無自覚な詐欺師
暗い話です。
神様に愛されている人は 苦労すると
先生に言われて 泣きました
それから 私は
この喜びを 伝えるために
仕事を やめました
お金は無いけど 心は満たされてる
服は三着 あればいい
地球は一つのfamily
箱一つ分の 荷物で
どこへでも行ける
自由って 素晴らしい
***
気が付いたら人生 ボロボロ
人間関係 ズタズタ
残ったのは この体と
借金 そして
ほんとうの 家族
耳障りのいい 中身の無い言葉を
信じた私は 馬鹿でした
ごめんなさい
ごめんなさい
あの話 嘘でした
宝石に天使は 入っていません
壺は悪霊を 吸い取りません
お金で天国行きの チケットは
買えません
そもそも 霊なんか……
嘘だったんです
嘘だったんです
ごめんなさい
ごめんなさい
宗教でも自己啓発系の情報でも何でもいいのですが、あんまり一般的では無い思想にハマると、それがあたかも真理であると錯覚する事があるなあ、という個人的な経験を表現しました。
犠牲にした私生活の分だけ、この道は正しいと確信(視野狭窄)すると思うので、何でもほどほどに嗜むようにしたほうが、いいのかなあと思います。
と言いながら、何でもほどほどにできる人が世の中にどのくらいいるんだろう、なんて事も思っていたりします。