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固有スキル【スキルガチャ】で無双するけどのんびり国つくります。  作者: もふもふ祭り
第6章 闇に堕ちた勇者編
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第138話 討伐依頼



ボーダー王国へ向かう途中の村の近く




「まさかの野宿とは」


『野宿は久しぶりです』


『おれずっと野宿してた!』




おれもこの世界に来てから数日間は野宿だった。オークもジュニアも割と大丈夫なようである。




「腹減ったな、とりあえず飯でも食うか」


『おお、そうしましょう』


『めっし!めっし!』




幸いアイテムボックスにはご飯をたんまり持って来ている。おれたちはせっかくなので宴会でもすることにした。




二時間後




「あぁぁぁ!おいー、それはおれの肉だぞ!あぁぁぁ、ジュニアそれは」


『ふふふ、このオーク、いぬさまの健康を考えて、肉を食べておきました!』ゲップ


『ミルクうまい! 初めて飲んだ!げっふ』


「おい、ジュニア。それはミルクじゃない。酒や。」




無事に食い散らかしていた。やはり食欲には勝てない。野宿ということで、他にすることもないので、食欲に拍車がかかる。ジュニアはオーク用の酒をがぶ飲みしていた。




『うぇーい! うぇーい!』


『おお、ジュニア。いい飲みっぷりだ。そらっ、もういっぱい!ふはは。』




オークがジュニアに酒を飲ませまくっている。食うのに夢中になりすぎて気づかなかったが、幸い、何も事件は起こっていないので良かった。




『うぇーい。オーク! おれの炎みてくれ! 凄いだろ!ファイアー!』


『凄いぞ、ジュニア! おいジュニア、私の雷も見せてやろう!』




ジュニアが身に纏う炎で宴会芸をし始めた。オークも便乗して張り合っている。




雲行きが怪しくなって来た。








村の中にて




『はー、犬様には申し訳ないですが、宿に泊まれて良かったですね。』


『そうだワン。せっかくだからコボルトちゃんとはゆっくり話したかったワン。』




無事に村の宿屋に泊まることができた女性陣はそれぞれ2つの部屋に分かれていた。コボルトとコーギーは今夜は恋バナで盛り上がる予定のようだ。




もう一部屋は・・・



『もうすぐボーダーだな。』


『ええ、コリーさん。』


『ところでニャンコ丸で通すのか?お前の名前はタチバナサチだったはずだろ』


『ええ、シバの方々にはそれで通しますよ。恥ずかしいのでフルネームで呼ばないで下さい。』




元々ボーダーでも見知ったの2人だ。会話が続く。




『わかったよ。ニャンコ丸。お前さんの境遇はしってる。私は冒険者だがボーダーには恩もある。やれる事は協力してやろう。』


『ええ、ありがとうコリー。でも、なにかあればボーダーの事が最優先で構わないわ。よろしくね。』


『ああ、わかったよ。・・・ん?』


『・・・だれか来たわね。』




2人が会話を交わしていると、部屋の前に村人数人が接近して来た。当然それに気づいたコリー・ニャンコ丸は警戒して部屋から出る。




2人が部屋から出たタイミングで、隣部屋にて恋バナで盛り上がっていたコボルト・コーギーも同じように部屋から出てくる。皆お互いに目を合わせ牽制しあう。





少しの沈黙を破り、村人たちの代表のような男性が神妙な面持ちでコリーに話しかけた。



『急に大人数で伺いました申し訳ありません。S級冒険者のコリー様とお見受けしましたが間違いないでしょうか。』


『ああ、そうだが・・・。どうかしたか?』


『おお! コリー様とそのお仲間様。是非ともお力を貸して頂けないでしょうか。』




村人はコリーがS級冒険者のコリーで間違いない事を確認すると安堵の表情を示した。

コリーたちも村人に敵意がない事を確認し警戒をといた。




『なんかありましたか?代表さん。』

『なんかあったワン?』

『ただ事じゃなさそうですね』




ニャンコ丸・コーギー・コボルトも、村人を労わるように理由を聞く。すると、代表が深刻そうに事態を説明した。




『村の近郊でモンスターが暴れ狂っております。偵察に行った村人の話では、炎と雷が入り乱れ地獄の様であったと。お礼は致しますので討伐をお願いできないでしょうか。』




村人の頼みに顔を見合わせた4人であった。



次回へ続く。


読んで頂きありがとうごさいます。ほのぼのしております。またやらかしております。


もし気が向きましたらブックマーク・評価いただけるとやる気が上がります。よろしくお願いします。



  ⋀_⋀

 (・ω・)

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