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固有スキル【スキルガチャ】で無双するけどのんびり国つくります。  作者: もふもふ祭り
第6章 闇に堕ちた勇者編
138/169

第139話 誰も居ない部屋

ブックマークが400件を超えました。いつも読んでいただきありがとうございます。


side コボルト達



コボルト達滞在中の村にて



無事に宿屋に泊まることができたコボルト・コーギー・ニャンコ丸・コリーの4人。そこへ村人何人かがやってくる。



『S級冒険者コリー様とそのお仲間様と見込んで、村の外で暴れまわっているモンスターを討伐していただきたい。何卒・・・何卒お願いします。』




村長の頼みに4人は顔を見合わせる。




『代表・・・いえ、村長様ですね。付かぬ事お伺いしますが、村への被害状況とどの様なモンスターかを教えてくださいませんか。』


『は・・・はぁ。奇跡的に村への被害はありません。ただ、村の近くで火柱は上がるわ、紫色の雷が暴れ狂っているわで、村は大変な騒ぎです。モンスターは3匹で巨大な鳥・オーク・小型のコボルトの様なモンスターとなっています。』




コボルトの問いに村長は丁寧に説明する。4人はそれを聞いてすぐに作戦会議に移行した。




『まずいワン。どうするワン。』


『しょ・・・正直に話しますか?』




コーギーとコボルトは言い訳せずに正直に話そうとしている・・・




『あのワンコ。なにやってるだか。』


『おい、ニャンコ丸。トラブルは避けたい。とりあえず話せばわかってくれるかもしれんぞ。』




ニャンコ丸はため息、コリーも無駄なトラブルは避けたい様で、皆の意見が一致した。コリーが村長の前に出る。




『村長殿。実は・・・』




そのモンスターが仲間だという説明をする。最初は理解してもらえなったが・・・




『わ・・・わかりました。そこまで言うのであれば、私たちも一緒に同行させてください。奴らを静かにしていただければ問題ありません。』




なんとか説明の努力が実り、4人は村人とともに、その3匹のモンスターの元へ向かうのであった。







side ワンコ


村近郊



『皆さま、申し訳ありませぬ。』ゲッフ


『ゴメンナサイ! ゴメンナサイ!』うぇーい


『くーん(ごめんなさい)』




やってしまった。今、おれたちの前には女性陣と村人達が、なかなか辛辣な目でこちらを見ながら立っている。シバの評判にも関わるので、おれがシバの王様である事は伏せといてもらう事になったのだが・・・




『村には危害は加えませぬ』ゲッフ


『う・・・うぇーい!』オエー


『ガフガフ!(大変失礼した)』




オークとおれで頭を下げて謝る。ジュニアは酔いが回り過ぎてその辺でオエー鳥になってたので、直ぐにクリーンのスキルで綺麗にした。




『聞いての通りです。ちょっと粗相が過ぎまして申し訳ない。酒は飲んでも飲まれるなと言い聞かせておきます故。』


『はぁ、どうやら本当みたいですな。わかりました。ただ、村にここまで大きな鳥が泊まれるところはありませんので、野宿でご容赦ください。』




ニャンコ丸も村長の説得に加勢し、なんとかその場を乗り切る事ができた。村長は正直ホッとしたようであった。まぁ、おれたちが敵でなかったことが一番の救いなのだろう。






side 村の宿屋




村の宿屋、ニャンコ丸とコリーが泊まっていた部屋の一角にて





誰もいなくなった部屋の中。突然ゴトゴトと何かが動き出した。ニャンコ丸の荷物である。その荷物は、動き出したと同時に、異様な雰囲気が漏れ始めた。




"ゴト""ガタン"




荷物が転がる。その瞬間・・・





『ふぅ。腹が減った。少し外に出るか。』




1匹の"ソレ"はその荷物から抜け出し、部屋から出ていった。




翌日、村では食い逃げ被害が多発したのであった。



次回へ続く


読んで頂きありがとうごさいます。次回はコーギーの村までいきますよー


ブックマーク・評価いただけると大変やる気が上がりますので、よろしくお願いします



  ⋀_⋀

 (・ω・)

/ U ∽U\

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