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無属性魔法の真骨頂

なっ、何が起きた!?


「ウガッ!?ガァァァァァァァ!!」


目の前では腕を折られたレッドゴブリンが苦しみのたうち回っている。


確かにあいつの拳は目前まで迫っていたはず。なのに触れた感触さえしなかったなんて・・・・・・そんなことあり得るのか?


予想外の出来事に肩透かしを喰らっていると、痛みになれたらしいレッドゴブリンが傷を負わせた俺に対して殺意を丸出しにしながら飛びかかってきた。


「うわっ!?」


俺は反射的に腕を交差して魔力を集中させた。


レッドゴブリンは怪我した右手を庇いながら今度は左拳を繰り出してくる。しかし今まで攻撃時に右手しか使ってこなかったのか、レッドゴブリンの攻撃は右拳の時とは比べ物にならない程貧弱だった。


だけど一応俺は油断をせずに魔力を両腕に集め続け、今度こそ来るであろう衝撃に備えた。


そしてレッドゴブリンの拳が10センチ程まで迫ってきた瞬間、

突然攻撃の手が止まった。


「「え??(ア??)」」


俺もレッドゴブリンも予想しなかった事態に両者思わず驚きの声が漏れてしまう。


「ギュルルルルルル パチンッ!!」


そしてそれに追い打ちを掛けるかのようにモーターの回るような音が鳴り響くと、レッドゴブリンの左拳が弾き返された。


「「え??(ア??)」



「ドシャッ!」


あまりにもの予想外な展開に意識が飛んでいた俺をもとに戻したのは、ふっ飛ばされたレッドゴブリンと地面の衝突音だった。


俺はレッドゴブリンの拳を受け止めるはずだった腕をまじまじと見つめた。


もちろんどちらの腕にも傷はなく、痛みが残留しているわけでも無い。


一体何が起こっているというのだ?俺の腕を特別な力が守っているとでも言うのか?絶対にそんなことがある訳無い・・・・いや、まさか・・・・・・・


ここである可能性が脳裏をよぎった。


魔力って魔力のまま体外に放出できるのか!?






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