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猫の世話人、冒険も商売も猫のためのチート能力で9時5時ホワイト勤務  作者: 猫の手下
3章 12歳~ 商売の展開とクラープ町での陰謀 クルーズン市
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3章あらすじ

1-16 クルーズン進出

17-27 飲食と麺

28-40 パラダらの営業の譲渡要求と抵抗

41-48 南部の営業を株式会社方式でドナーティに委ねる

49-50 北部の営業のパラダへの引き渡し

51-56 クルーズン移転

57-65 クルーズンの展開とクラープ町のバンディ視点

66-71 パラダのブラックとクラープ町のバンディ視点

72-76 パラダの郵便の失敗とクラープ町のバンディ視点

77-86 パラダの失敗への対応とクラープ町のバンディ視点

87-106 クルーズンでの訴訟とクラープ町のバンディ視点

107-112 パラダの破綻

112-115 クルーズンの幹部とパラダ破綻の振り返り


1. 商会の組織についていろいろ考える。幹部と話しているうちにこの町ではそろそろ商売が頭打ちで、クルーズンに進出した方がいいように思われてくる。


2. クラープ町の他商会との軋轢を感じつつ、クルーズン進出を検討する。幹部たちは歓迎する。マルコは戸惑っている。マルクに聞くと残らないといけないと思っているようだ。


3. クルーズン進出にあたり元いたセレル村との郵便を充実させる。カミロとコードを作り、また手紙を後から追跡できるように全国でも使えるような受け渡しの方法も決める。


4. 郵便のコードを決め、セレル村との間に郵便を確立した。テストとしてロレンスに手紙を送る。広く使われる。クラープ町と他の村の間の郵便も求められ、構築する。


5. 幹部たちにもギフトのことを話すことを決める。シンディに心配される中で、ギフトを知らせる理由は商売で、それを拡大するのはなぜなのかいろいろと考える。


6. ギフトを知らせるにあたり、秘密保持魔法が必要で、バーバラに相談するがロレンスに頼むように言われる。ロレンスは引き受け、さらにクルーズン司教に会うように言う。


7. 商会の幹部たちに秘密保持魔法つきでギフトの秘密を打ち明ける。みな夢のようなことを言うが、危険性があることを話す。


8. クルーズンでの拠点を探す。青果商のブリュール氏から商業ギルドを勧められる。地理を聞き東か南の地区にする。視察の中でギフトの使い過ぎに気づき、注意する。


9. クルーズン市の東側に拠点を借りる。幹部用のスペースを作ると、みなそれぞれにいろいろと物を置きたがる。


10. クルーズン進出の手がかりづくりを幹部のジラルドに任せる。人を採用してまず洗濯屋から始めることにする。


11. 洗濯屋から商売を始める。下請けもできないし仕事も増えないが、ジラルドのアイディアで機械がある強みから行商方式で洗濯の注文を集めることにして成功する。


12. クルーズン司教チャールズ・マクレーンとの面会を果たす。お互い建前を出しつつ、布施を求める司教に、書付を求め、出してもらう。塾で教える助祭も紹介してもらう。


