人間の裏表を見極めろ!
突然、その時がやって来た!
地球に降り注ぐ、“何か?”が人間に影響を及ぼした。
それが何かというと?
人間の【裏表】を一人の人間から、もう1人生み出すという事。
善人の人は? 黒い部分である悪い自分を生み出す。
悪人なら? ほんの少しからでも生み出す【善】の自分を生み出す。
さあ? どちらが、本当の自分なのか?
周りの人間も、見極めないといけない。
決して! 【善】の人がいい訳じゃない!
悪い考えでも、本当のその人は悪なのだから。
そっちを残さないと、その人自身も消えてしまう。
それに? 選ぶのは、“審判”をする人だけ。
それも? 突然! 通知がきて、どちらか選ぶのだ。
一人の人間から生み出された【善】か?【悪】のどちらかの1人を選び出す。
間違えると? 10人いる、【審判】の人間が消えるのだ。
・・・【審判】に選ばれる人間は?
ランダムに選ばれる。
みんなが、平等に選ばれるという訳だ。
しかし? 選ばれる人間もまた、【善】と【悪】の二人。
選ばれる側の人間が、本当に選ぶ人間になってもいいのか?
それすら、疑問に感じる。
自分自身も、【善】と【悪】のどちらが、本当の自分かも分かりも
しないのに、【審判】に選ばれ、失敗したら? 自分が消される。
そんな事が、今! この世界で起きているのだ!
僕の名前は、『民岡 小吉』25歳、独身、彼女は半年前に別れる。
地球に降り注ぐ、“何か?”も、ちょうど半年前に起きた事だ!
いきなり、お昼の1時というのに、空が真っ暗になり目をあけてら
れないほどの光が稲妻のように差し込んだ。
大きな地響きと震度2ほどの地震。
僕にとっては、あっという間の時間だったけど、、、。
それが原因で、【善】と【悪】の一人の人間から二人になった。
半年前に付き合っていた、彼女もこれが原因で別れた。
突然! 僕の部屋で二人で居ると?
彼女に異変が!? 彼女からもう一人の彼女が生まれた。
一人の彼女は、とても優しく親切な彼女。
もう一人の彼女は、乱暴でキレやすい彼女。
僕は、本当の彼女を見極められない!
二人の彼女に、振り回されて彼女への想いが薄れてしまった。
結局、僕は二人の彼女と別れる決断をした。
・・・それから数ヶ月後。
僕にも、異変が起きた!?
そう、付き合っていた彼女のように僕も二人の僕になってしまった。
同時に! 僕以外の人達も、一人の人間から二人になっていく。
ある男性が、二人の人間から1人を消した事で、一人だけを
残せる方法を知ったのだ。
それからというモノ、【審判】になる人間が選ばれるようになった。
【審判】になった人間は、裁判所に1度、集められて。
ランダムに選ばれた、人間の二人のうち【善】と【悪】のどちら
かを選ばなくてはいけない。
期限は、“3ヶ月”
たった、3ヶ月間の間にどちらかを決め一人を消すのだ。
もし? 間違ったら? 10人の【審判】が同時に消される。
これは、完全に命がけの選択だ。
選ぶ人の資料を隅から隅まで読んで、実際に選ばれる事を伏せて
会う機会をもらう。
友達の紹介や仕事場、いろんなシチュエーションで会う事ができる
事になっている。
だから、選ばれる人間も、、、?
まさか、自分が選ばれるとは思ってもみないのだ。
・・・そして、その日がやって来た!
僕は、“選ばれる側の人間だった”
10人の【審判】が、僕の【善】と【悪】のどちらかを選ぶ日。
僕は、裁判所に呼ばれた。
『では! 今から【審判】を行います。』
『先ずは、民岡 小吉さん! 前に出てきてください。』
『ハイ!』
緊張の時間、糸が張り詰める中でどちらかの僕が選ばれる。
“運命共同体”間違ったら? 僕も【審判】10人も消えてしまう。
さあ! どちらを選ぶのか?
『・・・審判の諸君、どちらを選ぶか、決まりましたか?』
【ハイ!】
『では! 始めましょう! 民岡 小吉の【善】と【悪】どちらを
選びますか?』
『・・・民岡 小吉さんは、』
【・・・・・・】
『【悪】です!』
『【悪】でよろしいですね?』
『ファイナルアンサー?』
『ファイナルアンサー!』
『民岡 小吉さんの【悪】を残します! いいですか?』
【ハイ!】
緊張の一瞬だった。
みんな息を潜めて、その時を待っていた。
僕の【善】は消えていった。
残ったのは、【悪】の僕だけ。
・・・数分後。
【悪】の僕も消えかけている。
まさか!? “失敗”だったのだ。
僕は消え、10人の【審判】も消えた。
【こんな、はずじゃなかったのに、、、。】
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