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大罪集めの周記録  作者: 大罪の戯れ
第1章「静かな波 穏やかな風」
7/7

第6話「反省会」

怠惰「…ところでなにをしてるの?」

傲慢「尋問中だ。」

強欲クローバー「尋問中です。」

傲慢「暴食が捕まえたみたいなんでな。」

暴食「えっへん!」

ロウ「ボーちゃん偉いねー!」ヨシヨシ

暴食「むっふー!」

傲慢「敵の目の前でイチャイチャするな。」

傲慢(我まだヨシヨシしてもらってないのに!ずるいぞ!暴食!)

ロラシオン「そうですよ!常に緊張感をもってですね…」

ロラシオン(いいなぁ…私も猫耳生えればヨシヨシしてもらえるかな?)

怠惰「ロラシオン。怪我はないかなー?」

ロラシオン「あっはい!あの時はありがとうございました!ところでなんで私の」

傲慢「まて、今は尋問をするぞ。個人の話し合いは尋問が終わったあとにしてくれ。」

ロラシオン「はーい。」

傲慢「さて…」

強欲クローバー「なんでしょうか。」

傲慢「まず1つ目。強欲団とはなんだ?」

強欲クローバー「団…と言ってもメンバーは7人と少数なんですけどね。強欲団が作られた目的は分かりません。私はお金が欲しくて入りました!定期的にお金が支払われるんですよね。」

傲慢「強欲団の階級はどんな感じだ?」

強欲クローバー「えっと、一番下からクローバー、ダイヤ、ハート、スペード、ジャック、クイーン、キング、そしてジョーカーの強欲様です。」

傲慢「主が戦ったのは確か…」

ロウ「キングだったよ。強欲は忙しいとかなんとかかんとか。」

傲慢「クローバーよ、強欲は何をしている?」

強欲クローバー「分かりません。強欲様はごく稀に私たちの前に現れて、直ぐに去っていきます。キングでもどこに行くか、分からないそうです。」

ロウ「あっ、気になったんだけど。キングは何故か、権限を使えてたんだよね」

傲慢「なに?」

強欲クローバー「あぁ、それは、この前強欲様が、「え?俺の力が欲しい?えー…じゃあちょっと力あげる。」と言っていましたね。」

傲慢(あやつめ。めんどくさいからって権限を渡したな。)

ロウ「そう考えると、君も権限持ってるの?」

強欲クローバー「いや、配られたのはジャック以上でした。」

傲慢「…なかなかに厄介だな。」

ロウ「そうだね…。」

強欲クローバー「あのーこれから私どうすれば?」

傲慢「とりあえず、強欲を捕まえるまでは、捕虜として扱う。」

強欲クローバー「そうですか…」

ロウ「どうしたの?」

強欲クローバー「いや、息子達が心配で…」

ロウ「え?既婚者なの!?」

強欲クローバー「はい!既婚者です!」

ロウ「ゴウさん…」

傲慢「はぁ…そんな顔で見つめるな主よ。」

傲慢(そういう顔も可愛いとはなんという生物なんだ。)

傲慢「クローバーよ。家から1度も出ない代わりに家に帰れる、という契約を交わしてやるがどうする?」

強欲クローバー「やりますやります!ぜひ、やらせてください!」

傲慢「契約主は…暴食でいいか?」

暴食「俺っちっすか?別にいいっすけど。」

ロウ「僕じゃダメなの?」

傲慢「主はこれから戦いがあるんだ。それももっときつくなる戦いだぞ?そんな中で気力をここで消耗してはいけない。」

傲慢(本当はこんな契約、主にして欲しくないからな。主には純白でいてほしいな。)