13. 司教との面倒な会見の後で、ようやく塾を始めることができた。司教は部下に対し、フェリスはなんとなく子どもらしくないとこぼす。


14. クルーズンでの仕入れについて検討する。幹部会で諮り、まずは小売りの店から買い、後で専門店の比重を増やすことにする。家畜や荷車も購入する。


15. 行商先探しであちこちの広場を回る。フェリスは小僧に間違えられる。ジラルドに人をつけ、利益よりむしろ後進を育てるために行商を始める。


16. ジラルドは部下からフェリスは何者だと聞かれ答えあぐねたそうだ。部下も成長したので、彼らだけで行商に行かせ、陰で見守ることにする。


17. クルーズンでも軽食を出したいので、前に相談したシェフのレオーニ氏に頼む。だが気が進まないという。弟子のリアナと話すと、新しい料理で驚かせればいいという。


18. レオーニ氏説得のための新たな料理として麺を作る。ところが捏ねも茹でも試行錯誤だ。シンディとマルコに試食を頼みつつ、とにかく何度も作ってみる。


19. シンディとマルコは試食で食傷気味のようだ。水車式のこね機も検討する。ラーメンの作り方についても考える。


20. アランたち幹部を含めてスープに入れた麺の試食をしてもらう。自信はあったのに反応はいまいちだ。麺はダメだと思い、他の料理を検討する。


21. 試食した人から麺はまた食べたくなるものだから開発を進めるように言われる。リアナに任せ、道具なども調達する。結果はやはり俺のときより好評だった。


22. リアナの試作品を彼女の師匠のレオーニ氏にも試食してもらうことにする。リアナは緊張が強い。20日ほどリアナは研究を続ける。結果は「いいじゃないか」だった。


23. レオーニ氏は俺がなぜアイディアが出せるのか訝る。軽食販売に同意する。リアナはスープがいいという。リアナは1週間レオーニ氏の店で研究することになる。


24. リアナは在籍出向で1か月研究してもらう。軽食についての細かい条件は事務担当のマンロー氏と少しタフな交渉をする。リアナの労働条件についても求める。


25. クルーズンでも料理人が必要で、セストという15歳の男の子にうちで給料を出し、3か月レオーニ亭で修行してもらう。神にクロの像を作らせる。


26. レオーニ亭で麺の開発が進む。リアナとセストのブラック除けのごまかしのためにレオーニ氏に麺打ち機を見せると、欲しがるので売る。麺が出来上がる。


27. リアナはクラープ町に戻り麺を打つ。セストの修行は続く。修行が終わり、リアナはクルーズンに戻り、セストと2人で軽食の販売を始める。


28. クラープ町で陰謀が進んでいた。コンサルのモナプが暗躍し、領都組の商人パラダがうちの営業を狙う。そして役人のウドフィに呼び出され、独占だとなじられる。


29. ウドフィはうちが独占状態だと主張する。いちいち理由を挙げて反論するが結論が決まっているのかウドフィは頑として受け付けない。疲れて猫に甘える。


30. ウドフィ対策を幹部間で話し、クルーズン進出を急ぎ、司教に相談することになった。司教に100万払い相談すると思わせぶりなことを言われるが、身の安全保障があるらしい。


