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日にち薬な日々

アリッサの唄

作者: 書庫が好き

おらたちゃアリッサ、アリッサ、アリッサ♪

おらたちゃアリッサ、働きアリッサ。狭い隙間もへっちゃらさ〜♪高いところもへっちゃらさ〜♪へい!

おらたちゃアリッサ、アリッサ、アリッサ♪

おらたちゃアリッサ、働きアリッサ。どこでも24時間働くぞ〜♪へい!


デスマーチ明けで泥のように眠った翌昼、洗面台にふらふらと歩いて行くと楽しそうな歌声が聞こえてきました。

斥候アリでしょうか。一番上に登っているアリはもう少しでシェービングクリームに届きそうです。


「おはようございます。元気で楽しそうだね。

昨晩、茶色い羽の主に台所で出会ったけど、君たちは台所に興味はないの?垂直に1m往復するなら、水平に2m移動することもできると思うのだけど」


お〜ら〜た〜ちゃアリッサ、ア〜リッサ、アリッ〜サ

お〜ら〜たちゃ〜アリッサ、は〜た〜ら〜き〜アリッサ〜


何だか音程がずれてきました。石鹸のまわりをグルグルと回っているアリもいます。


幻覚なのか、ドラッグストアへ殺虫剤を買いに行くべきなのか考えるためにもうひと眠りすることにしました。

働き蟻は1日に短い仮眠を分けて取るだけという話を聞きました。働き蟻にもアリッサの唄が聴こえるのでしょうか。

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