第18話 ただならぬ気配⑥ ニート
「戻ってこれたなー」
おれは森で出会ったケルベロスと一緒に集落に戻ってきた。いきなりケルベロスを連れてきたらみんなびっくりするだろう。どうしたらよいか考えたが良い案が思いつかなかったので流れに身をまかせることにした。
戻ると早々にみんな集まって来た。コボルトがケルベロスに向かって話しかけている。
・・・すごいメンタルだな。。。
・・・
・・・どうやらケルベロスの事をおれだと思っているみたいだ。
・・・
・・・もうやだ。
この集落バカと変なのしかいないな。。
◇
『はっはっは、よろしくたのむぞ』
ケルベロスが陽気に挨拶している。
みんなはガチガチに固まってしまっている。それもそうだ。地獄の番犬がこんなところにいるんだ。
挨拶してるだけなのに風格でもうすごい。
喋らなければアホさがバレなくて良いのにと思うが、多分徐々にバレていくだろう。
みんなと仲良くなるのにそんなに時間はかからないと思っている。
早速ケルベロスになにを任せるか検討することにした。
「モンスターを狩ってきてくれ。飯代くらい自分で稼ぐと思って」
おれがケルベロスに役割を提案する。
『いぬちゃん、それはちょっと』
ケルベロスが前足で×サインを出している。
ムリらしい。まぁそもそも元いた場所からも動かなかったからな。コイツ耐性がチートだからスキルなしでもクソ強いのにチキンすぎるだろ。
・・・てか、いぬちゃんって呼ぶな
モンスターはダメだということで他にも考える。
「んー、それなら木の実とか食料になりそうな物を拾って来てくれ」
・・・・・・これも×サインが出ている。仕方ない
「オークと家づくりの手伝い」
「コボルト達と遊ぶ」
「ミーアと隣町への買い出し」
・・・
・・・全部×サインが出ている。
細かい作業やめんどくさいのは苦手らしい。
・・・
・・・・・・とんでもないニートが来やがった。
次回へ続く
ステータス
名前 イヌガミ
種族 犬
称号 コボルトキング・お犬様
魔法 なし
技能 固有スキル【スキルガチャ(1日1回)】
獲得スキル
SR【威圧Lv10】【幸運Lv3】【鑑定Lv5】
【巨大化Lv5】
RR【清掃Lv8】【魔力感知Lv7】
R【話術Lv3】【交渉Lv3】【気配遮断Lv3】【神の顕N【体術Lv2】【気配感知Lv2】【剛腕Lv3】
【俊敏Lv3】
耐性
【物理攻撃耐性Lv5】
保有ラッキーポイント 1100pt
所持アイテム
「枕10個」「工具」「抽選券2枚」
ステータス
種族 ケルベロス
称号 地獄の番犬
魔法 【グラビティLv7】※ロック
【ヘルファイアLv5】※ロック
技能 固有スキル【完全変化】※ロック
獲得スキル
【威圧Lv7】【鑑定Lv3】【咆哮:Lv4】
【グラビティクロウLv7】※ロック
【ヘルブレスLv5】※ロック
耐性
【物理攻撃耐性Lv7】【魔法耐性:Lv7】
【闇属性吸収:Lv7】【毒無効:Lv7.】
状態
【スキルロック】【封印】【記憶消去】
【魔法ロック】
頑張って書いていきます(・∀・)
ブックマーク、評価を頂きありがとうございます。続けていこうと大変励みになっております。