第7話 やっぱり家がほしい⑤ オークの目覚め
おれはオーク。名前は特にない。
元々はモンスターが多く生息している場所で同族と一緒に住んでいた。
だがあるときにふと他の世界も見てみたい、そう思った。
思い立ったおれはすぐに動いた。
元々の住処を抜け世界を巡る旅をした。
色々な場所を巡りそろそろどこかに落ち着きたいところだと思っていた。
その矢先、道に迷った人間と出くわした。
今がまさにその状況だ。
人間にあうのはそんなに珍しいことではないが、今いる場所はモンスターが殆ど生息していない地域だといわれている。おれもそうだが、この人間もまさかモンスターに出くわすとは思っていなかったのだろう。恐怖で動けずにいるようだ。
ちなみにおれは人間が嫌いではない。
旅をしていた時に何人かに世話になったことがあるからだ。人間には良い奴もいることを知っている。
大多数の人間はおれを見ると一目散に逃げ出すか襲ってくるが、おれは人間に危害は加えないと決めている。
襲われたら真っ先に逃げる。
さて、、、人間に話しかけてみるか。
そう思うとおれは人間に準備運動をしながら近づいていった。腕の立つ人間で襲ってきた場合に備えて、いつでも対抗できるように念には念を入れ、準備運動だけはしておく。
人間の目の前に来たその時だ。
ビックリした・・・
なんか物凄いでかい木がおれに向かって飛んできた。
いきなりのことに、とてもじゃないが避けられず、直撃した。
死ぬかと思った。凄い衝撃だった。
辛うじて意識はあったためフラフラと歩いていると、追撃があった。
凄いプニプニしたものに殴られた。
それが肉球パンチだと知ったのは少し後のことだ。
・・・死んだかと思ったけど、いた気持ちよかった。
・・・やみつきになりそうだ。何かに目覚めそうな気がする衝撃だった。
次回につづく
ステータス
名前 イヌガミ
種族 犬
称号 コボルトキング
魔法 なし
技能 固有スキル【スキルガチャ(1日1回)】
獲得スキル
SR【威圧Lv10】【幸運Lv3】
RR【清掃Lv8】
R【話術Lv3】【交渉Lv3】【気配遮断Lv3】
N【体術Lv2】【気配感知Lv2】【剛腕Lv3】
【俊敏Lv3】
耐性
【物理攻撃耐性Lv5】
保有ラッキーポイント 1400pt
所持アイテム
「ドックフード5袋」「枕10個」「工具」「抽選券1枚」
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