうすい)しきったエレーゼを目視しながら、淡白(たんぱく)に告げた。


「見た目の衰弱(すいじゃく)具合もそうだが、何より内臓の損傷が酷すぎる。仮に今、命を(つな)いだとしても。このままいけば数日の内にエレーゼ殿は(いのち)()とすだろう」


「そ、そんなことは!」


「あくまで、『このままでは』の話だがなーー」


 シャロンヌの抗議の声を押し取るようにそう言うと、天は手に持っていた『奴隷の首輪』の残骸を投げ捨て。ズボンの後ろポケットからスカイブルーの『ドバイザー』を取り出した。

 シャロンヌは今にも泣き出しそうな顔を天に向けていた。

 そんな彼女を真正面から直視し、天は言った。


「シャロンヌ殿。どうかこれから俺がおこなう身勝手で傲慢(ごうまん)な“エゴ”を、(ゆる)してほしい」


 と。

 天の左手に握られたドバイザーから神々しい光が溢れ出す。

 (まばゆ)金色(こんじき)の粒子は、あっという間に部屋全体を覆い尽くした。そしてその光の流星群は、瞬く間に天の右手のひらに収束し、一箇の光の玉と()った。


「生命を司りし一柱“フィナ”の(めい)(もと)。かの者が眷属ーー花村天の名において、ここに『神具(じんぐ)』の使用を許諾(きょだく)する」


 天が呪文のような文言を唱え終えた瞬間、彼の右手に生成された光の玉は、より一層その輝きを強めた。


 《神具・生命(せいめい)(たま)》発動。


 紡がれた神の言霊に合わせ、天はシャロンヌの腕の中で眠るエレーゼの額に光の玉を押し当てた。

 次の瞬間、エレーゼの全身が光の渦に包まれる。

 (きら)めく閃光。

 だがその光に目が(くら)むような攻撃性はない。

 温かく、どこまでも優しい光。

 その光を、シャロンヌとリナは知っていた。

 それは(まさ)しく、彼女達が神界で三柱に謁見した際に目にしたーー(かみ)後光(ごこう)に他ならない。


「ぅ……ん……」


 変化はすぐに訪れた。

 シャロンヌの腕に抱かれていたエレーゼの口から、(かす)かだが、(たし)かに(こえ)()れたのだ。


 ーー(いな)、声だけではない。


 たった今まで見るも無残だったエレーゼの姿が、見る見るうちに(つや)を帯び、(わか)さを取り戻していく。

 ほとんど残っていなかった頭髪も、一瞬のうちに大抵の髪型は試せそうなほど伸び、生え揃う。

 髪色も色彩(しきさい)の失われた白から、姉のシャロンヌと同じアメジストのような美しい紫へと変化した。


 ーーそれはまさに奇跡(きせき)のような光景だった。


 そこにはもう痩せ細ろえた老婆のような娘はいなかった。

 そこにいたのは、シャロンヌに勝るとも劣らないーー見目麗しい可憐な姫君であった。


「……これは……(ゆめ)……なのか……?」


 シャロンヌは呆然と呟きながら、意味もなく辺りを見回す。今の彼女は、言葉通り夢と現実の区別がつかなくなっているのだろう。


 ただーー

 それでもーー


「…………ん、ん」


「あぁ、エレーゼ……エレーゼ……」


 シャロンヌの瞳から涙がとめどなくあふれて落ちる。いま自分の腕の中にある妹の(ぬく)もりだけは、シャロンヌにとって唯一確かなものなのだろう。


「……そういうことなのですか」


 納得したようにそう呟いたのはリナ。達観した視野でこの部屋で起こった一連の出来事(できごと)()ていた彼女は、天の真意を瞬時に見抜いた。


 どうして天は、前もってシャロンヌや自分達にその『生命の玉』の存在を教えてくれなかったのか。


 ーーシャロンヌの性格を考慮し、なるべく彼女に()(つか)わせたくなかったから。


 何故、天は『生命の玉』を使用するにあたってシャロンヌに(ゆる)しを()うたのか。


 ーー彼の中では、人が許可(きょか)なく他人を救おうとする行為はそれ自体が傲慢(ごうまん)だと認知しているから。


 少しでもシャロンヌに自責の念を与えない為に。

 仲間としてそれを恩に着せない為に。

 天は直前までその事を誰にも告げなかったのだろう。


 以上の事を踏まえて、リナが天に対し(いだ)いた印象、評価はーー


 実に単純明快(シンプル)なものであった。


「やっぱり天兄は最高(さいこう)なの!」



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