大好きょ。
大好き。大好きょ。
今 君にこの想い伝えられたなら どんなに楽になれるだろう…。
高校1年。
入学式を終え
新しい友達もできてきた。そして、新しい恋に進もうとしていた…。
元々カッコいいな って思ってたの。
だけど、私 好きな人できても いつも何もできないから…
今回もきっと片思いのまんまだよね…。
そんな事ばかり思ってたのに、
ちょっとしたキッカケで
君とメールをしはじめた。
「はるなだよ。よろしくね」
最初のメール…
返事かえってこないかもって思ってたから
着信音が鳴ったとき
すごく嬉しかった。
些細なやりとりだったけど、私には それが幸せだった。
「何の曲が好きなの?」って……
良太が聴いてる歌なら
私も聴きたかったから。
少しでも共通点を作れるように
私なりに頑張ってたんだ。
なのに、今日 送ったメールは 途中から返事が来ないの…
着信音が鳴るたびに
期待して携帯あけるけど
メールは良太からじゃなくて
今日はもうメール来ないのかな?って…
だから暇になっちゃって
ずっと1人で音楽聴いてたの。
良太の好きな曲じゃないけれど、何かしていなきゃ
落ち着かなくて…
「好き。大好きょ。」
今 この想いを良太に伝えられたら どれほど楽になるだろう。
だけど、良太のこと考えるたびに 胸が苦しくなる。誰かに締め付けられてるみたいに
胸が痛いんだ…
私 いつの間にか
こんなにも こんなにも
良太のこと大好きになっていたんだね。
いつか届けられるかな…?
私にとって 良太がどれほど大切な存在になっているのか…。
どれほど大切か……
だけど、
私は遠くから見ることしかできないの…
これからも ずっと、、、
見てることしか出来ないのかな…
苦しくて苦しくて
何度も君の姿追いかけた。
「好きだょ…。」
自然に出てくる言葉
だけど きっと今なら
ためらうことなく
良太に伝えられるよ。
「愛してる」と…。
この作品は今 現在のお話しです。まだ叶ってもいないし敗れてもいないし…これから どうなるのか私自身 楽しみですっ。