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36日目「急病人」
36日目「急病人」
なによ…
このバカ勇者!!!!
なんで、なんで、、
熱があるのを黙ってたのよ!!!
あ、ディアノ・フィアよ。
もう、歩いてたら急に倒れるんだもん!
何事かと思って近くに寄ったら
意識は朦朧としてるし、息切れが凄かったのよ…
もしかしてと思って、おでこに手を乗せてみたの
そしたら、もうとにかく熱い!!
高熱だったのよ!!!
もう…自分の健康状態ぐらい管理しなさいよね!!
しかも、「洞穴に居る時から異変があった」なんて言ってるし…
なんで頼ってくれなかったのよ…
全く、しょうがないわね…
でも、そういう小さな異変に気付いてあげられなかった私にも責任があるわよね…
とにかく、今は涼しい場所で寝かせてるわ。
丁度、森林で太陽が差し込まないから一先ずは安心ね。
これから、栄養のあるものを採取してくるわ。
ずっと葉っぱとかキノコとか食べて生き延びてきたから、そういう知識は無駄に広いのよ。
私に任せなさい!
フィアたん…優しい…(´;ω;`)