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1章 bounty(Jul.27th.2009)

  n.【bounty】

  1 〔人への〕気前のよさ、恵み深さ

  2 (貧者への)施し物、恵み物



 目覚まし時計が健気に叫んでいる。

 ぼくは本能的にその金属音の十六連打を嫌悪して、思わず発狂しているように叫んでしまう。

 目覚まし時計にまともな音はないものかと自分に問うが、どうしようもない。自分に問ったところで何が解決するというのか。

 そもそも、この大嫌いなリズムのおかげで毎朝起きることができている。その点は感謝しよう。

 目覚まし時計の周りを適当に数回叩くと、ベルは死んだ。ただ、数分後には生き返る。身構えていなければならない。



 明るい木目調のフローリングが敷かれた六畳という、それほど狭すぎるわけではなさそうな部屋。奇麗で無機質なステンレスの柵がついたシングルベッドでぼくは夢から醒めたらしい。真っ白の壁紙も相まってSFに出てくる刑務所を連想させる部屋だった。

 ――醒めたらしい、というより、醒めた。まず間違いなくいつもの朝だ。気力が出てこないのでしばらく目は閉じることにする。

 ぼくは横を向いて寝ている。人間に生まれた性というべきか、胎内に収まろうとしているかのように躰の各部を折り畳んでいる。

 枕と頭の間に挟まれていた右耳が体温で暑くて不快だった。でも眠くて寝返りを打つ気さえ湧かなかった。灰色のスウェットを着ている全身も暑い。

 もう二十代後半もいいところだ。全身が重くなりはじめたうえに、若者らしく爽やかではあった体臭がじきに中年の毒ガスのような体臭に切り替わるはず。

 しかし暑い。汗をかき続けるぼく。

 まだ起きられまい。昨日気分を切り替えて一気に部屋を掃除したからか、部屋はまるでコンピュータが並ぶオフィスのように整頓されている……はずだ。

 目はまだ開けない。

 オフィスどころか、まるでハイテク工場のクリーンルームのように無機質かつ殺伐とした印象を受けるほどとにかくけがれ一つなかった。どこを見ても無垢としかいいようのない部屋。

 目を閉じているので――脳裏には昨日の深夜の部屋が思い浮かんだ――

 外で鴉が鳴いた。都心をせわしく飛び回るそれよりは落ち着いた鳴き声だった。

 頭の周りを必死に手で探る。まだ躰の筋肉は起ききっていないので視界はない。手にプラスチックを感じて、掴む。

 そうだ。これこそぼくが求めていた、薄型テレビのリモコンである。

 機能が満載されたそれはとても大きくて長かった。それと、重い。電源ボタンはこれか――いや違う、消音ボタンだ。電源が点いていないのに押してどうする? ボタンを探りに探り、日の丸のように立派な円形のボタンを押した。

 電源が点いていないときに押した消音ボタンに効果はなく、まぶたを閉じた暗黒世界にニュース番組の占いコーナーの音声が流れ始めた。

 テレビ局自慢の美人女性アナウンサーが、退屈になるぐらい早口で占いの順位を告げる。

 アナウンサーは大急ぎで、時折噛みながらも、健気に読んでいるようだ。……と思えばすぐ読み終わっていた。

 ぼくは特別それに興味があったわけではないので、三位がしし座、十位がやぎ座、十二位がいて座ということしか聞き取れなかった。

 占いの終了をもってニュース番組が終わると、また新たにニュース番組のようなものが始まった。

「おはようございます。七月二十七日月曜日です。えー、本日は緊急ニュースといたしまして、インド郊外でのテロリストの武装蜂起について――」

 つまらない洋画よりは国際ニュースのほうがまだ元気が出る(もっとも、ドラマとかアニメが一番好きだが)、だからそれを点けていよう。

 でも、ぼくにとってドラマ以外の番組は単なるBGMに過ぎないから――あまり気にして注視することはない。

「今回の暴動で、現在はイスラム原理主義テロリストのグループとインド軍、パキスタン軍、警察の銃撃戦となっていて、死傷者は十数名――」

 国際ニュースの画面が少しずつ見えてきた。目が開いていき、首がゆっくりと曲がって視線は薄型テレビへ。

 明るいスタジオ。眠気をまるで疎外するような出演者のはきはきとした声。それらはまるで会社の食堂で観る昼のニュース番組の雰囲気だった。その雰囲気に脳が反応し、次第に部屋の中の様々なものに意識が回るようになった。気付くとぼくは完全に眠りから目覚めていた。