31. ウドフィは営業権に関する領主の権限を盾に、営業権の半分を他業者に譲れと迫ってくる。何を言っても聞かない。幹部と相談するがいいアイディアはでない。


32. ウドフィは営業権の半分を他の商人に譲れと高圧的に迫ってくる。いろいろと詳細をつけて反論し、公文書を出せとも言うが、時間稼ぎくらいにしかなっていない。


33. ウドフィではらちが明かないと思ったのか上役の家宰イグナシオが来る。早く譲渡した方が得だという。公文書の写しの交付を求める。


34. 幹部の会議で仕方がないので譲渡しようかと話すが、幹部からは反対される。アーデルベルトとパストーリの中高年2人には面従腹背の方針を伝え、絶賛される。


35. 幹部たちに譲渡の方針を伝えるが反対され、クルーズン進出と面従腹背の方針を伝え同意される。ただいろいろ考えないといけないことが多い。


36. 営業権を譲渡することを家宰に伝える。ただし広いわりに人口が少なく商売がしにくい町の北側とする。パラダたちはたぶん気づかないだろうと踏む。


37. 役人ウドフィにお土産を渡しおだてて乗せる。商売しにくい北側だが面積だけは広く同意される。気づいた相手商人が反論するが、乗せられたウドフィは気づかない。


38. 従業員の移籍についていろいろ問題が出る。ウドフィにはゴマをすって時間を稼ぐ。従業員には説明し、昇給もし、バイトの子の親にも説明する。


39. 役所でウドフィは仕事ができず部下に丸投げである。部下にも付け届けし、さらにウドフィの名前も使って、待遇についていろいろ条件を認めさせる。


40. 譲渡対象の北側に行く従業員を決める。主に住んでいる地域などによるが、昇給をつけて納得してもらう。トラブルメーカーのクレムらも行ってもらう。


41. 幹部たちももうクルーズンに行くつもりになっている。そうすると南部も人に委ねた方がよさそうだ。マニュアルやシステムがあるのでできそうに思う。


42. 幹部たちはクルーズンに行くつもりだが、南部の営業を人に渡すのには反対している。後を頼めるのはジラルドくらいしかいそうにない。クロにも聞いてみる。


43. 南部の扱いは株式会社方式がよさそうで、アーデルベルトとパストーリに聞く。株主が経営にタッチするが、破綻のときに追加で金を出さないのがネックになる。


44. 株式会社方式について、例えば株式を人に売れることなど、パストーリ氏に絶賛される。破綻のときの追加の支出回避についてもいろいろ方法を考える。


45. ドナーティ商会のマルクに株式会社制度について話し、うちの南部の経営の担当を打診する。それなりに前向きの回答を得る。


46. 幹部に株式会社制度と経営をドナーティに委ねることを話す。話したときは当惑していた。シンディは少し躊躇するが、皆はもうクルーズンに移る方に心が行っている。


47. ドナーティ商会と合併し、株式会社の形で運営することにする。関係者と調整し、資産を計上し、合併比率や株の譲渡価格などを決めていく。


48. 持ち株の割合について、そのままにすると俺が8割になる。幹部たちにも買ってもらい俺が5割、ドナーティの2人で2割、町の商会とうちの幹部で残り3割にした。


49. 北部の営業の譲渡価格でもめる。買い取るパラダが参考人になって安く買おうとするので反論する。結局は利益の10倍くらいの価格に落ち着く。


50. 譲渡価格が決まり引き渡しとなる。パラダは高くなったのが不満のようだが領主に運動した手前引っ込みがつかない。向こうの主人や番頭たちはまじめに引継ぎを受けない。


51. クルーズン移転に当たり南部の営業の引継ぎをする。クルーズンでは物件を探す。南部の店に向かない工房跡が破格で、本部にするにはよさそうだと決める。


52. クルーズンにお金を持って行く必要があり、相殺方式を考案してパストーリ氏に同意を取る。ギルドはあちこちに金を貸しているとのこと。5千万はギフトで持って行く。


53. 移転に当たり従業員たちの家も必要になる。独身寮は作る。それ以外に住宅ローン制度も作る。いちおう現実的な価格で家も買えるようだ。


54. 幹部たちは皆それぞれに家を探したり買ったりしている。ジラルドはクラープ町に逆戻りになる。住宅ローンがあるので返済シミュレーションなどをする。


55. 同居人2人の移転について、シンディは俺の家に来るらしい。そこで実家で家事修行する。ドナーティ商会に必要なマルコはマルクが町に来るために移住できることになった。


56. 幹部たちの引っ越し荷物をギフトで運ぶ。道場のアレクも移住することになる。クロだけはギフトで運べない。貸し切り馬車に護衛をつけてぜいたくに運ぶ。


57. (バンディ)パラダ商会の番頭バンディ視点。引き継ぐが店員の反応が悪い。パラダ様の演説で開店時間が遅れたのも不満のようだ。店員は客とお店の悪口を言っている。


58. クルーズンで前からブドウの取引をしていた青果商のブリュール氏の紹介であちこちの商会から仕入れをする。マルコに仕入れ担当をしてもらう。


59. (バンディ)売り上げが以前ほどではないようだ。装飾品を売ることにするが、領都の職人のものでちっとも売れない。軽食は引き継いだ中に作った者はいないという。


60. クルーズンでの出店先を探す。人が足りなくなりそうなので、ブラックっぽいパラダから引き抜くことも考える。とりあえず街を歩くことにする。


61. (バンディ)パラダ様に利益が足りないと詰められる。髪飾りの売り上げノルマを作る。行商人は反発するが、自爆で売ることができた。この手は使えそうだ。


62. クルーズンの街はクラープ町とは様子が違う。幹部に1万ハルクずつ渡して歩いてもらうことにする。皆それぞれ遊んできたようだ。クロは家に慣れたようだ。


63. (バンディ)ノルマ付きで売らせる商材としてブドウを考える。ところがセレル村のものは入手できず、他の村のものははるかに劣る。ノルマを強行し退職が出る。


64. どんどん出店できそうだ。行商だけでなく本当の店とかお土産物屋とか新たなアイディアが出る。そのために後詰の人事部のようなところも必要になりそうだ。


65. (バンディ)退職が増え前より安い給料で補充する。募集しても人が来ない。仕方がないので条件を緩めるが、今度は店員や客と軋轢が起きる。


66. パラダの売る装飾品がひどいという。ドナーティでの販売を増やす。試しにパラダの行商で装飾品を買い、話を聞く。ジラルドに移籍した店員の面倒を見るよう指示する。


