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第39話 受け入れ準備⑥ 一件落着


「よかった・・・」



オークの覚醒もあって、集落への被害等はなさそうで安心した。





・・・・・・オークの覚醒・・・





いや、オークはもう何かに目覚めていたので、覚醒ではないかもしれないな。

安心して、そんなくだらないことを考えてしまったがあとはおれの仕事だ。







「おい・・・勝負あったな」




最後の切り札だった魔法石も防がれた領主は、呆然とし明後日の方向を見つめていた。





・・・・・・





・・・・・・おれの問いかけに反応がない。






「おい・・・聞いてるのか」






・・・





・・・・・・反応がない。





・・・あ、




・・・・・・そうだった。人間と喋れないのすっかり忘れていた。ケルベロスヘルプっ!







「おーい、ケルベロスー」




・・・・・・





・・・・・・返事がない。






・・・・・・あのやろう、シカトしてやがる






「おい、ケルベロス!」






・・・・・・どうやらもう仕事をしたくないらしい。

コイツさっきから全然目を合わそうとしない






・・・





・・・・・・ちっ、仕方ない





おれはケルベロスに近づき、剛腕(極)で担いだ。







『お、ちょま、いぬちゃんすまんすまん』







ケルベロスが詫びをいれてくる。

知るか。

おれはケルベロスを思いっきりぶん投げた。





ケルベロスは弾丸の様に領主のもとへ飛んでいった。





・・・″極魔法ケルベロス砲″とでも名付けようかな・・・







『さて、人間よ』




ケルベロスが威圧を乗せて声を発っしている。




『・・・・・・い、命だけは・・・』





領主が命乞いをする。なんとも往生際の悪いやつだ。

さっきケルベロス砲に巻き込まれて死にかけたのに。






・・・・・・まぁ、もともとコイツは利用価値がある。おれの集落を発展させるには、物流を整備する必要がある。それには隣町ブルドッグを生かすのが手っ取り早い。





生かしておけば、また集落が危険に晒される可能性も出てくるが、この領主は今この場から助かる為になんでも約束してくれるだろう。

・・・・・・しばらくは集落の発展のために利用できる気がする。

(そのうち裏切られる可能性も高いが)




ケルベロスが迫真の演技をしているので、そのままの流れで、領主を生かしておく流れを指示した。







・・・・・・ひとまずこれにて一件落着だ。

領主も陥落し、そのほかも敵兵も集落の方へと逃げるのは防げた。




「さて、そろそろ戻るか・・・」




ケルベロスに帰ることを伝える。領主は放っておけば自力で帰るだろう・・・





・・・





・・・何かを忘れてる気がする・・・





『うおー、犬様ー。このスキルすごいですぞー』




・・・





・・・・・・オークを忘れていた。本当によく忘れられるやつだ





・・・





オークは紫電槍を使いながら近づいてきた。

・・・・・・相変わらず使い方が違う。






『このスキル、楽しいですぞー』






オークが調子に乗っている。まぁ1番敵倒したからな。それでも、調子に乗るのは良くない。





「おい、オーク。そのスキルは槍だけに紫電を纏わせて使うんだ。それじゃ使い方が違う」





おれがオークに注意する・・・




『ぬぅ、そうでござったか』




・・・おれが注意するとオークは槍だけに纏わせる練習をしだした。

・・・あとでやってくれよ





『ぬっ、ぬぅ。これは・・・・・・難しい。』





難しいらしい・・・





『ぬぉぉ、のわー・・・・・・』





オークの紫電槍が暴発してしまった。





『わっはっは。やはりこれがよい! 』





オークは再び体に紫電を纏わせた。





・・・・・・その横でおれは頭を抱えていた。





・・・・・・





・・・・・・さっきの暴発で・・・、






そう、さっき暴発でもともと瀕死だった領主が帰らぬ人となってしまった。ドM野郎のせいで、これからが大変なことになりそうだ。


次回へ続く



ステータス

名前 イヌガミ

種族 犬

称号 コボルトキング・お犬様

魔法 なし

技能 固有スキル【スキルガチャ(1日1回)】

解放 ギフト


獲得スキル

SR【威圧Lv10】【幸運Lv3】【鑑定Lv5】

【巨大化Lv5】【アイテムボックスLv7】

【メテオLv7】【超回復Lv3】【剛腕(極)Lv1】

【グラビティスタンプLv3】

RR【清掃Lv8】【魔力感知Lv7】

R【話術Lv3】【交渉Lv3】【気配遮断Lv3】

N【体術Lv2】【気配感知Lv2】【俊敏Lv3】

耐性

【物理攻撃耐性Lv5】

保有ラッキーポイント 0pt

所持アイテム

「枕10個」「工具」「ドックフード7個」

使用不可スキル

RR【紫電槍Lv10】※オーク



ステータス

種族 ケルベロス

称号 地獄の番犬

魔法 【グラビティLv7】※ロック

【ヘルファイアLv5】※ロック

技能 固有スキル【完全変化】※ロック


獲得スキル

【威圧Lv7】【鑑定Lv3】【咆哮:Lv4】

【グラビティクロウLv7】※ロック

【ヘルブレスLv5】※ロック

耐性

【物理攻撃耐性Lv7】【魔法耐性:Lv7】

【闇属性吸収:Lv7】【毒無効:Lv7.】

状態

【スキルロック】【封印】【記憶消去】

【魔法ロック】



ステータス

種族 オーク

称号 ドM

獲得スキル

【耐久Lv8】【逃走Lv5】【槍術Lv2】【器用Lv4】

貸出スキル

【紫電槍Lv10】

耐性

【物理攻撃耐性Lv3】

次回から新しいおはなしです。


頑張って書いていきます(・∀・)

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