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6話 急展開

それから、1週間ほどが経った頃、ある日の昼休み、またしても光一は窮地に立たされることになる。

いつものように学食で、昼ごはんを食べる、光一と優斗。光一は現状を整理することにした。


光一は小声で優斗に確かめる

「あれから、捜索隊はどうなったんだ?」

優斗

「自分が神楽光一だって言い張る奴ばっかり出てきて、内部分裂して、自然消滅って感じだな」

光一

「まぁ、俺たちの真似事して、いい思いしようって考えだろうな。」

光一は少し肩の荷が降りたような気がし、ホッとする。

食べ終え、トレイを戻し終えた光一と優斗の光景に騒がしくしているテーブルが目に映る。光一と優斗は遠目で様子を見ることに。

そこには4人の転校生を取り囲うように生徒が集まっていた。 


「今から、神楽光一のクラスを当てたいと思います!!!!」

周り生徒もザワザワ。


優斗

「なんか、超!おもしろそう!」

光一

「おい!ふざけてんのか!てめぇ!」

「見える!見える!見えた!!!!神楽光一のクラスは....」


ゴクリとツバを飲み込む光一。


碧は声を大きく張りつつ

「1-1 95%!!!」


秋穂はなぜか自信ありけな顔をしつつ、誇る。

「やっぱりね!!」

姫菜は占いというのともあり、確定的な物ではないので、ちょっと不安げな表情を浮かべる。

花蓮はハイテンションで、

「私!わかっちゃったよ!!!」

となぜか光一に視線を向ける。


光一は目が合い、直感的に嫌な予感をする。

花蓮

「神楽光一はあの人に違いない!!!」

と光一を指をさす。

光一は真っ向否定をする。

「ちげーよ!!バカ女!!」

と言って、優斗を引っ張りつつ、急いでその場を後にする。


この花蓮の発言で周りの生徒は大騒ぎして、収集が収まりそうになくなる。


そこに東雲翼が割って入る。

東雲翼とは現役女子高生モデルであり、転校生4人と共に学園のマドンナ的存在である。

翼は姫菜と同じクラスであり、あまりに大きな騒ぎになっており、姫菜の困惑している表情がぱっと目に映りその場おさめることにした。


「みんな、ちょっとくらい気を使おうよ♪

こんなに騒がれたら、迷惑でしょ♪友達ならこういう時くらい、そっとしてあげようよ♪ねっ♪」


この一言で我に帰り、周りの生徒は一言大騒ぎして迷惑かけたことを軽く謝りつつ、その場を後にする。

翼もその様子を見届け、姫菜に一言、

「また、困ったことあったら何でも言ってね♪」

と言ってその場をあとにする。


秋穂

「すっごーく、美人さんですね♪」

花蓮

「秋穂は相変わらず、猫にしか興味ないんだねぇ♪超有名だよ♪あの人、この前、表紙飾ってたしね♪」

秋穂

「モデルさんなんですか!?高校生で!?」

「そんなことより、今後、どうするか決めようよ。」

花蓮は待ってましたと言わんばかりに

「そんなのやることは一つしかないでしょ♪

ムッフフッフ♪...」

秋穂と碧と姫菜はなんとなく、花蓮の考えには察しがついていた。

わかりながらも秋穂が質問する。

「それで?」

花蓮

「光一くんと1人ずつデートしようよ!」

秋穂

「だと思った」

姫菜は心の中で光一の妹を思い出して、また遊べると思い、ちょっと嬉しそうな表情を浮かべる。

「占いとしてもいい兆しだと言ってるっぽい」


時は過ぎ、夜8時過ぎ。

光一はいよいよ、秋穂の連絡先を登録することにする。放課後、光一の下駄箱に秋穂の連絡先のメモ用紙が入っていた。

登録して、5分くらい経ち、LINEが来る。


登録遅すぎるんだけど!!

それよりも明日は必ず妹ちゃんを連れてくること!絶対に!絶対に!!それと妹ちゃんの名前も教えなさい!11時、最寄り駅! 


光一はイラッとしつつ、小言をこぼす。

「なんか、ムカつく...」

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