67. (バンディ)シルヴェスタに冷遇されていたクレムという者を取り立てる。行商人たちを管理させると、信賞必罰や合理化や完全委託制商人などに辣腕を振るう。


68. パラダの装飾品をクルーズンの職人に見せるとさんざんの評価を受ける。パラダ商会を辞めた者たちをクルーズンで受け入れるために寮を作る。


69. (バンディ)クレムの主張で完全歩合制にする。シルヴェスタから引き継いだ商人は給料が下がりやめていく。そこで完全委託制の商人で補充する。


70. クルーズンは人口増加中で出店ラッシュに追われている。クラープ町から逃げてきた店員で人手不足が解消する。家ではクロと遊ぶ。


71. (バンディ)クレムは番頭になり増長している。利益が上がらないので値上げする。だが評判が悪い。遠隔地の行商は儲からないので切り捨てることにする。


72. クラープ町北部のパラダの営業は散々なようだが、接続している郵便で問題が起きる。北部で手紙が届かないのだ。役所からまで呼び出されて事情を聴かれる。


73. (バンディ)南部のジラルドから手紙の不着を糾問される。担当者が何度も辞めていた。配達の子どもを首にする。賠償する。向こうの不着を見つけるが反論される。


74. (バンディ)役所から郵便の不着を糾問される。店の中の郵便の体制はボロボロでシルヴェスタに譲渡することにする。ジラルドに申し入れたが2か月後に拒否される。


75. パラダから郵便事業譲渡の申し入れがあった。だが見込みはない。資料を作り、向こうを辞めたきた店員たちの話を聞く。そして正式に取締役会で拒否を決める。


76. (バンディ)郵便事業譲渡拒否を受けてジラルドと面会するが取り付く島もない。そこでパラダ様たちは郵便廃止を決めるが役所がらみの面倒は全部私に押し付けられる。


77. パラダの子どもの扱いがひどいので、馬車をだしてバイトや塾の便宜をはかる。パラダから人の引きはがしだと難癖がつく。会議でパラダの幹部は親御さんの剣幕にひるむ。


78. (バンディ)役所のスミスから呼び出され押し売りについて糾弾される。ずいぶん高く売りつけたようで、役所の手前補償し、押し売りした行商人を追及する。


79. クラープ町とクルーズンの様子を対比しつつ、猫のいる幸せをかみしめ、成果主義が難しいと考え、クラープ町のシルヴェスタ・ドナーティの待遇を改善する。


80. (バンディ)前に押し売りした行商人がまた押し売りした挙句逃げてしまう。他にも素行の悪い行商人がいて広場を追い出される。引き継いだ行商人たちはどんどん辞めていく。


81. 住民からは行商を、役所からは郵便を、それぞれ復活させてくれと言われ、いずれもパラダのひどさの苦情となる。領主がらみでできないと断る。


82. (バンディ)出先でいやらしい行商人としてオードルの名が上がり首にする。それは嘘で、嘘がばれた者たちを追及し殴られる。さらに首についてあちこちからなじられる。


83. パラダはうちの譲渡に瑕疵があったと文句をつける。ジラルドの説明は突っぱねられ、フェリスが説明に行く。実際に儲かるか抜き打ちで南部の行商をチェックすることになる。


84. (バンディ)シルヴェスタの南部の行商のチェックに行くと実際に儲けている。追及のタイミングが悪く、またスミスの部下が同席してこちらの立場が悪くなる。


85. バンディがまた難癖をつけてくるが、先日のチェックで反論する。引継ぎがまずいとも言ってくるが、残していた証拠と役人ウドフィへのおだてで返り討ちにする。


86. (バンディ)シルヴェスタとの対談はクラープ町とクルーズンの交互となるが、いずれも返り討ちになる。最近商会の調子がまずく、預金がどんどん下ろされている。


87. パラダをつぶすつもりだったが、意外にしぶとい。これでは結構長くかかりそうだ。従業員のブラック搾取についてクルーズンに訴えることを考える。


88. (バンディ)行商事業はさんざんだ。当初月120万の利益が今では30万、実は赤字だ。だが領主の手前やめられない。儲かっているのはクルーズンへの野菜の卸売りだけだ。


89. ブリュール氏との雑談でパラダと取引があることがわかる。子爵領では裁判に勝てないが、クルーズンで訴えてパラダの預金を差し押さえることをカルター代言人と話す。


90. クルーズンで訴える方針にする。パラダの口座は本家と分家の共同口座だった。パラダの元従業員を炊きつけて費用はうちで持って訴訟を起こさせることにする。


91. (バンディ)行商も郵便も小売りも散々でましなのは野菜卸だけだ。金を借りている本家から追及され人減らしをする。仕事のできる者から辞めていく。


92. パラダからのブラック搾取についてクルーズンで訴えることになった。裁判の通知を相手にする必要があり、役所に呼び出されるバンディに渡しサインをもらう。


93. (バンディ)裁判の通知を受け取り、パラダ様に報告するが、本人もクレムもモナプも子爵領には関係ないと馬鹿にする。不安になり法律家への相談を勧めるが一笑に付される。


