第4話「圧倒的戦力差」
憤怒(やばい、かなりやばい。わしの戦闘スタイルは圧倒的な火力による近距離戦。相手はスピード重視の遠距離型。相性がかなり悪いのである!)
???「ふっ。」
憤怒「ぬおおおお!鼻で笑ったな!」
憤怒権限「怒人到煉」
ゴゴゴゴゴ
???「なに!」
憤怒「チェックメイトである。」
???「くっ!」
憤怒「ほぉあの至近距離からよく避けたであるな。」
???「ハァハァハァ…この強欲団のダイヤ様が負けるはずがなかろう!勝ちに強欲でなければならないからな!」
憤怒「弱いやつのほどよく吠えるとはこの事か…さて、次は外さんのである。」
強欲ダイヤ「そっちこそぉぉぉ影装「黒曜指揮」!」
強欲ダイヤ(1度冷静になれ。ふぅ、いくら権限だとしても制限時間があるはず。それまで隠れていよう。)
憤怒「かくれんぼは好きでは無い。」フォン ドゴォォォ
強欲ダイヤ「くそっ!くらえ!」
強欲ダイヤ(殴るだけでこの強さ!)
憤怒「水なんかかけても意味無いのである。」
強欲ダイヤ「それはどうかな?」
憤怒「消えた?なるほど水系の能力か。」
強欲ダイヤ(ふふふ。馬鹿め俺は影を操る程度の能力。水をかけることで水系だと相手は思うそうすると。)
憤怒「水を全て消すか。」
憤怒権限「憤殺剛炎」
憤怒「ふぅ、連続でやると疲れるであるな。」
強欲ダイヤ(水を消しても相手は出ない。それによって体力を消耗された中で混乱する!そこにグザッだ!まさかあいつは自分の影にいることは思わないだろうな)
憤怒「ふむ、でてこないであるな。」
強欲ダイヤ(今っ!)
憤怒「残念であったな」
強欲ダイヤ(はっ?俺はなんで吹き飛ばされてるんだ?確かにあいつは混乱していて…)
憤怒「お前駆け引きが下手である。最初から影をあやつる系なのは知っていた。目の前で影に入るバカがどこにいるであるか?混乱されるために水をかける。この時点でわかっていたのである。」
強欲ダイヤ「なんだ…と?」
憤怒「策士策に溺れるとはこのこのだな。」
憤怒(権限を使えないのは驚いたがそれだけであったか。)
ーーーーーーーーーーーーーーー
怠惰「気力操作「気身速復」はぁ、驚いた。」
???「それはどうも」
怠惰「褒めてないけどねー」
???「そうでしたか?私は強欲団のハート。以後お見知り置きを。」
怠惰「覚えるのだるいからやだ。」
強欲ハート「そうですか。残念です。」ドン、ドン
怠惰「ふーん。なかなか早いね。」
強欲ハート「そうでしょう!この武器は特注で作ってもらった早く軽くを限界まで絞り込んだ銃なのです。」
怠惰「へー。」
強欲ハート「おや?お気に召しませんでしたか?」
怠惰「いや?どうでもいいから。」
強欲ハート「…」
怠惰「はぁ、僕は負けられない理由が出来ちゃったからなぁ。ごめんね。一瞬で終わらせるよ?」
強欲ハート「できるものならやってみて下さい。」
怠惰権限「怠惰な世界」
強欲ハート「ここはどこでしょうか?」
怠惰「ここはこの世で最も怠惰な世界なんだよー。」
強欲ハート「そんなところに連れ込んでどうしようと?」
怠惰「この世界は怠惰そのもので出来ている。この世界に怠惰でないのが来たらどうなると思う?」
強欲ハート(まずい!)
