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第66話 開戦



『王様、グレートデーン軍が国境を超えました。間も無く開戦です。いかがしましょうか』






騎士団長のチワワが王に指示を仰ぐ。






『ふむ、当初の予定通りオーク殿に特攻していただく。明日の早朝から攻撃を仕掛けたい。オーク殿、それでよろしいか。』





バーナードがオークに了承を得る。オークはおれを見るが全然問題ないのでオーケーする。





・・・まぁどの道、勝ちは確定してるからな。グレートデーンも異世界召喚者のリンが特攻して来るはずだ。派手に散ってくれるだろうか、楽しみである。





「オーク、とりあえず明日の作戦だが・・・」





オークに明日の作戦を伝えようとする。





『おぉ、犬様! 明日の作戦を考えてくださるのですか! 』





オークは嬉しそうだ。





『当たって砕けろ作戦だ』





おれが作戦名を口にするとオークは絶望してた。

すまないオーク。明日まで、リンとの約束は他言無用なのだ。心苦しいが仕方ない・・・






・・・・・・だってその方が面白そうじゃないか






とりあえず明日の朝まではのんびり過ごすことにして、おれは絶望感漂うオークを連れて外に出ようとする。すると兵士が1人大急ぎで入ってきた。





『王様! 申し上げます。グレートデーン軍に攻撃が着弾し一部が殲滅されました。これをうけて、全軍突撃してくる模様です! 』




バーナードが慌てる。





『バカな! 誰が攻撃を仕掛けろといった!』





ブルテリア軍も一枚岩ではないようだ。バーナードが急いで迎え撃つ体制を整えるように指示を出した。





「・・・・・・ということだ。オーク頑張れよ」





オークの出番が早まってしまった。

オークは絶望を通り越して魂が抜けそうになっている。

これは気合の闘魂注入をする必要がありそうだ。





・・・






そういえば・・・。ケルベロスのケルちゃんは大丈夫だろうか。





その頃、ケルちゃんはというと・・・






・・・・・・無事に敵陣営本丸に着弾していた。





薄々、着弾した攻撃がなんなのか気づいていたが黙っているワンコであった。バーナードの視線が痛いので気づかないふりを貫いた。



次回へ続く。

いつもありがとうございます。


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