94. 番頭に裁判通知を渡したことで本裁判になる。原告は判事にいろいろ聞かれるが、被告は欠席である。被告欠席で原告の言い分が認められ、300万支払いの判決が下される。


95. 裁判に勝ったが次の訴訟を有利にするために差し押さえはしばらく待つことにする。しかも共同口座で余計に取れそうだ。原告たちには口止めして勝訴分の債権を買い取る。


96. 2回目の裁判のために原告を集める。クルーズン在住者は楽だが、クラープ町在住者の分は債権として買い集め、商会が原告となる。2000万もの訴訟になる。


97. (バンディ)役所に呼び出されシルヴェスタから前回の裁判の結果と新たな訴訟の通知を受ける。パラダ様たちは放置すればいいというが、不安で仕方がない。


98. 2回目の裁判も当たり前のように勝ち、いよいよ差し押さえをする。原告たちの働いた分を取り戻せた。うちと懇意の業者の債権も取り戻すことを考える。猫と遊ぶ。


99. (バンディ)シルヴェスタとの交渉ついでにクルーズンに預金を下ろしに行く。最近は護衛もひどい。クルーズンの預金残高がいつもより少なくなっている。


100. (バンディ)パラダ様に預金残高のことを話すと顔色が変わる。しかも資金不足でも頑なに下ろすなという。とうとうショートして借金取りが押し寄せ、給料も遅配する。


101. パラダに対する売掛金や貸金のある業者に声をかけて債権を買い取る。預金から回収するつもりで、裁判の原告たちには口止めしておく。


102. (バンディ)シルヴェスタが預金を差し押さえたことに気づき、クルーズンに調べに行く。費用を払って裁判記録の写しを作り、代言人にどうにかできないか相談する。


103. バンディが来て預金差し押さえに抗議してくる。押し売りの髪飾りを返す。回収した債権の儲けを飲み食いに使い、残りをブラック対策費として法律家に寄付する。


104. (バンディ)クルーズン出張について怒られ、立て替え分は払ってもらえない。しかももう一度歩いて行けという。宿もひどい安宿だ。帰ってまた怒られる。


105. 家宰とスミスの訪問を受け行商と郵便の復活を打診される。人がいないことと領主が横暴なことを理由に難色を示す。猫をかわいがる。


106. (バンディ)金がなく行商に行かされるが、客の目は冷たい。遅配で店員も来ない。新たに雇うのもたしなめられる。掛け払いは拒否され、寒い商人同士で保証し合う。


107. パラダ商会に借金取りが押し寄せ、パラダは籠城する。パストーリ氏に頼んで破綻処理をしてもらう。家畜に飼葉をやる。クロをかわいがる。


108. (バンディ)借金取りが押し寄せ籠城する。パストーリが整理し破綻処理する。パラダ様は軟禁され、家財が競りにかけられる。クレムも責任を問われ、モナプは逃げる。


109. パラダの家財が競りにかけられ、家畜と髪飾りを落札する。パラダとクレムを奴隷に売るのに反対する。パラダは俺の事業譲渡と引継ぎに難癖をつけ、反論する。


110. パラダはうちの利益が嘘だといい反論する。またパラダやクレムによる同僚同士競争させることや金銭評価について、欠点を述べ立てる。


111. パラダの商売のダメな点を挙げる。売れないものをすぐに切り捨てること、完全委託制の商人、遠隔地の行商に塾、いずれも長い目で見るべきことを忘れている。


112. パラダの事業を買い戻し要求を拒否する。裁判についての文句もすべて反論する。譲渡に瑕疵がない旨の書面にサインさせる。2人は奴隷に売られる。猫と遊ぶ。


113. クルーズンでパラダ騒動について幹部と振り返る。奴隷制について強く拒否し、そんなことになる前に貸金を回収する必要性を説く。


114. 引き続き幹部たちと振り返り。成果主義や必ずしも売れない物も置くことや重要事項について相手のサインを求めることについて振り返る。


115. また幹部たちと振り返り。従業員を大事にして能力を伸ばすこと、遠隔地の商売や塾などすぐに儲からないものの重要性。マルコから奴隷売りの後悔について聞かれる。


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