 夢から醒めても、ぼくの脳は決してニュース自体に意識を向けようとはしない。

「そちらで現地のホテルに滞在している方と電話が繋がっております。御冷みひえさん?」

 ……何もしていないのがいやになる。朝食を食べよう。飯だ。

 でも、何も急ぐ必要はない、会社に往く必要もないのだから。

 鴉の鳴き声はさらに落ち着いたものに変わっていた。雀の鳴き声が横入りして、少しあとにはそれのほうが激しく鳴いていた。



 月曜日にもなって、会社員であるはずのぼくが休まなければいけない理由とは悪いものではなかった。それは日常生活において、我が社が開発した試作品の試用、つまりモニターだ。

 その間の分の給料はある。だから、この状況は有給休暇の四文字でわかりやすく説明することができるかもしれない。「休暇」なのかどうかは疑問だが。

 いったい何の縁があってモニターに抜擢されたのかはわからないが、とにかく我が依田よだ電機の最新鋭ヘルメット型ヘッドマウントコンピュータを使えるのだ。楽しみにはなる。



 いつ届くのだろう。

 玄関の高級そうに見えるドアから不自然に盛り上がったポストには、不在通知その他の類は入っていなかった。

 黒を背景として高級感を醸し出しておきながら、やはり高価なメニューしか載っていない寿司宅配のチラシ。

 不動産の値段が印刷された安っぽいわら半紙。一口に高価といえるレベルではない。

 変な請求の紙は無かった。

 電話に留守番電話は蓄積されていない。着信履歴にも宅配便と思しき番号なし。やはりまだコンピュータは来ていない。会社から到着日時は知らされていない。

 宅配便とは届くまでが待ち遠しいものだ。それが素晴らしいものか憎むべきものなのかは別にして、その待ち時間に何をすればいいのか考えてみる。



 ……たった今来ていたら?

 と、ふと思い立って、ドアに埋め込まれた小さな穴から玄関前の光景を覗いてみる。潜水艦の潜望鏡を彷彿とさせるその穴の奥には手すりがあった。これはマンションだから当たり前だろう。

 今日は珍しく鳩の糞が見えない。これは鳩の糞がなくなったのではなく、鳩の側が糞を見えない場所に投下する技術を身につけた、とどのつまりそういうことだ。だいたいそういうことだ。

 人間と鳩の糞闘争は、人間が新技術を発明したところで鳩がそれをすり抜ける術を見つける、いわば抜きつ抜かれつの技術競争状態にある。

 誰もが思っていることだろうが、糞という名の新型爆弾を街中にばらまく鳩は平和の象徴などではない。

 鳥類最強にして最悪の爆撃機部隊といってもいいかもしれない。



 振り向くと、時計の二つの針は八時二十分を指していた。

 時計界では見た目が美しい「黄金比」とかいわれるらしい十時十分とは上下対称の関係にあるが、ぼくは八時二十分を指す時計を見て動悸がしたような気がした。

 それは美への反感か? 時間への恐怖か? でも先には何も迫っていない。あるいは予言とかそういった第六感か? はたまたこの先地震か何か起きるのか? ぼくは心配になりながらも、何か別のことを見つけようとした。

 あいにく、ぼくにはやるべきことはおろか、もてあましている時間を活用する術さえないようだ。これは前から予想してはいたが、実際その場面に出会うと荒野に放り出されたような異様な寂しさを覚えた。

 しばらく黙り込んで、テレビも消して瞑想にふけていると、インターホンが鳴った。瞑想の結果は何も生まれなかった。

 言っておくと、これは瞑想であって、妄想などではない。変に勘違いされては困る。

 くだけた言い方をすれば、ぼうっとしていただけだ。

 チャイムの柔らかい音が鳴り終わる頃にインターホンの受話器を取り上げ、「はい?」

「田熊急便です」五十代くらいの男か。いかにも温厚そうな声だった。玄関に向かって歩いていく。

「はい」

 印鑑を探す。都合良く、玄関の目線の高さの小さな棚にシヤチハタが立っていた。その所在を確認すると、ドアを開けた。

 配達員はぼくと目を合わせて柔らかい表情で、「えー、はい、こちらがお届け物になります」

 何も悪いことはできないような顔だった。

 かなり大きく、一人暮らし用の冷蔵庫なら入りそうな大きさの、荒っぽい茶色のダンボール箱が持ち上げられた。そして少しぼくのほうに寄せると、申しわけなさそうに配達員が言った。

「すいません、すいません。ちょっと荷物が大きいですね。大丈夫ですか?」

「あ、大丈夫です」

 試しにぼくは箱の側面を両手で掴んで持ち上げてみた。重かったが、見た目の割には軽かった。でも重かった。

 総評して――重い。

「えーと、清水裕信しみずひろのぶさんでいいですね? 印鑑をお願いします」

 伝票が差し出される。

 ぼくは後ろを振り向いてシヤチハタを取った。キャップを取って、伝票の印鑑を押すべき部分の裏に指を当てて、その反対から印鑑を押した。奇麗に明朝体で「清水」と押すことができた。少し嬉しかった。

 荷物を少し玄関のほうに引き込むと、配達員が言う。

「はい、ありがとうございました」

 配達員は親切なことにドアを閉めてくれた。ぼくが鍵をしめて、荷物に一瞥くれた。

 さっき一人暮らし用の冷蔵庫なら入りそうな大きさだと言った。あと、別に例えるとすれば――? 中学生とかそのぐらいなら一人は入りそうなものである。小柄な女なら入れる――?



