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第6話 東の森に現れたナニカ

ランカの首筋をジッとみるトウマ


何かに嚙みつかれた跡...魔物?にしてはキバの数が少ない...


キバらしきものが刺さったであろうと予想される跡は二つ

例えていうなら、ヴァンパイアにでも噛まれたような噛み跡だな...


視線に気付いたランカは、トウマの思考を読んでいるかのようにこう言った


「魔物に噛まれたあとじゃないのは気付いてるみたいだね?そう、これは魔物じゃなくて【魔族】だ」

「魔族?」

「そう、じつはね?この街の主な狩場は東の森なんだけど、先日そこに魔物の討伐依頼をこなしにいったんだ」


ランカが淡々と語り始めた


「フォレストウルフとフォレストボアの討伐。アタシにかかればそんなに難しい依頼じゃなかった」

「数時間もあれば終わると思っていた...でも討伐する前に、肝心の魔物がどこにもいなかった」

「さすがに手ぶらってワケにはいかないから、アタシはさらに奥に進んだ。そしたらソイツに出会ったんだ...」


どうやらそうとう恐怖体験をしたようだ

語りながら、方が小刻みに震えだした


「話すのが辛いなら、無理にしゃべらなくても大丈夫だぞ?」

「いや、大丈夫...あんたらももしかしたら鉢合わせするかもしれないだろ?念の為耳に入れておいた方がいい」


ランカは少し落ち着きを取り戻した

そしてまた語りだした


「結論から言おう、奴は魔族。種族はおそらくヴァンパイアだ」


まさか想像していた答えが返ってくるとは思ってなかったトウマは顔を強張らせた


「アタシの冒険者ランクはCランク。良くも悪くも中堅さ。そんなアタシが互角に戦えてたから、討伐ランクもC前後だと思う。」

「てか、あんたらはランクは?」

「俺もこいつも先日登録したばっかのEランクだ(笑)」

「Eだって!?それなのにエアリスを助けたのか!?無謀なのか大物なのか...」


ランカは二人の実力は同じくらいだと思っていたのか、ランクを聞いて驚いていた


「そしたら奴を見かけたら気付かれないうちに逃げるんだね...Eランクにしては腕がたちそうだけど、さすがにきびしいだろうね」

「忠告感謝する...ちなみに、そのヴァンパイアは見た目はどんな感じなんだ?」

「...」


ナツメの問いに、ランカは言葉を詰まらせた


「すまん、言いずらいのなら大丈夫だが...」

「いや、大丈夫...奴は、あのヴァンパイアは...」




「 す っ げ ー 変 態 だ 」




「「 な ん で す っ て ? 」」




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