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レベッカと誕生日と花飾り

掲載日:2026/01/27

ヨシタカナギです。

新年のご挨拶をした様なしていなかったような……

あけましておめでとうございます!

 ある町にレベッカという女の子がいました。


 レベッカはいつも元気いっぱいで家でも外でもそれは変わりません。


 たくさんの友達がいて、大好きなパパとママと暮らしています。




 毎日元気いっぱいのレベッカでしたが、なにやら今日は元気がありません。


 うーん、うーんっと悩んでいるみたいです。


 レベッカの悩みというのは、いつも一緒に遊んでいるテトラちゃんのお誕生日プレゼントに何を送ろうかというモノでした。


「う~ん、どうしよう……テトラちゃんは何をもらったら喜んでくれるの」




 あまりにも悩むもんですから、ママがそっとアドバイスをしてくれました。


 


「テトラちゃんの好きなものはなに?」


「えっと…あっ!テトラちゃんはお花さんが大好きなの!」


「お花さんが好きなのね。なら、前にママとお花さんを飾ってみたり、お花さんの栞を作ったの覚えてるでしょ」


「うん! テトラちゃんにあげるの思いついたかも!ママありがとー」




 ママのアドバイスもあり、レベッカはテトラちゃんへのお誕生日プレゼントを思いつきました。




 それはまんまるの髪飾りです。


 色々な色のお花で作ってあげればきっと喜んでくれると思うのでした。




 レベッカはよく遊びに来る森に来ています。


 歩いていくとだんだんと木々が立ち並びお日さまの光があまり入って来ない深い場所まできました。


 ちょっぴり怖い場所ですが、もう少し先にいい場所があるのです。




 暗い場所を抜けると一面花畑が広がるところに出ました。


 花のいいにおいでなんだか元気がわいてきます。


 花畑には、たんぽぽやクローバー、カモミール色とりどりのお花が咲いています。


 


 テトラちゃんにはどれが似合うだろうと見て回っていると、少し先にキレイなピカピカと輝くとてもキレイなお花がありました。




「わぁ。とってもキレイなお花さんだぁ」




 近づいていくとぽかぽかと暖かく感じるのです。


 手に取ろうとするとわぁわぁと声が聞こえてきました。


 それも小さな声たくさんの声です。


「…こ…づくな!!」


「そ…だ…うだ!!」




 レベッカには声をはっきりと聞こえませんが、下を見ると小さなピカピカと光小人がいました。




 姿はハッキリと見えるので体の動きでお花を取ってはいけないと伝えようとしているのがわかります。




「このキレイなお花取っちゃダメなんだね?」




 レベッカがそういうとうんうんと頷いてくれました。


 ピカピカ光るお花をプレゼントしたいと思いましたが大切なモノならと他のお花を探すことにします。




「他のお花を探すから、安心してね!ばいばーい」




 光小人さんと別れてレベッカはお花探しをしに歩き回ります。


 


 手いっぱいに赤や青、黄といったキレイな花を持っています。


 沢山歩き回ったのですっかりお腹がペコペコになってしまいました。


 おうちに帰る前にさっき見たキレイなお花をもう一度見ようと思った時です。


 


 その場所に戻ってくるとピカピカ輝いていたお花はどこにもありません。


 光は見えるのですが、どうやら小人の光だけの様でした。




 レベッカは悲しげにしている小人たちに話しかけてみます。




「お花さんさっきまでピカピカしてたのにどうしたのー?」


「…ついに枯れてしまったの」




 レベッカの声に先ほどまで聞こえなかった声がハッキリ聞こえるのでした。


 ですが、不思議なことにレベッカの前の前の小人は誰もレベッカを見ていません。




 誰だろうとキョロキョロ見ていると、また声が聞こえてきました。




「うふふ。こっちよ、こっち」


 


 するとあのお花と同じぐらいピカピカと光羽の生えた小人が目の前に現れました。




「わわっ!びっくりした~!」


「驚かせてしまってごめんなさいね」


「ううん!だいじょうぶ!それで小人?だ~れ?」




 他の小人さんよりもピカピカで大きな小人


にレベッカは訪ねます。


 


「私は小人ではなくってお花の妖精なの。うふふ、この子たちの女王ね」


「わぁーえらい妖精さんなんだぁ!」




 なんと小人さんではなくお花の妖精さんだったのです。


 


