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66日目「赤く黒く」

66日目「赤く黒く」

俺だ。勇者だ。


改めて恋人から王子様なんて言われると照れるな…!


凄く心が締め付けられるみたいで嬉しかったぜ。


涙を拭えてよかった。



俺だって、これからもフィアちゃんの傍で生きていきたい。


その為なら何があろうと命を賭けて守り抜くよ。


その代わりだが、俺にピンチが迫った時は…フィアちゃんに頼る事にするぜ!


大好きだ。俺の…お姫様。



…そうこうしてたら、怪しい人物は居なかったとアヴァローグさんから報告を受けた。


今は、竹林の影から出て元アジトに乗り込んでいる最中だ。


遂に元アジトの中に潜入できたのは良いものの…見るに堪えない状況だった…。


ここから先の文にはショッキングな内容もあるだろう。


くれぐれも気を付けてくれよ。







隱ー縺ョ繧サ繧、?








アジトに入ってすぐ視界に入ったのは男の死体。


一本の矢が胸に刺さっていて、血が流れて服に付着している事から見るに…そのまま放置されているようだった。


そこに湧いている小さな虫の群れ。


振り払って追い出したが…相当気持ち悪かったぞ…。


その奥にも廊下があるんだが…男の死体が複数人転がっているように伺える…。


剣で斬られた死体、矢で心臓を貫かれた死体…状況は【何かの災厄】が降り注いだ後を現しているようだった。


飛散した血が壁や床一面を埋め尽くして、その悲惨さを物語っている。


家具が割れた時の破片も床に散らばっていて、靴が無ければ…きっと足はもう血に染まっていたかもしれない。



そんな、赤黒く染められた酷い景色。



俺は…入口の前で一歩引いてしまったよ。


でも、フィアちゃんが一人で入っていくから…俺も勇気を出して部屋を散策している所だ。


もしも宝奪団が敵であっても…ここまではしなくても良い筈だろ‥‥?



どうして…彼らは死ぬ必要があったんだ…?



俺はまだ真実を知らない。


何故こんな悲劇が起きてしまったのか、俺には何も分からない…。


だから、死んでいる人たちに手を合わせながら部屋を見ていくしかないんだ。


答えを導き出す為に。



















新章突入








???まで残り

       ー 4 ー
















☆ ☆ ☆

こんみか、神果みかんです!

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