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固有スキル【スキルガチャ】で無双するけどのんびり国つくります。  作者: もふもふ祭り
第2章 ケルベロスの封印編
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第56話 手荷物検査



『さぁお犬様どんどん出しちゃってください!』




ケルベロスに一通り話を聞いた後、そろそろ解散というところで、ミーアによる所持品検査が始まろうとしていた。




・・・・・・。前回ダンジョンを見に行った時は、ミスリル鉱石一個だけでだいぶ怒られてしまったが今回はどうだろうか。

一応今回もボス戦以外はなるべく避けてきたが、色々取ってきたので自信はある。





順番に一個ずつだしていく。





ミスリル鉱石少々

鉄鉱石いっぱい

いろんな魔石やらそれなりに

ポーションやら薬草やらいっぱい




『おぉー! 流石です! 』





ミーアが大喜びしている。





前回の教訓が生かされたようで良かった。

とりあえずホッとする。

あとは・・・





魔剣デュランダル(SR)

魔槍ゲイボルグ(UR)

ハイエルフの秘薬(SR)

ユニコーンの角(SR)




ラストの4つをだしてみた。




『・・・・・・』





ドヤ顔してみる





『・・・・・・なんですかコレ・・・』






・・・いやー、なんなんだろう。ボス倒したり、宝箱開けたりしたからなぁ・・・。とりあえず更にドヤ顔してみる。






『・・・すごい。私のスキルでは詳しい価値まではわかりませんが凄すぎます!』






ミーアの商人スキル、鑑定眼では詳しい価値まではわからないとの事だが、相当のレアらしい。






なかでも槍がヤバいとのことだ。オークにあげようと思ってたんだがどうしようか。






・・・






オークを見てみたら槍を見入っていた。

・・・完全に実力と武器が釣り合わなくなりそうだ。

ちょっと保留にしておいた。






結局、話し合った結果、鉱石などは全部ミーアに任せることとなった。あとはデュランダルとユニコーンの角のみオークションに出品することになった。






まぁおれは剣も槍も使えないから持ってても宝のもちぐされになってしまう。村のために高く売れたら万々歳だと思っている。





ミーアが、アイテムの山を興奮冷めやらぬ表情で見ながら仕事に没頭し始めていたのであった。







あれから数日





結局、ケルベロスはそのまま村に住むことになった。

村の守護神としてタダ飯を食うことにしたとのことだ。





結局記憶が戻っても、ニート気質なのは変わらないようで、ケルベロスの本能で動いてしまう部分も多いらしい。アホな部分も変わらなかった。まぁ守り神をやってくれるなら好きにしてくれと思っている。





オークは村の開発を進めている。移民の人間達をまとめて、うまくやっているようだ。





そう言えばラグはというと・・・今はダンジョンにこもっているらしい。おれが戻ってきてまだ1回も会えていないため、早めに会っておきたいが、噂に聞いたところによると、とうとう5階層から上にチャレンジし始めたらしい。





ミーアは・・・





「犬さん! 今日はちょっと一緒に行きましょう!」





そう、今日はミーアに誘われて何処かに行くらしい。

おれは巨大化してミーアを乗せる。






『ふふーん。犬さん!今日は売買とオークションに行きますよー』






ミーアはおれが不思議そうな顔をしているのをみて要件を教えてくれた。

長旅になるかもしれない。誰か一緒に連れて行くことにした。







おれはケルベロスに留守を頼みミーアとオーク、そしてコボルトの4人で出かける事にした。




「内緒にしてた訳ではないんですが、今後の為にも、仕入れルートを教えますよー。ブルテリアという国までいきますね!オークションもそこでやっています」





・・・む。





・・・おお。いつもどこからともなく仕入れてくるので、気になっていたが遂に教えてくれるらしい。今後の為にコボルトも連れてきてよかった。オークはダンジョンに連れて行ってもらえなかったのを根に持っており、今回はやたら一緒に行きたいとせがまれたため連れてきた。

おれはミーアの案内に沿って街道ではなく近道の森林を激走した。





「うぉぉぉお」





道行くモンスターが、目を見開きながら、二度見、三度見していた。





『そろそろつきますよー、城が見えてくる筈です!』





そろそろ着くらしい。ミーアが直ぐに降りれるように準備し始めた。





・・・





・・・・・・んー?





・・・・・・・・・全然城が見えてこない。





『おかしいですねぇ。もう少しなんですが・・・』





ミーアも道を間違えていない事を確認し困惑している。





『・・・・・・おかしいですね。道は間違えていない筈です』





不思議そうな顔をしている。





『あ!・・・・・・そろそろ森を抜けます!街が見えますよー』





おお、遂に到着らしい。森林を抜ける





・・・・・・げっ・・・





『げぇ!なんですかぁ、コレ』





森林を抜けると大きな街が広がっていた。





そして街の向こうには・・・





そこには圧倒的に破壊された城だと思われる残骸があたり一面に転がっていた。





この城はなんか見たことがある。たしか転移門の先がこんな城だった筈だ。





ヤバい・・・





「・・・・・・」






『犬さん! どこいくんですか・・・』






「・・・・・・」





おれが無言で引き返そうとしたら、ミーアに怪しい目で睨まれた。急に街に行きたくなくなってきた。




次回へ続く

章をつくりました。

次回からは新たな章となります。



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これからもよろしくお願いいたします。

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