 例の六畳部屋に荷物を運び込んだ。

 気付けば、茶色のダンボールの端には小さく控えめに、優しい印象を与える丸ゴシック体で<依田電機>と印刷してある。

 うちの会社でこんなデザインのダンボール箱は見たことがない。よほど期待されている新製品なのだろう。

 箱の上面のふたの部分を伝票が覆っていた。その伝票がひどく汚れていて、見ていて気分のいいものではなかったし、剥がさない限り箱は開けられないようなので、伝票の剥がれかけている部分を思い切り引っ張り、剥がそうとした。

 これはかなりの粘着力である。思わず剥がすときに苦労してしまった。

 この粘着材は伝票を貼付するためではなく、鼠とかごきぶりを捕るのに使ったほうがいい。

 もっと力を込めて引くとダンボールの一部が崩壊して、中ほどにある波状の構造が見えてきたので、ダンボール箱のふたを開けられるように伝票を律儀にはさみで切った。

 一部を剥がしかけて、途中で切った伝票はさすがに見栄えが悪い。もはやグロテスクといえる代物であった。

 中には、プチプチとよく呼ばれるビニール製の衝撃緩和材、発泡スチロールでできた直径二センチぐらいの球体、新聞紙がいっぱいに詰まっていた。これぞ適当梱包の極致。

 それらをかきわけると、まず折られた説明書が出現した――発掘される化石のように。

 それも、A4サイズの紙数枚に印刷されており、その端の一端を一つのホチキス針でまとめられているにすぎない説明書だった。

 密かに気合いの入ったダンボール箱とは大違いで、どこにも気合いの欠片さえ見出すことができなかった。

 粗製濫造、いや、試作品なので濫造しているわけではないと思うが、粗製であることは明らかだった。



 とりあえず、ぼくは説明書を読まなければ機械は使えないたちで――それに加えて未知の新製品なので――熟読してみることにした。熟読というほどの量はないが。

 表紙には<DNR0081説明書>と表題がある。ただ、それだけが一文字二センチ四方ぐらいの大きさの明朝体で印刷されている。

 印刷全体は安っぽい乾いたトナーではなく、気品を伴った光沢があるインクジェットの印刷。かなり少数の生産だったのか、それとも偶然に説明書の原本が付属したのか、そのどちらかだろう。

 表紙をめくった一枚目の一行目には、<説明書>としか書かれていない。こちらはとても小さいあまり可愛らしくなっている明朝体で。

 次の行に書かれている、型番らしき文字は――

  <DNR―0081B>

  <DNR―0081W>

  <DNR―0081S>

 ――それぞれ、ブラック、ホワイト、シルバーといったところか。

 というより、それ以外ぼくの思考では思い浮かばない。これはW、即ち白らしい。

 最初のほうの気持ち悪いくらい丁寧かつ穏和な文は無視する。

 大きいゴシック体で書いてある、「付属の冊子をお読みください」とかいう旨の記述が目に入ったが、冊子など付属している気配がない。

 説明書の文章はところどころ読点が抜けて、ひどく投げやりな文章に思われた。

 使い方は、まず、”スクリーンフィールド”なる蚊帳のような形をした白い小型テントを設置し、その中に入って、真っ白の、バイクのフルフェイスヘルメットのような形をしたDNRを被る。それだけで動作するらしい。

 説明書の最後のページを開いたまま足許に置く。

 説明書というよりは、数枚の紙。数枚の紙を置いて、刹那に思いを馳せる。鴉はそのとき鳴かなかった。



 突然大きな疑問が突発的に頭の奥を駆けめぐった。それは単純で、今ごろ思ったのが不思議だった。DNRで何をしろというのか?