ゴシャグシャ
怠惰「世界は永遠に怠惰にしようと考える。そのためには動けないように、考えられないように肉塊になるってこと。はぁー無駄に疲れたなー寝よ。」
ーーーーーーーーーーーーーーー
暴食「…」
強欲クローバー「…」
暴食「えっ?なんで?食べれるの?」
強欲クローバー「なんでじゃないわよ!あなたがやったことでしょ!」
暴食「いや、食べられると思ってなくて。」
強欲クローバー「どうするのよ!私素手で戦ったことないんだけど?」
暴食「一応、気絶させた方ががいいんすかね?」
強欲クローバー「なんで私に聞くのよ!」
暴食「あっすまんっす。じゃあ気絶させるっすよ。」
強欲クローバー「痛いのは嫌だから早くしてね?」
暴食「はぁ、」ドス
暴食(これ活躍したと言えたっすかねー。)
ーーーーーーーーーーーーーーー
傲慢「ふむ、何故効かなかった権限が効いたのか?と言う顔をしているな。」
強欲スペード「ぐがぉおおお!」
傲慢「権限の効きやすさは相手の気持ちによる。我の権限だったら相手が傲慢だと効きずらくなり、それか別な感情だけで押し返しているか。これだけしかない。だが、貴様はこのどれかでもない。」
強欲スペード「なにがっ、言いたい!」
傲慢「誰が喋っていいと言った?」
強欲スペード「ぐが!」
傲慢「貴様には札が着いてあった。効果は権限を退ける、だろうな。ただ貴様はこれを盗られた。負けは確定している。今から死ぬよりもキツいことをしてやろう。」
強欲スペード「心は…ないのか?」
傲慢「敵にか?ふはははは。面白いこと言うなお前。敵にかける情などなかろう?」
傲慢権限「偽医者の発言」
強欲スペード「あが?ぐがぁぁぁぁ!ガァァァ」
傲慢「これは全ての病を相手に送る権限だ苦しいだろう!」
傲慢(良かった。ちゃんと発動してくれた。)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ロウ「ぐぅ!」
ロラシオン「まずい!」ドン
強欲キング「…ふん。」ドコォ
ロラシオン「うそ?」
ロウ「今!分身「起」!」
強欲キング「…」
ロウ(くそぉ勝てる要素がない!攻撃でも負け、守備でも負け、速さでも負けた…それに圧倒的な経験値の差がある。)
強欲キング「はぁ…つまらん。」
ロウ「何?」
強欲キング「つまらんと言っている!」
ロウ「どういうことだ?」
強欲キング「その名の通りだ。普通戦いというものは相手の行動、能力、スタイルそれを予測しながら戦う。だから楽しい。お前らは、はなから試合を諦めているだから全く楽しくない!」
ロウ「しょうがないだろ!弱いんだから!」
強欲キング「はぁ…強くなりたいと思ったことはあるか?」
ロウ「そりゃいくらでもあるさ!」
強欲キング「なんのために?」
ロウ「皆を守るためだ!」
強欲キング「違うな!」
ロウ「なんだと?」
強欲権限「欲の目」
強欲キング「お前はもっとどす黒い理由だ。強欲の俺様が言ってるんだ。間違いはない。」
ロウ「…」
強欲キング「もう一度聞く、お前の強くなりたい目的はなんだ?」
ロウ「…ワカラナイ」
強欲キング「なんて?」
ロウ「分からない!でも確かに皆を守りたいっていう気持ちはあるはずなんだ。」
強欲キング「そうか…それがお前の答えか…。じゃあ1人殺せばお前は強くなれるな。」
ロウ「なにを!」
ザシュ
ロラシオン「え?」
怠惰「ぐ!」
強欲キング「はぁ、つまらんつまらんつまらん!興ざめだ帰るか。」
ロウ「おい!待て!逃がすと思うなよ!」シュ
強欲キング「はぁ、」ゴッ
ロウ「がぁ!」
強欲キング「今のお前では強欲様に勝てないし、合わせもしない。目的を見つけてから来い。」シュ
ロラシオン「どうして!どうして!」
怠惰「うるさい!泣くな!」
傲慢「大丈夫か!?」
怠惰「まずはロウだ!僕は復活できるから…」
傲慢「わかった…」
ロラシオン「どうして!守ってくれたんですか!?」
怠惰「お前がっ!サラに似ていたからだ。」
ロラシオン「え?どうして…私の婆さまをしってるんですか?」
ーーーーーーーーーーーーーーー
番外編
博物館に攻める前の話
強欲ハート「そういえば、毎月来るこのお金はどこから来てるんでしょうね。」
強欲ダイヤ「…どうでもいい。」
強欲スペード「人を殺して奪った金とか?」
強欲クローバー「怖いこと言わないでくださいよ。」
強欲ハート「ははは、すいませんね。ただ、本当に不思議ですね。」
強欲キング(強欲様は普通に働いているというのは言わないでおこう。戦闘では気持ちも大事だからな。)
果たしてたいちゃんの過去とは