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第83話 魔技英展

 その一報がシストのもとへ届いたのは、天が冒険士協会本部を出てから、公約(こうやく)通り『10分も()たぬうちに』だった。


「会長。たった今、Cランク冒険士の六条(ろくじょう)スガルから連絡が入りました」


「それで……?」


「『オークキング』の件は自分達の見間違(みまちが)いーー誤認(ごにん)とのことです」


 マリーがにこやかな顔でそう告げると、シストは血が沸き立ったような形相でカッと目を見開き、まるで熱狂する観客の如く歓喜の声を上げた。


「素晴らしい! 有言実行(ゆうげんじっこう)とはまさにこのことなのだよ!」


「本当ですね」


 マリーはうっとりとした表情と口調で、シストの言葉に同意した。


「ーーん?」


 熱情(ねつじょう)()られていたのもほんの束の間、マリーの知らせからワンテンポ遅れて、シストはある違和感を覚える。


「六条君から通達があったのかね? (てん)君ではなくて?」


「はい。『オークキング』出現時と同様、六条スガル本人から私のドバイザーに連絡が入りました」


「ふむ……」


 シストは怪訝そうに眉をひそめる。

 眼鏡の奥の目を細めて、マリーは言った。


「これは私の推測なのですが、あの場に居合わせたスガルとミンリィへの配慮(はいりょ)ではないでしょうか。天さんは、現場(げんば)苦労(くろう)()かる(かた)ですから」


「!」


 ハッと体を硬直させるシスト。マリーが一体何を言いたいのか、シストには瞬時に伝わっていた。


「……(しか)り。儂もつい軽々しく口にしてしまったが、彼らにとっては、それこそ命懸けで届けた情報だろう。それを安直に改竄(かいざん)するなど、彼ら現場で働く者の尊厳(そんげん)冒涜(ぼうとく)する行為に他ならん。少々、思慮が浅かったかもしれんな」


「天さんもそう思ったからこそ、スガルに直接頼んだのだと思いますわ」


 マリーは大きく頷き、確信に満ちた目をシストに向ける。


「他人に真実を()()げられるより、自分自身で真実を()()えた方が、まだ二人も納得できるでしょうから」


「……マリー。後日、六条スガルとミンリィの両名をここに呼んでもらえるかね」


 マリーの視線に応えるよう、シストは小さく頷き返して、


「二人には正式に謝罪した後、儂個人から正当な報酬を六条君とミンリィ君に支払わせてもらうのだよ」


「その事なんですが、おそらく、もうその必要はないと思いますわ」


「?」


 どこか楽しげに「必要ない」と答えたマリーを見て、シストはそれまでの強張った表情を崩し、訝しげに眉を寄せた。

 やや含みのある言い回しで、マリーは告げる。


「ミンリィの方はどうか分かりませんが、今回の(しめ)()わせの件について、当事者のもう一方である六条スガルはとても前向(まえむ)きなようでしたから」


「というと?」


「これも私の(かん)なのですが、二人には(すで)(なん)らかの利益(りえき)が約束されているのかもしれません」


「それは、天君が六条君とミンリィ君に報酬を支払うということかね」


 シストの考えを肯定するように、マリーは丁寧に会釈する。


「スガルのあの(はしゃ)ぎようから察すると、天さんは破格の補償(ほしょう)をあの子達に提示したのだと思われます。例えばですが、今回討伐した『オークキング』を魔石製造する折に、出来上がった魔石を三人で均等(きんとう)()けるよう確約(かくやく)した、とか」


「それはまた豪気(ごうき)な」


 シストは思わず破顔した。天なら十分あり得る、と。

 現時点では、マリーの()みは単なる思いつきであり、憶測の域を出るものではない。だがそれでも、シストにとって大いに納得できるものだった。


「しかしながら、あのような状況下で現場のケアも忘れぬとは、彼の有能ぶりには流石の儂も舌を巻いてしまうのだよ」


「うふふ、私もあらためて()(なお)してしまいましたわ」


 ほんのり(ほほ)()めてそう言ったマリーを見て、シストは穏やかに微笑む。共感こそすれ、シストは自然と口から出たのであろうマリーのその(おも)いを、軽い気持ちで茶化そうとは思わなかった。



「ーーおお、そうだった!」


 何かを思い出したように、シストが座っていた重役机から勢いよく立ち上がる。


「天君が『オークキング』を倒した事を、カイト君やアクリア君達にも早く伝えねばならんな!」


 そう言うなり、シストは軽快な足取りで会長室を後にしようとした。がーー


「その必要もありません……」


 浮き足立つシストを制止したのは、複雑そうな表情を浮かべるマリーだった。


「カイトとアクリアは、もうこの事を()っていますわ。より厳密(げんみつ)に言えば、あの子達の方が(さき)にその事を私に(おし)えてくれました。そろそろ天さんから連絡が入ると思う、と」


