1話 プロローグ
最初、ストーリーの都合で短めなのです(´;ω;`)スイマセン
環境と言うものは残酷だ。
人の気持ちも考えず、ただ流れるように物事が決まっていく。僕、佐久田 陸はそんな世界が嫌いだ。その理由は、僕の趣味である物事の検証を妨げるからである。
僕は昔から好奇心が強く、どうして、そのようになるのか、どういう過程を積んでいるのか、という事をよく考えていた。
そして、それらを知るために僕は色々な実験をするようになった。中には危険な実験もあり、親や周りの大人に無理矢理止められた事もある。
そのうち僕は、周りから危険人物扱いされ、親にすら危険視された。
……こんな生きづらい世界、僕は大嫌いだ。
◆◆◆◆◆
「お〜す。今日はなんの本を読んでるんだ?」
僕が高校の自分の教室にて、本を読んでいると、後ろの席の時雨 恭也が問いかけてきた。
恭也は高校入学してすぐのボッチな僕を見つけて、いきなり「友達になろうぜ」と言ってくるめちゃくちゃフレンドリーな奴で、僕の唯一の友達、いや、親友とも言える相手だ。相手がどう思っているかどうかは分からないけどね。
「相対性理論についての本だよ。相対性理論と言うのは……言っても分からないか」
「辛辣ぅぅぅ! でも、何言ってるか多分分からないのが辛いぃ!」
「まぁ、社会で生きていくならいらない知識だよ」
「それもそうだな! ってやべぇ! 今日提出の化学のプリントやってねぇ!」
相対性理論で思い出したのか、恭也が化学のプリントをやってない事が判明、そして、僕の方に目線が……。
「仕方ないな……。ほれ」
「アアアア!陸様!ありがたや!」
「さっさと終わらせて返せよ」
「おう!」
他愛のない会話だが、いつもの楽しい会話だ。こんな時間が続けばいい、と思ってしまうほどに。
そう僕が思った時、教室が真っ白に包まれた。そして、レンガで作られた建物と思われる見覚えのないところに僕達は立っていた。
読んでいただきありがとうございます!
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モチベアップに繋がって執筆が捗るです(*´ω`*)




