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第68話 オーク対リン


sideリン



異世界召喚者のリンを先頭に、グレートデーン軍はブルテリア王国を間近にしていた。




『将軍様 このまま突入します! 』





【大精霊の導き】





リンは将軍にそう声をかけると宙に舞い上がった。リンの固有スキル大精霊の導き・・・風の精霊の力だ。

リンは大精霊の導きにより色々な属性の精霊を扱うことができる。その力は他者を魅了させるほど美しかった。リンの厨二病が悪化したのはそのせいでもある。





『さぁ、いくよ・・・暴風・・・』





リンが手をかざすとグレートデーン軍の眼前に暴風が吹き荒れ、いくつもの竜巻を創り出した。





『おお・・・美しい・・・。』





将軍やその他大勢の兵士がそれを見て感嘆とする。





『さぁ、オークよ。どっからでもかかって来た前』





竜巻がリンの手刀に合わせブルテリア王国へ動き出した。その時・・・






『なんだ・・・?』






ブルテリア城周辺で異様な波動が発生すると同時に突然上空に数千はあるであろう紫の雷の槍が出現した。





『ば・・・なんなんだ。だ・・・大精霊!』





リンは突然の事態に動揺を隠せない。急いで大精霊に確認する。





『な・・・。なんだって・・・』






リンが大精霊に頼るが・・・





返答は"今は絶対に勝てないから逃げろ"であった。

だがそんな逃げる間もなく





『お主が異世界召喚者であるか・・・』





リンの目の前の竜巻が紫電に呑まれ消滅したかと思うと、そこに紫電を纏ったオークが出現した。






・・・・・・なんだあれ。なんかヤバい。

それはリンがこの世界に来て初めての得体の知れないものだった。





リンはグレートデーンでは自分より強いものがいなかった。だが、忘れてはいけないのは彼は召喚されたばかりなのである。勇者に匹敵する潜在能力は秘めているものの、現状では全然最強ではないのだ。





『では・・・お主には悪いが、いざ尋常に勝負! 』





オークがそう言うと、異様な波動を放つ槍を振りかぶり高速の突きが襲って来た。一度の突きで槍に纏った紫電による広範囲攻撃・無数の紫電槍が襲来してきた。





『ふ・・・やりますね・・・』





リンが精霊の力でオークの攻撃をかわした。





『ぬ・・・流石は異世界召喚者殿。かわし方も美しい。決める気で放ったのですが一筋縄では行きませんな。』





オークがリンに敬意を表する。





『ふ・・・最初から奥の手を出すとは・・・。勝負は焦りすぎると良くないですよ・・・』






リンもそれに応え、少しでもこの状況を打開するべく考え、話を長引かせようとする。





『ぬ・・・。異世界召喚者殿。安心してくだされ。まだ必殺技とかもありますゆえに・・・』





オークが親切にそれに応える。





『・・・・・・(し・・・死ぬ。)』





開戦早々詰んだリンであった。






sideケルちゃん





『えっさ、ほいさ』




グレートデーン軍の備品庫で魔法石やら何やらを見つけたケルベロスことケルちゃんだったが、その後順調に運び出す事に成功していた。

敵の警戒が奇襲に行ったお陰で運び出せた。ケルちゃん様様である。





『疲れたなー。ここまで運び出せば大丈夫だろ。・・・・・・これどうしようかな』





ケルちゃんが危ないものを一通り運び出し、その処理の仕方に困っていると、ケルちゃんの眼前に竜巻が出現した。





『おお・・・竜巻だ。・・・・・・まてよ・・・』





ケルちゃんは閃いた。

今持ってきた魔法石やらを竜巻の中で使えば竜巻内で処理されるのではないか・・・と。





天才バカである。





『わっはっは。ワシ天才!』





ケルちゃんは一個また一個と魔法石を投入していく。

魔法石は投入された瞬間にその衝撃で発動していく。

ファイアバレット、ブリザードバレット色々な極魔法が発動していく。





『うほー、面白いぞー。がっはっは。どんどん行ってしまうか。』





ケルちゃんは調子に乗ってどんどん投入していくが・・・





『ぬ・・・うおっ・・・うぉぉぉぉお。』





投入ペースを上げてすぐのことだった。

突然魔法石の一つで重力場が出現した。竜巻の中で突然に発生した重力場。ケルちゃんは投入でテンション上がりすぎて踏ん張りきれず、残り全ての魔法石と一緒に竜巻内に吸い込まれていった。





竜巻内で大量の魔法石が全て発動する。

竜巻の中は様々な属性が入り乱れ、竜巻を巨大にさせていく。ケルちゃんの完全変化もなかなか難しい状況だ。




『じ・・・・・・じぬぅぅぅぅう』




ケルちゃんが竜巻内でピンボールの様に跳ね回り、別に死なないけど、何度も久しぶりのダメージを受ける。

その間にも竜巻は更に巨大化していく。





【物理攻撃耐性Lv7が物理攻撃耐性(極)Lv1となりました。】

【魔法耐性Lv7が魔法耐性(極)Lv1となりました。】


【闇属性吸収Lv7が闇属性吸収(極)Lv1となりました。】

【ダークバインド(超)Lv7を習得しました】





『んー・・・・・・?』




ケルちゃんはワンコ以外での久しぶりのまともなダメージに刺激を受け、SR耐性がUR耐性に進化した。




『し・・・しぬと思ったけど・・・・・・快適快適。がっはっは。』




竜巻内で跳ねまわりながら、どんどん無敵になっていくケルちゃんであった。



次回へ続く。


ステータス

種族 ケルベロス

称号 地獄の番犬

固有スキル【完全変化】

魔法

SR【グラビティLv7】

【ヘルファイアLv5】

RR【ダークバインド(超)Lv7】

スキル

SR【威圧Lv7】【鑑定Lv3】【咆哮:Lv4】

【グラビティクロウLv7】

【ヘルブレスLv5】

耐性

UR【物理攻撃耐性(極)Lv1】

【魔法耐性(極):Lv1】

【闇属性吸収(極):Lv1】

SR 【毒無効:Lv7.】

スマホの電源が入らずに不調で遅れてしまいました。

あいふぉん6で書いてます(´ω`;


いつもありがとうございます。

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