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固有スキル【スキルガチャ】で無双するけどのんびり国つくります。  作者: もふもふ祭り
第2章 ケルベロスの封印編
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第50話 暴走

sideブルテリア王国召喚の間




『シュナウザー・・・どうだ』




国王はシュナウザーに状況確認をする。





『つ・・・繋がりましたが・・・・・・ケルベロスが・・・いない?』




先程の王の落ち着かない様子に続き、シュナウザーにも焦りの色が浮かんできた。




『・・・いないだと・・・・・・バカな・・・また失敗したのか・・・』




王が二度目の失敗を悟り肩を落とした。




sideワンコ



『げるべろずざまぁぁぁぁあ』




『ぬぉぉぉぉお、はなれろぉぉぉお』




騒がしい声におれは目を覚ました。





目を開けるとケルベロスが地獄の鎧に引っ付かれていた。

にしてもこの鎧・・・鎧の中身が幼女とはビックリした。地獄の鎧なのに幼女・・・ギャップが凄いな

今まで鎧と呼んでいたが鎧ちゃんと呼ぶことにしよう。





そんなほのぼのした光景を見ながらおれは100階層に行く前にステータスを確認する。

ポイントは・・・・・・





・・・・・・10950pt





・・・・・・ゴシゴシ。目をこする。





見間違いだろうか・・・ゴシゴシ





・・・





・・・・・・10950pt。なぜ・・・

夢かと思い、目をこすって見たものの直ぐに現実だということがわかった。





・・・・・・ダンジョンでボスとかいっぱい倒したからポイントが貯まったのだろうか。まぁいつも通りよくわからないのでガチャの事を考えることにした。





考えるまでも無くウルトラガチャ一択なのだが。

おれはガチャのボタンを押す。





前回と同じく虹色の紙が出てくる。





・・・ドキドキ





・・・・・・




【ダブルLv--】UR





・・・ダブル?






・・・・・・鑑定で調べてみる。・・・なるほど。






分身を作り出すらしい。それもどっちも本物でどちらかがやられても、片方が生きていれば問題ないとの事だった。ウルトラレア凄い・・・





試しに使ってみる




【ダブル】







『いぬちゃーん! 』





ケルベロスがこっち来た。今忙しいのに・・・





『いぬちゃーん、そろそろいくぞ。・・・・・・うぉっ!』






『い・・・いぬちゃんが2匹になってる』






そこには犬小屋にぎゅうぎゅう詰めになったワンコ2匹がいた。





「だ・・・・・・出してくれ・・・」





犬小屋の入り口が狭すぎて出れなくなってしまった。





『ぶ・・・・・・ぶっはっはっはっは』





ケルベロスに盛大に笑われた。

鎧ちゃんもそんなおれを見て泣きやんだようだ。





まぁ普段ならケルベロスにパンチしてるとこだが、今回は鎧ちゃんに免じて許した。その後なんとか鎧ちゃんをなだめて100階層入り口まで来たのだった。







『あのーー、ほんとに行っちゃうんですか』





鎧ちゃんがおれに心配そうに聞いてくる。





『・・・・・・さ・・・さっきより凄いヤバい感じがしてきてます』





鎧ちゃんは表情を曇らせる。どうやら状況が悪くなってきているらしい。だがおれたちには行くしか選択肢は無い。このまま100階層に行かなければケルベロスの問題は何も解決しない。





「心配するな・・・ケルベロスいくぞ」

『おうよ、心配するでない』





鎧ちゃんに留守を頼み、おれたちは100階層へ突入した。






ダンジョン100階層



おれたちは100階層に足を踏み入れた。

踏み入れた瞬間、何かがヤバい感じがした。

ケルベロスもそれを感じ取ったようで全身の毛を逆立たせている。





『なんかヤバいな・・・』




ケルベロスが思わず呟く。おそらくこの感じをこれまでのフロアボス達も感じ取っていたのだろう。おれもケルベロスも外からきている為わからなかったのだ。




中央部まで進む。




こ・・・これは・・・恐らくここは5階層の様に漆黒の草原の様な作りになっていたようだが・・・






・・・・・・なんだあれは・・・





おれたちが到着した場所には邪悪な雰囲気を感じる門が出現していた。門は開いており、フィールドのいたるところを吸い込んでいる。まるでブラックホールのようだ。





おれたちは慎重にその門に近づいていく・・・・・・その時・・・






『いたぞ・・・ ケルベロス! 今度こそ逃がさん』





なんだ・・・・・・





・・・




『ぐ・・・・・・ぐぉぉぉお。いぬちゃん・・・おれから・・・離れろ・・・』





門の向こう側から声がしたかと思うとケルベロスが苦しみだした。

ケルベロスに何かが起こっているらしい。





「おい・・・ケルベロス。だ・・・だいじょう・・・うわっ」





おれがケルベロスに声をかけようとすると、ケルベロスはおれに攻撃を仕掛け、目の前の門の中に入っていった。追わねば。



次回へ続く


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