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固有スキル【スキルガチャ】で無双するけどのんびり国つくります。  作者: もふもふ祭り
第6章 闇に堕ちた勇者編
144/169

第145話 不運な日

GWが終わりを告げますね。

皆さま、なんとか踏ん張りましょう


コーギー村 sideワンコ



『ふはは、なんだ、かかって来ないのか?それそれ』


「うるさい。それどころじゃないんだよ。」




コーギーのせいでドラゴンと戦うことになってしまったおれだが、いまいち勝負に集中できずにいた。なにせシバで留守番している相方が非常事態に陥っているからだ。万が一があれば、シバが滅びかねない。




『コ・・・コーギー。大丈夫かー!』




おれがドラゴンの攻撃から逃げまくっていると村長がやってきた。娘のコーギーが心配だったようだ。




『私は大丈夫だワン。今お犬様を召喚してるワン』


『おお、だが加勢しなくて大丈夫なのか?』


『んー、わからないワン。今日のお犬様は少し調子が悪いみたいだワン。多分お腹痛いんだワン。』





コーギーがおれのことを好き勝手に言っている。村長も来てしまったし、このままじゃ格好がつかない。頑張ってこっちに集中だ。ひとまず相方のことは不安だが、一旦、並列思考は解除する。これで向こうの情報は入ってこず、こっちに集中できる。




『ほれ、ほれ。パンチ、キック! ん? ふご!?』




ドラゴンが調子に乗ってパンチとキックを雑に繰り出してきたので、隙をついてボディーに1発叩き込んだ。




『うご・・・。 いまのは効いたぞー。やってくれたなー』


「さぁ、形成逆転だ!」


『おっ、お犬様。お腹痛いの治ったワン?』




ドラゴンはおれのパンチに膝をついたが直ぐに立ち上がる。あとコーギーのせいで別の意味で集中できない。




『仕方ない、おれの奥の手を見せてやろう!』


「早く出してみろ。」




正直出すものは早く出してもらって、早々に決着をつけたい。奥の手を全部出してもらわないと、後で言い訳とかされそうだ。




『いくぞー、秘奥義バーニングキャノン!うぉぉぉお』




ドラゴンの口元が赤く発光する。名前的にレーザービームっぽい感じだ。まぁ秘奥義なんてものはないので、ただのスキルだとは思うが。




『いくぞー、くらえ!』




ドラゴンの口から勢いよく炎のビームが放たれる。ゴジラとかで見たことある光景だ。これは食らいたくない。




『うはははは、これでしまいだ!』


「しまいなわけないだろ、いくぞ、唯我独尊!」




おれにビームが当たる直前、さっきドラゴンと戦う前にファントムにてゲットしておいたURスキル唯我独尊を使おうとする。これで、ドラゴンのビームを支配下におく作戦だ。だが・・・




「うげ・・・、何も起きない。ぬ・・・ビームが・・・のぉぉぉぉお。」




何故かファントムによってゲットしたスキルが発動せず、ドラゴンのビームがおれに直撃した。直撃といってもそんなに痛くはないんだが。




まさかと思い、ステータスを確認する。




『うげ・・・。やっぱりない。まさか相方が使ったのか・・・。』




ステータスから唯我独尊が無くなっていた。まさか相方が先に使うとは。




『コ・・・コーギー。お犬様にビームが直撃したんじゃないか?やっぱり加勢とかしたほうか・・・』


『うーん。おかしいワン。いつものお犬様じゃないワン。多分トイレ行きたいんだワン。』




・・・。なんか今日は相方といい、おれといい、ほんとについてない。村長にも心配され、コーギーにはいいたい放題言われる始末だ。




『うはははは。命中! おれ、最強!さぁ、次はどいつだ?』




ドラゴンはもう勝負がついた気でいる。




「おい、まてまて。まだだぞ。」


『うぉ! なにぃぃぃい! た・・・立ち上がるだとぉ?』




おれがまたしても普通に立ち上がったのを見て、ドラゴンは目をシパシパさせて驚いている。




『あ・・・あのビームを食らってなんともないのか。すごいな』


『お犬様はアンデット並みの耐久力だワン。』




村長に実況するコーギーの発言には最早、毒しか含まれていない。




「さて、もう万策尽きたか?」


『ま・・・まだまだだ! おれの強さはこんなもんじゃない!』




・・・。どうやらさっきのが一番の奥の手だったようだ。ドラゴンの目は泳ぎっぱなしだ。




「それじゃドラゴン、生きてたら少し反省しろよ! 疾風迅雷&メテオ!」


『う・・・うぉぉぉぉお。ぐはぁぁぁあ』




終わった。ドラゴンはおれの疾風迅雷による突撃によって悶絶した。一応過程はどうあれ、ドラゴンの手の内はほぼほぼ出させた上で勝利した。

戦って見て思ったが、このドラゴンはコリーでもニャンコ丸でも倒せたと思う。




『お犬様、ありがとうございます。ものすごい強さ。感服いたしました。』


『さすがは犬様だワン。信じてたワン。』




ドラゴンが倒れた後、村長とコーギーが駆け寄ってきた。村長には少し情け無いところを見せてしまったがなんとかなってよかった。あとはコーギーだが・・・涼しい顔をしている。こいつめ。おれが全然聞こえてないとでも思ってるのか。




「おい、コーギー・・・」


『ん? どうしたワン?』


「こいつめ、いいたい放題言いやがってー、このやろ逃げるなー」


『うワーン! 逃げるワン!まさかの聞こえてたワン?』




コーギーが飛んでもない速さで逃げていった。・・・逃げ足速い。シバで修行したコーギーでもこのドラゴンは倒せた気がする。




とりあえずコーギーがどっかいってしまったので、おれは急いで相方の状況を確認することにした。




次回へ続く。

読んで頂きありがとうごさいます。執筆しているアプリが開かずに、消えたかと思いました。


ブックマーク・評価いただけると大変やる気が上がりますので、よろしくお願いします



  ⋀_⋀

 (・ω・)

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