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勇者日記100の英雄譚 ~己の正義に踊れ~  作者: 神果みかん
エルフの館【そして未来へと】
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51日目「我儘な罪人」

51日目「我儘な罪人」

おはよう、フィアよ。


何よ…朝っぱらから騒がしいわね。


起きた時には隣で寝ていた勇者が居なくなってるし…


館のエルフたちが廊下を駆けまわってるのよ。


一体、、何が起きてると言うの…?


しかもさっき、エルフ長と勇者が話しながら歩いているのを見たのよ!


絶対、また何か企んでるのよ…!


きっとまた、あいつは私の知らないところで無理しようとする…。


私の気持ちを考えてよ…!!



私は…あなたと生きていきたいだけなのに…。



そうよ、結局…朝起きても、何も言ってくれなかった。



本当の気持ちを教えて欲しいって…書いてたのに…。



頑張って…戦ったのに…!



日記ではカッコいいこと書けるくせに、口では何も言わない。



あんたはヘタレよ!!




超絶ド級ヘタレ野郎よ!!!




…でも



きっとこれは私のせいね。


私が…あんな事を書いたから…


こんな気持ちを持っちゃったから…




こんな感情を持たなければ良かったんだわ…。




確かに…勇者を眠らせて、私だけで飛び出して行ったのは…悪いと思ってるわ…。


それは…ごめんなさい。


私の責任は私自身で果たさないといけないって…そう思ってた。


隣に、あんたが居たのに…何も言えなかった…。


これじゃ、私も誰かさんとそっくりね。




…だけど



メイドたちやエルフ長さん


そして…勇者が笑顔で生きている…。


そんな大切で綺麗な場所を守れて…良かった。





だから、我儘なのは知ってるわ。


お願い。





気持ちを聞かせて…勇者。


何か言ってくれないと…辛いのよ…



…?


勇者が呼んでるわ。


行ってくる…。



エルフ長さんにも、深夜のお礼を言わないといけないし


勇者に、何を企てているのか聞かないと…!

じれったいな…!

私が乗り込んでやろうか(^ω^)


☆ ☆ ☆

こんみか、神果みかんです。

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では。

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