↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
84/169

第83話 罠



sideケルベロス




ケルベロス ワンコの小屋にて




『うまれるぅぅぅぅう』





ケルベロスがジタバタしている。





『うまれたぁぁぁぁあ。じゃーんタマゴー!』





ケルベロスがタマゴを生んだ遊びをしていた。






『何やってるんですか・・・』





コボルトがケルベロスを死んだサカナみたいな目で見ていた。





『んあ・・・。コボルトちゃん。ぬはは。いや、意外とタマゴに愛着が湧いてきてな。タマゴ遊びしてた。』





コボルトがドン引きしている。






『ぬ・・・。ま、まぁいぬちゃんが戻るまでは誰であろうと守り通すから安心してくれ。がはは。』





ケルベロスは予想に反してしっかりとタマゴをあたためていたのだった。








side シュナウザー





ヨークシャー王国領、バンドッグ王国国境付近





シュナウザーは2つの封印石を手に、2匹のモンスターを従えていた。





『さて・・・、計画が狂った責任は女王にとってもらおうか、いけ・・・。』





黒い光がまとわりつく2匹のモンスターはシュナウザーの指示に従い、バンドッグ王国の境界を越えていった。









sideバンドッグ王国 女王プードル




女王プードルはヨークシャー王国の計画を阻止するために動いたもののこのままで終わる事は無いだろうと考えていた。





『・・・・・・シバ王の排除。他の国には誤魔化しがきくが、ヨークシャーはどう動いて来るか。表立っては何もしてこないだろうが・・・。』





プードルが独り言を呟く。

そう、自分が少し早まった決断をしてしまったのではないかと後悔していたのだった。その時、






『女王様! 緊急事態です。ヨークシャーとの境界近くの村にて大型モンスターが暴れまわっているとの報告を受けました。死者多数。被害は甚大です。』





兵士が慌てて報告に来た。このタイミングで、しかもヨークシャー近くでのモンスター襲撃。






『偶然の可能性もなくはないが・・・。罠の可能性が高いと言わざるを得ないわね』





プードルは冷静に分析する。

罠と判断する材料は揃っていた。






だが、どうするかなかなか決断出来ない。勇者を頼るか、王宮から増援を送るか。考え込んでいると・・・





『やぁ女王様・・・。女王様のそんな顔は見たくないかなぁ。僕がいってくるよ。』





勇者ジンが現れた。





『ジン・・・。罠の可能性もあるわ。』





プードルがジンを制止する。






『うん・・・。だけど多くの村人が犠牲になっている。僕は行かなくちゃ・・・。』





ジンはそう言い残し姿を消した。





ジンはこの世界に勇者として召喚されて以降、様々な問題を解決してきた。失敗したことは一度もなかった。

それ故に目の前で失われている命を放っておく事ができなかった。例えそれが罠だとわかっていたとしても・・・。





『ジン・・・、頼んだわよ・・・。』





プードルはジンが無事に帰ってくることを願うことしか出来なかった。そしてそれが事態をより悪化させる。



次回へ続く。

いつもありがとうございます(´ω`


ちょっと予定があり遅くなってしまいました。


もしよかったらブックマーク、レビュー、評価をポチっとしてもらえるとワンコが嬉しくて暴れまわります。よろしくお願いします(´ω`!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。