第40話 帰還
sideコボルト
『お犬様大丈夫かなー』
私は他のコボルト達とミーアちゃんと一緒に戦いに巻き込まれないように避難している。
何かしてないと落ち着かないので、そわそわしているとミーアちゃんが紅茶を入れてくれた。
『おいしい・・・』
紅茶の香りによって不安な心が落ち着いた。。
みんなは無事だろうか。
みんな強いとはいえ、戦争は何が起こるかわからない。相手に予想外の戦力がいることもある。
最悪の場合だけは想定しておこう。
・・・
・・・・・・少し落ち着きをとりもどすと、辺りを見渡した。他のコボルト達が走り回って遊んでいた。お犬様が落ち着かない私達に枕を置いていってくれたため、枕投げが勃発している。
・・・・・・
・・・・・・白熱しだした。
・・・・・・1人が標的になっている。顔面に枕がヒットした。
『・・・大丈夫?』
私が可哀想になって声をかけると返答があった。
『・・・・・・あのー、ここは避難所じゃないんですが・・・・』
標的はスケルトンナイトだったらしい。
・・・
・・・・・・どうやら大丈夫なようだ。
そう、私達は今避難所としてダンジョン5階層にいる。
◇
sideワンコ
「戻ってきたなー」
集落まで戻ってきたおれはケルベロス・オークと一緒にダンジョン5階層まで来ていた。
「おーい、スケルトンナイト。ありがとなー」
スケルトンナイトにコボルト達とミーアを面倒見てもらっていた。なんだかんだで色々考えた結果、ダンジョンが安全なのではないかと思い立ったのだ。
ミーアは初ダンジョンだったため、おれが巨大化して5階層まで運んであげた。
『ぐへ、ぶほっ 』
おれがお礼を言い、スケルトンナイトを見るとコボルト達から枕を集中砲火されていた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・うん、どうやらコボルト達とだいぶ親睦が深まったようだ。・・・良かった・・・
・・・紅茶でものむか。ぺろぺろ
『ストップ、ストップー! 』
・・・・・・とりあえずコボルト達もミーアもみんな元気そうでよかった。
あとスケルトンナイトも。
◇
「ありがとなー」
少し仕切り直して改めてスケルトンナイトにお礼をいう。
『・・・・・・まったくー、これっきりですよー』
迷惑そうに返された。
まぁコボルト達の相手は疲労がたまる。仕方ない。おれはせめてものお礼にとストックしてあったミルクをあげた。
『お、うぉ、おお、染み渡る! ・・・またいつでもいってください 』
いつでも頼って良いこととなった。
『む、これは! 』
そんなことを話していると突然スケルトンナイトがこわばった。
『なんか懐かしいなー』
ケルベロスがやってきたのだ。そういえばダンジョンは初めてである。さっきまで漆黒の草原を駆け抜けていた。なんか懐かしいらしい。昔の事でも思い出したのだろうか。
・・・
『・・・・・・おぉ、この気配!』
スケルトンナイトのテンションが上がって来た。
・・・・・・ミルクあげすぎたかな。
『おー!これは! 』
『・・・』
『ボスが帰還されたぞ!』
・・・・・・どうやらダンジョン最上階のボスはケルベロスだったようだ。
どうやってダンジョンからでたんだよ・・・
帰ってきて早々にまためんどくさいことになりそうだ。
次回へ続く
ステータス
名前 イヌガミ
種族 犬
称号 コボルトキング・お犬様
魔法 なし
技能 固有スキル【スキルガチャ(1日1回)】
解放 ギフト
獲得スキル
SR【威圧Lv10】【幸運Lv3】【鑑定Lv5】
【巨大化Lv5】【アイテムボックスLv7】
【メテオLv7】【超回復Lv3】【剛腕(極)Lv1】
【グラビティスタンプLv3】
RR【清掃Lv8】【魔力感知Lv7】
R【話術Lv3】【交渉Lv3】【気配遮断Lv3】
N【体術Lv2】【気配感知Lv2】【俊敏Lv3】
耐性
【物理攻撃耐性Lv5】
保有ラッキーポイント 0pt
所持アイテム
「枕10個」「工具」「ドックフード7個」
使用不可スキル
RR【紫電槍Lv10】※オーク
ステータス
種族 ケルベロス
称号 地獄の番犬
魔法 【グラビティLv7】※ロック
【ヘルファイアLv5】※ロック
技能 固有スキル【完全変化】※ロック
獲得スキル
【威圧Lv7】【鑑定Lv3】【咆哮:Lv4】
【グラビティクロウLv7】※ロック
【ヘルブレスLv5】※ロック
耐性
【物理攻撃耐性Lv7】【魔法耐性:Lv7】
【闇属性吸収:Lv7】【毒無効:Lv7.】
状態
【スキルロック】【封印】【記憶消去】
【魔法ロック】
ステータス
種族 オーク
称号 ドM
獲得スキル
【耐久Lv8】【逃走Lv5】【槍術Lv2】【器用Lv4】
貸出スキル
【紫電槍Lv10】
耐性
【物理攻撃耐性Lv3】
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