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勇者日記100の英雄譚 ~己の正義に踊れ~  作者: 神果みかん
エルフの館【現在を生き】
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44日目「って…あれ?」

44日目「って…あれ?」

ども、勇者だ。


いやぁ…流石にダメだったよ


手伝おうと思って部屋を出たら、フィアちゃんに怒られてしまったよ


「まだ安静にしてなさいっ!」ってね。


本当にお母さんみたいだったぜ…


だけど、俺って恵まれてるなぁ…


ありがたいよ、そういう風に「休め」って言ってくれるのは…


なんだか、懐かしい気持ちになる。


俺にも居たなぁ…そんな友人が…って…あれ?


そんな奴、居たっけ。


あれ?


なんで、こんなに懐かしい気持ちになるんだ…?


おかしいな…なんで…涙が出てくるんだろ…


‥‥おっと、フィアちゃんがご飯を持ってきてくれたから、一度手を止めるぜ。



あー美味しかったっ!!


なんと、フィアちゃんが手作りしてくれたらしいぞっ!!!


しかも、ハンバーグ!


ハンバーグなんて久しぶりに食べたぜ…!


中に包み込まれた肉汁が一気に口腔ではち切れて、飛び出してくる。


後から細かく刻まれた野菜のアクセント・香辛料のスパイスが絡んでくる…!!!


絶品だった。


はぁ…フィアちゃんが料理を毎日作ってくれたら、俺は幸せなんだろうなぁ…



って…あれ?


なんで、ハンバーグを見て久しぶりって思ったんだろう???


‥‥変なの。


俺、初めて食べた料理の筈なのに。



‥‥少し寝ようかな!


休めってフィアちゃんに釘を刺されてるし、さっきから調子が悪いみたいだし!!


それじゃ、おやすみ~。



まて、一言だけ言わせろ。


…顔を赤くしながら「あーん」をしてくれるフィアちゃんが可愛すぎて本能的に抱きしめたくなった。


だけど、勇気が無い俺にはなにもできなかった…


ヘタレだな…俺は…。

羨ましいぜ…畜生…(´;ω;`)

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