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第X章 第四節 復讐
第X章 第四節 復讐
『母にたたかれた回数をきろくしています』
まえがき
ぼくは、小学校2年生の佐倉賢一です。
ぼくは、まい日、おかあさんから、ぼうで強くたたかれています。
むかしから、たたかれています。
今日もたたかれました。
ぼくは、おかあさんより力がよわいです。
ぼくは、おかあさんをたたきたいです。
だから、まい日たたかれた回すうを日記にかきます。
ぼくが、中学生になったら、おかあさんからたたかれた回すうを、本気で、おかあさんにたたきます。
2年1組 佐倉賢一 (血判)
(これは、おかあさんにたたかれて、ちが出たときの血です)
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(中略)
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2011年1月1日
・朝起きたら母の機嫌が悪い(竹刀で1回)
・おせちは苦手だから、みんなで食べていいと言った(竹刀で2回)
・おじさんから、お年玉を1万円もらう。親からもらったお年玉は3000円(竹刀で1回)
・お母さんがお酒を飲んでいてたたかれる(竹刀で1回)
今日、たたかれた回数。竹刀で5回。
今までの合計1000回
(本編に続く)