第20話 簡単なお仕事です② ミーアの悩み事
『うまい! うまいぞー』
ケルベロスがドックフードをガツガツと食べている。
ガチャから出たアイテムの楽天ポイント30000円分で購入したものだ。
『おいしい!おいしい!』
その横を見てみた。
・・・コボルトもガツガツ食っている。
なんで一緒にくってんだ・・・
てか飽きたんじゃなかったのかよ。
・・・どうやら、銘柄を前回のと変えてみたのが良かったらしい。
ちょっとうまそうなドックフードにしてみたのだ。
最初は飽きて食べたくなさそうにしていたが、ケルベロスが美味しそうに食べているのをみて食べたくなったとのことであった。
また直ぐに飽きてしまう気がするので、おれはコボルト達に飽きが来ないように考えて食べるように指示をした。
あとケルベロスには食事をセーブするよういっておいた。
◇
3日後
結局ケルベロスにはオークと一緒に家づくりをしてもらうこととなった。現状は3軒しか建っていないが、これからのためにどんどん家を建てていくかんじだ。
ケルベロスには木を倒してもらったり、地面をならしたりしてもらっている。
アイテムボックスにケルベロスを入れて良かった。
やっと仕事してくれた。
こうしてケルベロスが木を倒して、おれがアイテムボックスで運びスキルで整えて、オークが家を建てるという流れが出来上がった。これが後々に城下町となっていくのであった。
◇
『はぁ』
おれたちが家を建てている頃、ミーアはため息をついていた。
『お金がない・・・』
そう、まだ食料には余裕があるのだが、次回の隣町への買出しにはまたお金が必要となる。
しかも仲間にケルベロスも増えたため、仕入れる量は前回以上となるだろう。
お金が足りないのだ。前回みたいに大道芸で稼ぐというのにも限界がある。なんとかして金策を考えなければならない。
『なんとかお金を作らないと』
ミーアが自分に喝をいれた。
◇
ミーアが考え事をしている。
お金の事を考えているらしい。
ありがたい。お金の事はまだこの世界に来たばかりでよくわからないため、ミーアに任せることとした。
おれがコボルトを通してミーアと話をしているとケルベロスやオークもやってきた。
『メシだ、メシ』
どうやら飯の時間らしい。みんなでご飯を食べ始めることにした。
「あれ?」
おれはある事に気付いた。
「あれ、ドックフードは?」
するとケルベロスはこう答えた。
『飽きた!』
・・・
・・・このやろう
・・・飽きるのはえぇ。3日で飽きやがった。
ていうかあんなけ飽きるなと言ったのに。
・・・買うんじゃなかった。
ケルベロスをまたぶん殴りたくなった。
だが、おれはグッと我慢した。
ここは大人の対応だ・・・我慢、我慢
我慢して、たまたま隣にいたオークをぶん殴ってみた。
『ぶほっ』
オークは土にめり込んでいった。なんかニヤニヤしていた。
・・・
・・・いや、だって仕方ないじゃないか。ケルベロス殴っても物理攻撃耐性で殆ど効かないし。
てかオークの耐久はいまレベル幾つなんだろう。怖いので見ないことにした。
そんな中、ミーアだけがお金が必要なリミットが近くなったことに焦るのであった。
次回へ続く
ステータス
名前 イヌガミ
種族 犬
称号 コボルトキング・お犬様
魔法 なし
技能 固有スキル【スキルガチャ(1日1回)】
獲得スキル
SR【威圧Lv10】【幸運Lv3】【鑑定Lv5】
【巨大化Lv5】【アイテムボックスLv7】
RR【清掃Lv8】【魔力感知Lv7】
R【話術Lv3】【交渉Lv3】【気配遮断Lv3】【神の顕N【体術Lv2】【気配感知Lv2】【剛腕Lv3】
【俊敏Lv3】
耐性
【物理攻撃耐性Lv5】
保有ラッキーポイント 40pt
所持アイテム
「枕10個」「工具」「抽選券2枚」「ドックフード15個」
ステータス
種族 ケルベロス
称号 地獄の番犬
魔法 【グラビティLv7】※ロック
【ヘルファイアLv5】※ロック
技能 固有スキル【完全変化】※ロック
獲得スキル
【威圧Lv7】【鑑定Lv3】【咆哮:Lv4】
【グラビティクロウLv7】※ロック
【ヘルブレスLv5】※ロック
耐性
【物理攻撃耐性Lv7】【魔法耐性:Lv7】
【闇属性吸収:Lv7】【毒無効:Lv7.】
状態
【スキルロック】【封印】【記憶消去】
【魔法ロック】
頑張って書いていきます(・∀・)
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