自由奔放な彼女
いつも通りの生活。
私は一般人なので、何か大きなことがあるわけでもなく、過ぎていく。
でも、いつもよりちょっと視点を変えてみると案外「エロ」が隠れてるものだ。
結構厳粛な雰囲気で行われる授業。
その厳粛さこそが、学校たるものと言う人もいるだろう。(そう、実際にいる)
しかし、私はその雰囲気が「かなり」苦手なので、どうしても集中出来ない。
バカの典型と言われればそれまでだが・・・
別に眠いわけでも無いし、ペンケースでも見て暇つぶしをしてたら、ふとある物に目が止まった。
いや、正直釘付けになった。
原因は隣の席の住人のあし。
普通に考えたら、学校では上履きを履いているものだろう。
しかし、彼女は上履きを放って足先を器用に動かしていた。
顔は一切見なかった(見れなかった)が、退屈さが見て取れた。
爪先をピアノを弾く様に動かし、足首を上下に動かしている。
その動きはしなやかで、自由だ。
誰もがやる事の様な気がするが、爪先も足首も細い彼女がやってみるとこれが絵になっている。
しかし、靴下を履いているので動きが制限されている。
まるで自由でありたいのに、自由になれない彼女自身の様に…
いつもは(何となく)お堅い彼女の奔放な面を目の当たりにして、私はゾクソクした。
とてつもない興奮を感じた。
あぁ、いつまでも観察していたい!
ふと、授業のノートを録るという現実を思い出した。
面倒だけど視線を戻す。
ん? 誰かの視線…
何と、彼女がこっちを見つめていたのだ。
そんな彼女に欲情していた自分に罪悪感を感じたが、何食わぬ顔で見つめ返した。
すると…
笑いかけてくれた。
悪戯の共犯者みたいに。
何か「内緒だよ♪」と言われたみたいで、嬉しくなってしまった。
だから、こちらもニコリとした。
こんな何でもない事でも、人は幸せになれるのだなぁ…