「? どういう事かね?」


「カイトもアクリアも『レベルが()がった』そうです。天さんが本部を出てから、五分ほどして」


「………………」


 扉の前で立ち尽くしたシストの顔は、不完全燃焼そのものだった。おそらく、自分(じぶん)(くち)から皆に伝えたかったのだろう。その興奮と感動を分かち合うために。


「……まだシャロンヌとリナ君が残っておる」


 それでも諦めきれぬとばかりに反論を試みるシストを、


「シャロンヌさんはともかく、リナさんもカイトやアクリアと(おな)理由(りゆう)で、とっくに(つた)わってると思いますわ」


 マリーはバッサリ切り捨てた。


「それにまだ最終的な目的は達成されておりません。あまりワイワイ騒ぐのは不謹慎ですわ」


「ぐぬっ」


 敏腕秘書のとどめの一撃に、シストが(ひる)んだ。もう男に許された選択肢は『(だま)る』一択のみ。


 結局、シャロンヌとリナへの報告もマリーに一任された。




 ◇◇◇




 辺りは暗く、動力車のフロントガラスから見える外の景色は代わり映えのしないものだった。


「あとどのくらい()かりそうだ?」


「このペースでいけば、あと三十分弱ってところなのです」


 リナは天の問いかけに間を置かずに答える。彼女にとって、慣れない車で視界不良の山道を走る程度(ていど)では、思考力低下の材料にはなり得ないようだ。


「ーーって言っても動力車で行ける場所までってだけで、最終目的地まであとどれぐらいあるのかは、あたしにもさっぱりなの」


「そうか」


 天は顎に手を添え、付け加えられたリナの意見にもっともだ、という反応を示す。


「シャロンヌ殿」


 そしてすぐさま、天は回答者を自分の真後ろに座っているシャロンヌに移した。


「動力車を降りてからエレーゼ殿がいる集落まではどの程度でいける。シャロンヌ殿の足を基準にしてくれて構わない」


「おおよそだが、全力で走って三十分ほどで着く」


 こちらも即答だった。おそらく前もって答えを用意していたのだろう。

 言うまでもなく、今この場でその事について一番神経質になっているのは、他でもない彼女自身である。


「なら、両方合わせて丁度あと一時間ってところか」


「そういう事になる」


 バックミラーに映ったシャロンヌの顔は真剣そのものだった。

 天は、バックミラー越しにシャロンヌの目を見返しながら言う。


「仮にだが、シャロンヌ殿がありとあらゆる移動手段を使ったとして。あの位置(いち)から目的の地まで、通常どのくらいの時間で辿り着くことができる」


「六時間……いや、少なく見積もっても七時間は掛かるはずだっ」


 シャロンヌは語気を強めてそう主張した。それは天の質問に答えたというより、自らの願望(がんぼう)を口にしている風に感じられる。


 『(いま)ならまだ()()う』


 それは天達が神域を出る際に三柱から告げられたーー文字通り(かみ)啓示(けいじ)

 シャロンヌはこの言葉の意味を正確に理解すると同時に、たった今天に質問されたことを、己自身でも幾度となく頭の中でシミュレートしていた。『ランド王国』と『ソシスト共和国』の国境(くにざかい)から、エレーゼの待つソシスト最西端の山間部までの最短ルートの解析と、自分がそれに要するであろう移動時間を、ただ只管(ひたすら)に。


