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固有スキル【スキルガチャ】で無双するけどのんびり国つくります。  作者: もふもふ祭り
第6章 闇に堕ちた勇者編
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第150話 ボーダー王国



ボーダー王国 宿屋



「ふぁぁぁあ。昨日は疲れた。今日はどうするかな。」


『犬様!ちょっと聖騎士とやらに会ってみたくはないですか!』




ボーダー王との対面から一夜。おれが眠たそうにしているとオークがテンション高めに話しかけてきた。聖騎士か。気にはなるがなぁ。




「多分敵が来たら真っ先に迎え撃つのが聖騎士だぞ。否が応でも見れる気がする。」


『ふーむ。そうですかぁ。では少し観光でもしましょう!』




オークはそう言うと足早に外へ出ていった。なかなか強引である。せっかくなので観光でもしようと思う。





それからしばらくして




「オーク。さっきのあれ、美味かったな!」


『はい! 本当にここボーダーは良い国ですな。シバにも取り入れましょう!』



おれはオークと視察を行っていた。シバで生かせるアイデアは持ち帰って、実践あるのみである。一通り町を巡り小腹も満たしたところで、最後に雑貨屋を見ることにした。

色んなお土産が置いてある。




『犬様!アレ、かっこいいですね!』




オークが何かを指差している。どれどれ・・・





「・・・"勇者ルイ、魔王討伐原画"か」





そこには、大きな絵画が飾られてあった。ど迫力で壮観だ。オークがかっこいいといったのも頷ける。




「いい絵だな。」


『ええ、勇者ルイですね。』


「しってるのか?」


『ええ、もちろん。ボーダーの勇者でしたが、魔王討伐後しばらくして死んでいます。この世界の誰もが知っていることですね。』




そうだったのか。知らなかったのはおれだけだったのか。そうなると、ニャンコ丸がそれを言わなかったのも、"知っていて当然"と思っていたからか。そんでもって、勇者が召喚出来て居れば大陸一になっていたというのも、勇者ルイを失った後の召喚のことか。紛らわしすぎる。



「なんで死んだんだ?」


『うーん、それについては色々な説があります。魔王の呪いや暗殺、不老不死を失ったなどですね。』




ふーむ。それは謎すぎるな。




「不老不死?」


『はい、固有スキルが不老不死と言うのは有名な話です。』




それまたチートすぎるな。となると、なんらかの形で固有スキルを失ったと言うことだろうか。まぁ考えていても仕方ないな。




「良いものを見たな。」


『はい、シバに帰ったらミーアの店にお犬様の絵を飾っておきます!』


「それはやめれ。」




こうしておれたちは城下町の視察を終えたのだった。






sideニャンコ丸



ボーダー城 一室



『サチ様。準備は整っております。いつでも迎え撃てます』


『団長殿、ありがとうございます。私は大規模転移魔法発動の準備にかかります。ヨークシャーがどのような形で攻めてくるかわかりません。この国が戦場になることは確かです。領民を別の場所に強制転移させます。あとは頼みましたよ。』


『わかりました。任せてください。彼の方の為にも、私たちは負けるわけにはいきません。』




ニャンコ丸は騎士団長と言葉を交わす。騎士団長からは覚悟を決めた強い意志が感じられる。




『あとは・・・シバの方々は敵にまわさないことです。もし、窮地に追い込まれたらなりふり構わず、助けを借りてください。』


『ええ、わかっていますよ。今はそれどころではありませんので。』


『ええ、プライドよりも優先すべき事があります。』


『そうです。では互いの無事を願って、始めましょう、我らが聖戦を。』




2人は拳を合わせて、この戦いの勝利を誓うのであった。




次回へ続く。

読んで頂きありがとうごさいます。ボーダーの目的ははたして。


もし気が向きましたらブックマーク・評価いただけるとやる気が上がります。よろしくお願いします。



  ⋀_⋀

 (・ω・)

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