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ボクはワンコだから

作者: しろかえで

今日は童話です(漢字バリバリ使ってますけど)(^^;)

ボクはワンコだから

キチンとは人間の言葉は喋れない。

でもコウくんも

まだしっかりとは喋れないから

まあ

いいよね


コウくんが生まれて

ママと一緒におウチへ帰って来た時

ボクはその甘い香りで

すぐにわかったんだよ


ああ、その頃の事で一つ

コウくんに謝らなきゃいけない事があったんだ。


ママのおっぱいをコウくんがコクン!コクン!と飲む時は

部屋中に甘い香りが広がって

ボクはうっとりしてしまうのだけど

そんなボクの様子をママは見知っていて

保育園から帰って来たコウくんをあやしているボクに

「いつもコウくんと遊んでくれてありがとう。これはそのお礼」

とボクのお皿に哺乳瓶に残っていたママのおっぱいを入れてくれて

「母乳は栄養がいっぱいだから“フク”も長生きしてね」って頭を撫でてくれたんだ。


ごめんね。コウくん

あの時

ママのおっぱいを取ってしまって

ごめんね。

もう一緒に遊べなくなって


でもね、ボクが死んでも

きっとママやパパは

新しいお友達を連れて来てくれるから

大丈夫だよ。


ボクはそれを傍で見ているから

そして新しい子に

コウくんと早く仲良くなれる様に

そっと耳打ちしてあげるから


ボクはワンコだから

それが出来るんだよ。


だから

あまり泣かないでね

あまり心配しないでね


コウくん!


大好きだよ!!





なんだか、書いているうちにだんだん泣けて来ました(:_;)



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― 新着の感想 ―
 幼いころの記憶はきっと、かすかながら残ってるはずです。  コウくんもきっと、きみをおぼえてるよ。
スタート微笑ましかったのに、えっ!てなりました。 天国から見守っていて欲しいですね。
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