ロウ「なるほど…わかったよ。」

傲慢「うむ、」

暴食「じゃあクローバーさん。契約やるっすよ?」

強欲クローバー「ええ、いいわよ?」

暴食「契約内容 家から1度も出ない 契約破棄内容 契約主が死んだ時、または強欲を捕まえた時のみに限る 汝はこれを認め、縛りを抱えるか?」

強欲クローバー「認める。」パァァァァ

暴食「ふぅ、」

ロウ「ボーちゃんおつかれ!」

暴食「ありがとうっす!」

傲慢「とりあえず今日は寝よう。明日に支障がでる。」

ロウ「そうだね!早くねよう。」

怠惰「僕もねむいよー。」

憤怒「さっきまで寝ていただろうが。とりあえずこれ飲め。怪我したのに何も食べんのはまずいからな。」

怠惰「はーい。」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ロラシオン「あの、怠惰さん。」

怠惰「たいちゃんでいいよー?」

ロラシオン「えっ?分かりました?たいちゃん…さん」

怠惰「ふふふ。何それ。」

ロラシオン「あぁ、すいません。たいちゃん…さん。」

怠惰「慣れるまでかんばりなー。」

ロラシオン「はい、ありがとうございます?」

怠惰「…緊張は溶けたかな?」

ロラシオン「えっ?あはい。」

怠惰「それは良かった。緊張してると疲れるからねー。このくらいダラっとしてた方がいいのさー。」

ロラシオン「はい!分かりました!」

怠惰「それで…というか要件は分かってるけどね。」

ロラシオン「私の婆さまのこと」

怠惰「うん、」

ロラシオン「教えて貰っていいですか?」

怠惰「ただ、教えるだけじゃつならないからなー。…強欲を捕まえるか、兄を殴れたら教えるよ。」

ロラシオン「なんですと?そのくらいなら…てかなんで知ってるんですか!ここの人達は皆、盗み聞き大好きなんですか!?」

怠惰「あははー。聞こえちゃったものは仕方がないよねー。」

ロラシオン「もう、分かりましたよ!いくらでも殴ります。」

怠惰「頑張ってねー。」

ロラシオン(この2週間で色々な事が起きたし、気になることも増えた。ロウさんの過去だったり、怠惰さ…たいちゃんの謎。知るのが少し怖いところもあるけど、それ以上に好奇心が勝っている。今私にできることは、自分を鍛えるただそれだけ。頑張らないと。)

ーーーーーーーーーーーーーーー

ロウ「…」

ロウ(さっきの戦いがずっと心に残っている。「なんのために戦っている?」。そんなの、そんなの分からないよ、僕はなんのため?自分のため?世界のため?いやもっと誰かの。)


ザザザ…

???「お前はこれから、人知れず世界を救う。認められない…褒められない…逆に貶される。まるでこのの空気のようだ。だが絶対に支えてくれる人が出てくる。」

???「お父さんにはでてきたの?」

???「あぁ、もちろん。」

???「誰?」

???「それは…秘密だ。大丈夫お前がわかる日も来るさ。」


ロウ「…夢?それにしても鮮明な…ってもう朝?!いつ間にか寝てたのか。ん?隣にいるのは…」

怠惰「んー?あと167日寝かせてー…」

ロウ「遅すぎるわっ!てか勝手に布団に入らないでよ。ん…この流れ的に」

憤怒「早く…起きろぉぉぉぉ!」

ロウ「やっぱり?」

ドォォォン

ーーーーーーーーーーーーーーー

ロラシオン「全く!朝から何してるんですか!」

ロウ「ええっと、命の取引?」

憤怒「死の目覚まし時計?」

ロラシオン「ふざけてないで、朝ごはん食べますよ?今日は強欲団に攻め込むんですから。」

ロウ「あっそうか!すっかり忘れてたよ…」

憤怒(前まで、わしの立ち位置あそこだったような…)

憤怒「茶番はここまでにしておこうか…」

ロウ「そうだね!フンさん。今日の朝ごはんは?」

憤怒「む?今日は目玉焼きと妖力草のサラダを包んだパンだぞ?」

傲慢「卵類は暴食が好きなメニューのひとつじゃなかったか?」

憤怒「はっ!」ドォォォン

傲慢「相変わらず行動までが早いな。」

ロウ「あっおはようゴウさん。」

ロラシオン「おはようございます。傲慢さん。」

傲慢「あぁ、おはよう。」

傲慢(ふむ、夜中に見る主もいいが、朝の寝癖状態の主もいいな。)

憤怒「主よー!」

ロウ「フンさん!?どうしたの?」

憤怒「暴食が…居ない!」

ロウ「えっ?」

ーーーーーーーーーーーーーーー

番外編

ロラシオン「傲慢さん!」

傲慢「なんだ?ロラシオンよ?あとこれはデジャブというんだぞ。」

ロラシオン「暴食さんがヨシヨシされてたのどう思いますか?」

傲慢「とても…羨ましいな」

ロラシオン「ですよねぇ!それで我々にも猫耳がつけば、ヨシヨシしてもらえるのでは?と。」

傲慢「なるほど…それなら1人、猫耳生やせるやつをしっているぞ?」

ロラシオン「まじですか!?」


ーーーーーーーーーーーーーーー

怠惰「それで僕のところに来たんだね?」

傲慢「あぁ、頼むぞ?怠惰よ。」

ロラシオン「お願いします!」

怠惰「はぁ、お代は後払いで、」

怠惰権限「怠惰反転」

ロラシオン「おお!ほんとに生えた!」

傲慢「よしいくぞ?」

ロラシオン「はい!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ロラシオン「…」

傲慢「…」

ロラシオン「傲慢さん?」

傲慢「我に言っても無駄だと思うがなんだ?」

ロラシオン「どうやって話しかけましょう?」

傲慢「1度ひいて作戦会議だ。」

ロラシオン「はい!」

怠惰(なんで主のことになると、知能が低下するんだ?)

↑次回に続く

ゴウさんとお母…ロラさんって仲良いよね。

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