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91日目 大好きな貴方と

91日目 大好きな貴方と

私ね、結婚したのよ。


大好きな人と…やっと、結ばれたわよ。


その人はね、出会った頃から馬鹿な人で…息をするかのように借金をしてたり、初対面の私を舐め回すように観察しては日記に記録したり、おまけに一撃でドラゴン討伐すらこなせるくらい強くて、今まで会って来た人間の誰よりもヤバい奴だったのよ…!!!


勇者としての風格なんて一切無くて、手当たり次第に生きて計画性の無いような人で…この人が勇者であることに、最初は疑ったりしたわよ。


でも…一緒に過ごすうちに、気づいたの。


アルくんが勇者で良かったって…そう思えるくらいにね。


本当は…誰よりも仲間想いで、どんな些細な事も自分で背負おうとするような…とっても優しい心を持った人。


それが【勇者としての使命】だとしても…あの時


私を助けに来てくれた時の目は、貴方本来の心を映しているようで…綺麗だったわ。


建物を崩壊させてでも私を迎えに来てくれたり、、私に生きる意味をくれた。


こんな私を認めてくれた。


生きても良いって想ってくれた。



そんな優しい貴方が、大好きになったのよ。



国家を追われる身であっても、貴方は手を引いてくれた。


罪人として生きる身であっても、貴方は笑顔で語り掛けてくれた。


素直になれない冷え切った私の心を、貴方は抱きしめて…温めてくれた。


そして…


私に、幸せをくれた。


もう…貴方がいないと、私は生きられない心になったのよ…!!!!


責任取ってくれないと許さないわよ!!!



でも。



責任取ってくれたから許してあげる。




あ~もう…我慢できない!!!!


大好き、ずっと大好き!!!!!


いつまでも一緒にいよ、アルくん!!!!!!



カッコよかったわよ、アルくんのタキシード姿!!!!









やっと…

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