「最初の地点から冒険士協会本部まで四時間弱、本部からシャロンヌさんが指定した場所まで二時間ちょっとってとこなのですーー」


 シャロンヌの考えを擁護(ようご)するように、リナが会話に加わる。


「ーーそこから徒歩で三十分ぐらいなら、それプラス移動手段の継なぎに掛かる時間も計算して、あたしも七時間が妥当な線だと思うの」


「なるほど」


 天は納得したように一つ頷き、


「これはあくまで俺の推測だが、御三方のあの言葉は、俺ではなくシャロンヌ殿を基準(きじゅん)にして言われたものだと思う」


「あたしもそう思うのです」


 天の口上は要約的なものだったが、リナは思考を挟まずにすぐさま相槌を打つ。同じく、シャロンヌも小さく頷いて同意を示した。

 天が言った事は、リナもシャロンヌもひたすら頭の中で反芻(はんすう)し、そして(くち)には()せなかった事だった。

 天は視線を前に固定したまま続ける。


「正確に言えば今もそうなるが、あの時あの場でエレーゼ殿の居場所を知り得たのは、シャロンヌ殿ただ一人だ」


「なのです」


「この事から、俺の身体能力を基準にして御三方が『間に合う』と公言した可能性は皆無(かいむ)(ひと)しい」


「間違いないの」


 華麗なハンドルさばきで見通しの悪いS字カーブを難なくクリアし、リナは天の言葉に首を大きく縦に振った。


「シャロンヌ殿」


 天はもう一度、シャロンヌにある質問を投げかけた。


「エレーゼ殿は、あとどのくらい()ちそうだ」


「! ……エレーゼの主治医の話では、今の状態でも薬湯を投与し続ければ半日は()つと言っていた」


 そう言いながら、シャロンヌは心の中で(うな)った。普通に考えれば、天が今口にした言葉は思慮に欠けるもの、無神経なセリフと言えるだろう。


 ーーそうではない。


 シャロンヌは、天の言葉の意図(いと)(ただ)しく読み取っていた。『自分が行くまでに()きてさえいれば(かなら)(たす)けられる』ーー天はそう言ったのだ。

 また、シャロンヌがエレーゼの容体について再度確認を取っていたことも、天は言わずとも分かっていた。


「俺達がこっちに(もど)ってきてから、今でざっと一時間半ぐらいか」


「なのです」


「流石に残り半日は言い過ぎだが、それでもあと五時間は猶予(ゆうよ)があると見て間違いなさそうだ」


「この『ラゴン社製』の最新式動力車もそうだけど、やっぱり天兄のスーパーショートカットが超大きいのです」


「あの時の一番の功労者(こうろうしゃ)は、俺じゃなくカイトだ」


「ぷっ、言えてるの」


「…………」


 車内に響く天とリナのテンポのいい会話が、シャロンヌには妙に心地良く感じられた。彼女は漠然(ばくぜん)とした思いで、二人の声に静かに耳を傾けていた。

 不安や恐怖心はまだあるーーが、それ以上に、シャロンヌは得も言われぬ安心感(あんしんかん)が胸中に満ちるのを感じた。


 ……凄い……


 強い感嘆と深い尊敬の念が、シャロンヌの胸の奥から湧き上がる。


 ーー彼等(かれら)(とも)にありたい。


 ーー(かれ)()いて()きたい。


 こんな状況にも拘らず、シャロンヌは心の底からそう思ってしまった。






 ◇◇◇






「やっと(なか)(はい)れるのだ。つまり、待ちくたびれたってこと」


 不満げにそう呟く紫髪の少女。

 冒険士協会本部・一階フロア全域の閉鎖(へいさ)解除(かいじょ)されたのは、深夜一時を少し回った頃。

 開放された正面ゲートには、真夜中にも拘らずかなりの人混みができていた。

 やや倦怠感の滲む表情で正面出入口のコンコースを行き交う人々。その中には、“魔技(まぎ)英展(えいてん)”の二つ名で知られるAランク冒険士ーーサズナの姿もあった。


「ぷっぷ〜、何で僕ちんまでこんな所で足止めを食らわなきゃいけないのだ。つまり、意味不明ってこと」


 ブツブツと文句を垂れながら、サズナは、行く手に待ち構えていた見るからに屈強そうなおばちゃん二人組をジト目で睨む。

 サズナはつい先ほどまで、正面ゲートの警備を担当していた彼女達と、激しい攻防ーーあの手この手で中に忍び込もうとするサズナを二人が食い止めるーーを繰り広げていた。

 恨み言を呟き続けるサズナに、おばちゃん達は事務的に頭を下げる。


「「規則ですから」」


 仮にも自分はAランクの冒険士だ、と主張するサズナに対し、熟年の女戦士(アマゾネス)コンビは最後まで首を縦に振らなかった。その気骨精神は、流石はシスト直属のチームスタッフと言える。

 そして……『せめてその分厚い胸板と引き締まった腹筋が(ヤロー)のものだったら、こっちにも多少はうま()があったのに』と心の中でぼやくサズナは、流石は変態エリートと言えるだろう。

 だがそれを差し引いても? 収穫(しゅうかく)はあった、サズナはそう感じていた。


 ーー(かれ)はここに()る。


 もしくは、彼に(つな)がる何らかの手がかりが、今この場にーー冒険士協会本部に必ずある。サズナはそれを確信していた。彼を必死になって追いかけて来たところにこの(さわ)ぎだ。関係ないはずがない。


 サズナは巨大な城壁のように(そび)え立つ本部の正面ゲートをくぐり抜け。

 (はや)る気持ちを抑えようともせず。

 忙しなく首を左右に動かし。

 四方八方に目を配り。

 本部一階のフロア全体を何度も何度も駆けずり回った。


「ーーやあ、サズナ」


 サズナの背中に声がかかったのは、彼女が『一階には彼は居ない』と判断した、その直後だった。


「ぷぅ、ナイスン……」


 サズナがそちらを振り向いたのは、社交性というよりは条件反射によるもの。

 正直、サズナは今の今まで、この男の存在を忘れていた。


「ハァイ♪ お待たせ」


「ぷっぷ〜、約束の時間よりも随分と早いのだ。つまり、意外(いがい)ってこと」


 言葉の裏にさりげなく皮肉を混ぜ、サズナは一階フロアの噴水エリアに設置された時計塔に目をやる。時計の針は午前一時をとうに回っていたが、それでも、ナイスンと別れてからまだ四十分は経っていなかった。