「…あっ!それでお花さんはなんで枯れちゃったの?」


「…どう言ったら、いいのかしら。この花はある特別な水じゃないとダメなの。本当は私が取りに行きたいんだけど、ここから離れられないから……」




 寂しそうな顔をお花の女王様は言いました。




 悲しそうな妖精さんたちを見たレベッカは妖精さんたちを放ってなんかおけません。




「ねぇねぇ、お花の妖精さん!わたしが探して来てあげるね!」


「…本当?それはとても助かるけど、本当にいいの?」


「うん!わたしにまかせて!」




 そうしてレベッカは水を探しにいくのでした。




 お花の女王様がいうには、となりの山にあるみたいです。




 それを聞いたレベッカは日が暮れないうちに帰ってこれる様にすぐに向かいます。


 お花畑を出て、またあの真っ暗な森を歩いていきます。


 時々立ち止まって木々の隙間に見えるとなりの山を迷わない様に何度も何度も見るのでした。


 いつも遊んでいる森よりもだいぶ深くまできたところで、となりの山が見えないぐらい大きな木で覆われた場所に辿りついたのです。


 頭の中でこっちであっているよね?と思いながら進んでいくと少し先に明るくなっている場所が見えました。しかし、小さなレベッカにはとても遠く感じられるのでした。




 やっと明るいところまで行きましたが、そこはとなりの山の下でした。


 お花の妖精さんがいうには真ん中に湖があるらしく、そこまで頑張って登らないといけないようです。




「わぁ~!大きい山だぁ。お花の妖精さんのためにがんばるー!」




 大きな山に驚きつつもお花の妖精さんのために登っていきます。




 んっしょ よいしょ んっしょ よいしょ


 坂道がずっと先まで続いていて、転ぶと落ちてしまいそうです。


 ゆっくりゆっくりと登っていきます。


 んっしょ よいしょ んっしょ よいしょ




 時間はかかってしまいましたが、なんとか登りきることができました。


 登った先は薄暗くぼんやりとしか見えません。


 そこは小さな洞窟の様になっていて、時々ぽちゃぽちゃと水の音が聞こえてきます。


 そっと落ちない様に気をつけて、いつも持っている水筒の中に水を入れます。




 そのお水は不思議なことにどれだけ入れても重さをまったく感じません。


 お花の妖精さんが喜んでくれる様にうんとたくさん持って帰ることにしました。




 お水を汲み終わって、またゆっくりと山を下りていきます。


 また転ばないようにゆっくりゆっくりと。


 んっしょ よいしょ んっしょ よいしょ


 んっしょ よいしょ んっしょ よいしょ




 となりの山を下りた時、お日様はすっかり落ちてオレンジ色の空が広がっているのでした。


 レベッカはまっくらになる前にお花畑に急ぎます。


 


 また薄暗く深い森を通りますが、暗くなってきたせいか動物の鳴き声が時々聞こえてきて、ちょっぴり怖いと思いました。


 あまり音をたてない様に気をつけながら、急ぎます。




 御花畑にたどり着いた時にはすっかり暗くなっていて、お星様の優しい光が照らしてくれるばかりです。


 


 暗くちょっぴり不安になりましたが、お花畑の中は不思議とぽかぽかと明るい光が広がっています。


 「ここは明るいー! あっ、お花の妖精さん!みんな~っ!!」


 


 その光はお花の妖精さんたちでした。


 待ってくれているのが嬉しくてつい大きな声で呼びかけるのでした。




「おかえりなさい。ごめんなさいね、こんな大変なことお願いしてしまって」


「ううん! レベッカはだいじょうぶー! はい、これ」




 お願いしたのはいいですが、お花の妖精さんたちはレベッカのコトを心配してくれていたみたいです。


 レベッカは大丈夫と言ってから、お願いされていたお水を見せました。




「あら!これは……ありがとう。本当にありがとうね。花もこれで……。ねぇ、その入れ物に入ったお水を花にかけてもらってもいいかしら?」


「うん!わかったー!」


 


 お花の妖精さんに言われる通りに今はしわしわになってしまったお花さんに取ってきたお水をかけてあげます。


 すると、先ほどまで下を向いていたお花さんはまた元通りの元気な姿に戻り、そして…ゆっくりと輝き始めます。


 初めてみた時よりもう~んと明るくピカピカと光のでした。




「本当にありがとう」


「ううん、お花さんも元気になってよかったね!」


「ええ、これで花もまた元気よ。…そうだ、助けてくれたお礼にこれをあげる」




 すっかり元気になったお花さんを見てお花の妖精さんも嬉しそうにしてくれています。


 そして、助けてくれたお礼としてレベッカに小さなモノを渡してくれました。




「これってな~に?」


「これはね、花の種なの。あなたこの花を持って帰りたかったのよね?だから、これをあげる。毎日水をあげて、愛情を向けてあげればここにある花に負けないぐらいキレイに咲いてくれるわ」


「わぁーありがとう!おうちで大切に育てるね」




 お花の種をもらい、レベッカはお家に帰りました。


 お家に帰ると、扉の前でパパとママが心配そうに待っていました。


 あまりに帰りが遅いとレベッカは怒られます。


 


 次の日、お庭にお花の妖精さんからもらった種を植えてみました。


 それから毎日お水をあげて、声をかけます。




「えへへ、キレイに咲いてね!」




 


 テトラちゃんの誕生日の日、キレイなお花がレベッカのおうちに咲きました。


 それはお花畑で見たお花と同じぐらいピカピカとキレイでした。


 


 テトラちゃんの髪飾りに飾り付けて、完成です。


 




 お誕生日の日、テトラちゃんの頭にはピカピカと光髪飾りがあって、その顔には負けないぐらいのピカピカと眩しい笑顔がありました。




 お誕生日会に来た子供も大人もみんな同じぐらい笑顔でそこには幸せがどこまでも広がっていました。


 


「テトラちゃんお誕生日おめでとう!」

ここまでお読み頂きありがとうございます!

評価やコメントを頂けると励みになります٩( ''ω'' )و


新年そうそうヨシタカは風邪を引いてしまって体調を崩し気味です……( ノД`)

まだまだ寒い季節が続きますので皆様、お体ご自愛下さい

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