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固有スキル【スキルガチャ】で無双するけどのんびり国つくります。  作者: もふもふ祭り
第6章 闇に堕ちた勇者編
163/169

第164話 サボリ魔



ヨークシャー王国 城下町




『ニャンコ丸! 勇者が来たぞ!』




コリーとドラゴンが勇者ナツとの戦闘を繰り広げているころ、ジュニアは勇者タツヤを迎え撃とうとしていた。だが・・・




『ニャンコ丸ー?・・・・・・。いない!?』




ジュニアの背中には、さっきまで一緒にいたはずのニャンコ丸がいなかった。




『・・・ニャンコ丸がいない!』




ジュニアが辺りをキョロキョロして探すが、ニャンコ丸は忽然と姿を消していた。




『・・・』キョロキョロ




何処を探してもニャンコ丸は居ない。




『げ・・・。』




ジュニアの目の前にタツヤが姿を現わす。ジュニアはニャンコ丸がいない事がわかり少し焦り気味であった。




『サンダーバレット』


『うお! いきなり来た!』




ジュニアはタツヤの極魔法をヒラリとかわす。




『ニャンコ丸がいない! 仕方ない! おれ1人で戦う!』




ジュニアは覚悟を決めて、タツヤを迎え撃つのであった。








ジュニアがタツヤと鉢合わせた頃。




『がっはっは。おお、ここにも食料が!ほほう、これはうまそうだ。』




ケルベロスは領民が逃げていなくなった街中で、タダ飯を食らっていた。




『ヨークシャーもなかなか! いやー、来てよかった。国を救うわけだからな、これくらいの報酬は貰わないとな。がっはっは。』




他の仲間たちが死ぬ思いで勇者と戦っているにもかかわらず、ケルベロスはサボっていた。さっきまで街の中で大暴れしていたのにこのセリフ。そしてそこへ





『・・・。なにしてるの?』


『げっ! ニャンコ丸。 いや、少し戦場の偵察をだな・・・』


『・・・・・・』ジー


『すまんすまん! 今から本気出すから、な?』




ニャンコ丸がケルベロスを疑惑の目で睨んでいた。




『ニャ・・・ニャンコ丸こそ、ジュニアを1人にしてるじゃまいか』


『あの子は良いの。ドラゴンと違って、多分相当強いはず。』


『ジュニアは得体がしれんからな。』


『それより、約束は守ってよね。あんたを上手いこと連れて来たんだから。』




ニャンコ丸がケルベロスに乗る。




『ワシは約束は守るからな。ワッハッハ。にしても別にいぬちゃんに任せときゃ勝手に解決してくれるだろ。』


『ヨークシャー王はめちゃくちゃ強い、更にヨークシャー勇者、何処にいるかわからないけど、出てきたらなるべく時間を稼いで欲しいの。あんたが適任。』


『ふむ、そーゆうことか。ワシ、持久戦には人自信があるあらな。がっはっは。』





ケルベロスがヨークシャー城に向かって走り出す。




『まずはヨークシャー王とあのワンコの戦いに乱入よ。ヨークシャー王を追い詰めれば必ず勇者が出て来るはず』


『わかった! では、とうげきぃぃぃぃい。』


『きゃぁぁぁぁぁあ。ちょっとあんた、それやる必要ないでしょ!』




ケルベロスはニャンコ丸を乗せて、ヨークシャー城までの全ての建物を破壊しながら突き進んでいったのであった。あとでニャンコ丸にブチ切れられていたのは言うまでもない。



次回へ続く。

読んで頂きありがとうごさいます。相変わらず堕落したケルベロスです。


もし気が向きましたらブックマーク・評価いただけるとやる気が上がります。よろしくお願いします。



  ⋀_⋀

 (・ω・)

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