「ああ、そのことね」


 ナイスンは肩をすくめ、おどけた調子で答える。


「あの子、顔はまあまあ良かったんだけどさ。脱いだら全然大したことなくてね。気が削がれちゃったから、適当に流して切り上げてきたってわけ」


「ぷ〜〜、ナイスンはきっと早死にするのだ。つまり、いつか()されるってこと」


「心配ご無用だよ。俺はほら、空の上の女神様たちにも愛されてーーどわっ」


 突然ナイスンがその場で尻餅をつく。何かに足を取られたようだ。

 きっと天罰が下ったんだろう、そんなセリフを頭の中に浮かべながら、サズナはナイスンが(つまず)いたところを何となしに見遣った。するとーー


「いってぇ……何なんだよ、一体……!」


退()くのだ!」


 サズナは急に目の色を変え、床に尻餅をついたまま毒突くナイスンを思い切り払い除ける。体が小さい割に相当のパワーを秘めているのか、「どわぁっ!」とナイスンがまたも地面にダイブする。が、サズナは邪魔な障害物(ナイスン)には一切目もくれず、


「これ、人の足跡(あしあと)なのだ」


 純白の大理石が敷き詰められた床のその部分を撫でながら、サズナはそう呟いた。


「いててぇ……ひ、酷いじゃないか、サズナ!」


「……『大理石(マーブルロック)』の(ゆか)に、こんなに(ふか)くくっきりと足跡を残すなんて、普通(ふつう)なら(かんが)えられないのだ。つまり、人型業じゃないってこと」


 外野(ナイスン)の声などまるで耳に入らないという様子で、サズナは食い入るように床に(きざ)まれたその足跡を見つめていた。

 サズナは知っていた。この世界における『大理石』の強度(きょうど)を。

 この世界において、『大理石』は石材の中でも群を抜いた硬度と耐久性を誇る。言ってみれば、鉄の硬度とアクリルの耐久性を兼ね備えた万能の石、それがこの世界でいうところの『大理石』である。中でも『(しろ)大理石(マーブルロック)』は堅牢性に一際(ひときわ)(すぐ)れており、数ミリ程度の厚さで数トンの衝撃にも耐えうるとされている。


 ーーこの足跡は、彼のものに違いない。


 気分は美少女名探偵、というわけでもないだろうが。この瞬間、サズナは『花村(はなむら)(てん)が冒険士協会本部にいる確率は極めて低い』と結論づけた。


「ーーこうしちゃいられないのだ!」


「おわっ、ちょ、さっきからどうしたっていうんだい、サズナ⁉︎」


 サズナはナイスンの首根っこを掴むと、そのまま凄まじい勢いで走り出した。


「い、痛いってば! お願いだから、服と一緒に(かみ)を引っ張るのはやめてくれっ!」


「却下なのだ! つまり、(いそ)いでるってこと!」


 サズナにとって、それは確率(かくりつ)問題(もんだい)だった。この場で天の()(さき)()人物(じんぶつ)(だれ)か。どうやったらその人物から天の居場所を聞き出せるか。


 ーーとにかく今はあの人のところだ。


 その人物の目星は既についている。というより他に適役を思い浮かばない。

 問題は、どうやって天が向かった先を聞き出すか、だ。


「し、心配しなくても逃げやしないさ。俺は、いてっ、女の子の期待を裏切らないから、あいたっ。ーーだから、いい加減離してくれって!」


 サズナがコレを連れて行くのは、少しでも『らしく』見せる為だ。ハイクラスの冒険士が二人いれば、大義名分(たいぎめいぶん)もこじつけやすい。図らずもそのプランは、当初ナイスンが考えていたものと同一のものだった。


 ーー知ったこっちゃない。


 サズナの座右(ざゆう)(めい)は、『自分の欲望に忠実に生きろ』だ。

 まだ子供ながらも、彼女は知っているのだーー自分が死と隣り合わせの環境に身を置いている事を。


 ーーだったら、いつくたばってもいいよう()いの(のこ)らぬ生き方をする。


 それがサズナの原動力であり、彼女のポリシーである。


「ぷっぷーーッ!」


 子供らしい風体(ふうてい)に子供らしからぬ風格(ふうかく)を引っさげ、少女は(はし)る、冒険士協会会長ーーシストのもとへ。

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