 いまいち今までのコンピュータと機能がおおかた同じだとは思えない。

 ”次世代ゲーム”を遊べたり、4D映像の類を観られるのだろうか。

 あるいは――ぼくがテレビで見たことがある活用方法だと――架空世界を歩き、その中で物を買ったり人とコミュニケーションしたりできるかもしれない。

 まあ、この製品は安全ではない、と言われたわけではない(安全だという確証もないが)。今のうちは会社を信用してこれを使おうと思っている。

 ……それでもまだ、ぼくの頭の中には緊張と不安と疑い。

 何故かというと、ぼくは得体の知れないものを目の前にしているうえに、それを使おうとしているから。

 得体の知れないものを使うのは、まあ勇気のいることだ。

 これを言うと負けになるかもしれないが――場合によっては命も懸かっているかもしれない。

 まだまだどうも落ち着けそうにないので、しばらく部屋の外の音を無意識に聞いていた。

 意識の焦点をドアの外の世界に向けた途端、実にさまざまな種類の音が聞こえてくる。

 生活音、騒音、はたまた単なる雑音。それらは意識の向けようによって調和して交響曲のように聞こえるときもあれば、全く調和せず音が交叉しあって不協和音を奏でるときもある。

 要は環境音をどう聴くかによって、芸術性やら何やら、そういった要素がめまぐるしく入れ替わるのだ。

 しかし今のぼくにとっては、それは見事な協和音とも不協和音ともいえず、完全に生活の中に組み込まれている。

 まあ、誰だっておそらくそうだろう。よほど感受性の強い人でないと、雑音は楽しめないのだ。



 先ほどから目眩がひどい。世界がスローモーションに変わった。



 雑音は、

 車がエンジンを吹き鳴らす音、

 タイヤがゆっくり回る音、排気がマフラーなる排気口で静かに唸る音。

 犬を連れて散歩をする人の音、

 柔らかめの靴がコンクリートと擦れる音、犬が小さく吠える音。



 目眩が治まってきた。そして、些細な音に耳を傾けていると、やはり些細なことでも簡単に気付くことができるようになるものである。というよりは、むしろ「何故ぼくは今まで気付けなかったのだろう?」と疑問を抱いてしまったが。

 そう、ぼくは説明書の最後のページの端のほうの、ボールペンで小さく書かれた文字に気がついた。何故今まで気が付かなかったのか。

 顔を近づけて読んでみる。すると、心拍数が上がってきて、恐怖、または気分が高まっていくのを感じた。

 その字は女性的で曲線的だったが、また同時に達筆な印象をも受ける不思議な字だった。



「あの気持ちが。あの気持ちがあったから、これが完成したんだよ?」



 その一文を見て、すぐにぼくは一人の少女を思い出した。違う、同い年だから今は「女性」か。

 そういえばもうすぐ誕生日だ。

 幼馴染みだったが、中学を卒業する頃に別れてそれから一切連絡をできていない、あの人。筆跡も同じといって過言ではない。

 品が良く、無口で人見知り。それでも、僕のことを好いてくれた。僕も彼女を好いていた。

 千葉文奈ちばあやな。いつも同じ髪型で、服装も地味だった。

 だが何か彼女には惹かれるところがあった。不自然ではない無表情の醸し出すアンニュイな雰囲気か? 無口ながらも憎めないその性格か?

 その性格を持つ、心が簡単に読めない、不思議系の文奈でないとこの文は書かないだろう。いや、書けまい。それはわかった。

 自分で言うのもなんだが、彼女はぼくのことを愛してくれた唯一の女の子だったからだ。

 しばらく一文を見つめる。



「あの気持ちが。あの気持ちがあったから、これが完成したんだよ?」



 まあ、見つめても文章は変わるまい。

 文奈がこの一文を書いたならどうして? 何故書いたのか、何故書けたのか? どういった意味があるのか? 謎は深まる。そうしてぼくは気付いたときには酷く咳込んでいた。



 また目眩がしてきた。世界がスローモーションに変わった。



 時計に一瞥くれると、

 もう九時――起きてから一時間ぐらい――

 ぼくの右手は勝手に動き出して、

 テレビのリモコンに手をかけて、

 これまた大きく自己主張の激しい電源ボタンを押す。

 テレビでは洋画のような雰囲気のドラマが放送されていたが、

 ぼくは興味がないので、

 注視はしない、

 だから、

 ジャンルもわからない。

 そういえば、

 興味がないなら、

 どうしてぼくはテレビの電源を入れたのだろう。



「あの気持ちが。あの気持ちがあったから、これが完成したんだよ?」



 一度この文に出会ってしまうと、ぼくの行動一つ一つが不思議で、何か深い意味があるように思えてしまう。

 あの文は、まるで今まで平凡な生活を送ってきた、人生貧者への施し物。恵み物でもある。ぼくの人生に事件が起こるのなら――歓迎していないといったら嘘になる。

 全くこれは気前のいいプレゼントだ。

 というふうに、ぼくは感心してしまった。しかし全く不覚だった。

 鴉の鳴き声はもう完全に聞こえなくなった。

 目眩も治まった。



 考え事をしていたら、もう十時だった。過ぎる時間が虚しいのか、楽しいのか。まだわからない。

 ……明日は、DNRに挑戦してみるか。ただ、

 DNRとあの一文が同時にこの世界に存在していること自体が矛盾しているように思えてならない。

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