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第32話 受け入れ準備③ 招かれざる客

明日も二話投稿予定です。


ミーアのところにいくかー



おれはオークに顔面パンチくらった後、やり返してミーアに会いにいくことにした。

ミーアとは通訳がいないと話せないので、コボルトも連れて行く。




「ミーア、頼みがあるんだが」




会いに行くとなんだか考えにふけっているミーアがいた。こちらに気づいていない。

・・・しばらくするとおれが来たことに気づいたようで慌ててこちらに来た。




『犬さん!! 全然気づかずすいません。ちょっとお話が・・・』




ん? どうやらミーアも話があるらしい。なんだろうか。

とりあえずミーアの話を先に聞いてみることにした。




『・・・』




『・・・』




『・・・・・・犬さん、もしよかったらこの集落にお店を持たせてほしいんですがダメでしょうか! 』






ミーアは少し言いにくそうにしながら頼みこんで来た。





・・・おれの頼みたい事に近かった。というよりも、おれが頼もうとした事よりも嬉しいことだった。

もともとミーアについては、しばらくの間ココにいるというくらいの感じだった。おれとしては立ち上げる商会の面倒を少しの間見てほしいと思っていただけだったのでお店をかまえてくれるとなると大大大歓迎だ。




おれもそう思っていた事を話し了承すると、ミーアは準備とりかかるといって足早にでていった。





「ふー、」




とりあえず移民や冒険者を受け入れる前に準備する事の指示は終わった。

直ぐに流れてくるわけではないと思うので、コツコツと一つ一つ準備をして行くことにし、おれは一息ついた。







領主の館から戻って来てから数日後。

おれが指示した内容をおれも含めてみんなで協力して準備をして来た。まだ万全とは到底言えないが、ある程度は形になって来ている。




ちなみにまだ移民も冒険者も誰一人来ていない。

悲し過ぎる・・・




その日もいつものように作業していると久しぶりに聞く声が聞こえた。




『犬様ー、お久しぶりですー! 』




C級冒険者のラグだった。久しぶりに会ったが急いでここまで来たようだ。どうしたのだろうか。何かあったのか聞く。




『犬様、ブルドッグの村人や冒険者で、ある程度の数がこちらに移住を希望しています。移住に向けて裏で動いてはいるのですが・・・』




お、嬉しいニュースである。だがまだ続きがあるようだ。




『領主にもこの集落の情報が漏れてしまっています。おそらくブルドッグの町の最大戦力でこちらに攻めてくるものと思われます』




・・・




・・・・・・あのクソ領主。この前痛い目にあったのに懲りていないようだ。だが攻めて来られると困る。

せっかく作りかけている集落を壊したくない。




ラグに戦力を聞くと小さな町なのでそこまで戦闘力が高い人間はいないとのことだった。ただ領主はおれたちに立ち向かうために秘密兵器を用意したらしい。どんなものかまではラグでは分からなかったらしいが警戒しておいた方が良いとのことであった。



・迎え撃つ

・こちらから奇襲する




この二択だがどうしようかな・・・






・・・・どうやら敵が来るらしい。数こそ大したことはないが秘密兵器とやらもあると聞く。





「んー、迷う」




こちらの集落には手を出されたくない。かといってブルドッグに奇襲をかけて、こちらに移住してくれるかもしれない人々に被害を出したくない。





『お、いぬちゃん、悩んでるな。まぁ悩んだっても仕方ないぞ。なるようになる。ガハハ』





・・・ケルベロスが軽いノリで喋りかけて来た。考えている最中にこの感じで来られるとぶん殴りたくなるな・・・





『まぁいぬちゃんにかかれば大丈夫だ、ブハハ』





ケルベロスがなんか言っている。にしてもうるさい。あと声がでかい。



『それにして腹減ったな』



・・・コイツ、頭にはご飯しかないのか




『いぬちゃん、ご飯にしよう』




・・・・・・クソ犬め、ワザとやってるだろ。





・・・






・・・よし、決まった。おれは全員を集めた。




「今後の方針を発表するぞ! 」




皆はご飯を食べながら頷く。





「 敵は・・・ココから少し先で迎え撃つ! 」




おれの決定にケルベロス以外の皆の表情が引き締まる。覚悟はできたようだ。




ついでに作戦名もつけたので発表した。





「作戦名 ケルベロス盾作戦だ! 」





ケルベロスがご飯を詰まらせる音が聞こえた。



次回へ続く



ステータス

名前 イヌガミ

種族 犬

称号 コボルトキング・お犬様

魔法 なし

技能 固有スキル【スキルガチャ(1日1回)】


獲得スキル

SR【威圧Lv10】【幸運Lv3】【鑑定Lv5】

【巨大化Lv5】【アイテムボックスLv7】

【メテオLv7】

RR【清掃Lv8】【魔力感知Lv7】

R【話術Lv3】【交渉Lv3】【気配遮断Lv3】

N【体術Lv2】【気配感知Lv2】【剛腕Lv3】

【俊敏Lv3】

耐性

【物理攻撃耐性Lv5】

保有ラッキーポイント 600pt

所持アイテム

「枕10個」「工具」「抽選券2枚」「ドックフード7個」

使用不可スキル

【紫電槍Lv10】RR



ステータス

種族 ケルベロス

称号 地獄の番犬

魔法 【グラビティLv7】※ロック

【ヘルファイアLv5】※ロック

技能 固有スキル【完全変化】※ロック


獲得スキル

【威圧Lv7】【鑑定Lv3】【咆哮:Lv4】

【グラビティクロウLv7】※ロック

【ヘルブレスLv5】※ロック

耐性

【物理攻撃耐性Lv7】【魔法耐性:Lv7】

【闇属性吸収:Lv7】【毒無効:Lv7.】

状態

【スキルロック】【封印】【記憶消去】

【魔法ロック】



ステータス

種族 オーク

称号 ドM

獲得スキル

【耐久Lv8】【逃走Lv5】【槍術Lv2】【器用Lv4】

耐性

【物理攻撃耐性Lv3】

いつもありがとうございます。

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