地獄としゃべる猫
「やっと答えたか死神になることが目標だったのだろなぜさっさと答えなかったのか理解できんな」
誰でも急に拉致されたらこうなると思うんだけどな。
「まー良いそれで小僧、名はなんだ?」
「え?」
「だから、名は何だと聞いている」
そんなに怒らなくてもこっちもこっちでいっぱいいっぱいなんだけど、だけどここで何か言っても消されそうな気がするすげーイライラしてるし。
「黒野真です」
「ふむ、クロノ・マコトか、ならお前は今日からクロノと名乗れそれとこの地図の場所に行け」
そういうとハデス様は俺に地図を渡してきた。
「えーと?」
そんだけですか、もっとなんか説明くれてもいいですよ、そんな期待を込めてハデス様を見ていたら。
「どうした?さっさと行かんか我は忙しいといっているだろう」
マジですか、とりあえず俺は部屋を出ることにした。
「小僧には、やってもらわないといけないことがある、地獄に飲まれたりするでないぞ」
部屋を出る途中ハデス様が何か行ったような気がするが俺は気がつかずに部屋を出た。
「そういえば、俺地獄とはよくわからないのに地図だけ渡されても何処に行けばわからないじゃないか」
現在俺は、地獄をさまよってますあれだよね地図だけ渡されても困るんだけどね何処に行けばいいかわからないしそれに地獄ってもっとおどろ恐ろしいところだと思ったけど何にもない真っ白なところなんだな以外だ。
「それにしてどこ行っても同じような場所だからどう行けばいいか分からないな」
俺は何もない場所を歩き続けたが、
「おかしいな、そんなに歩いていないのに何でこんなに体がだるいんだ」
歩き始めて一分もたっていないのにマラソンを走りきったみたいに体がだるくなりはじめていた。
「俺が気づいていないだけで本当は何時間もたっているのか?それにしても体が重いような」
だんだん重くなる体を引きずりながら俺は前に進む。
「おっ、あそこから光が見えるぞ」
歩いていると遠くに光が見えてきた。
「多分あそこに行けばいいのかな長かったような短かったようなやっとだな」
俺は光がある場所に行こうとした。
「ニャー!」
「痛て」
突如現れた猫に引っ掛かれ俺は歩みを止めた。
「何をするんだ」
「ニャー」
怒る俺に猫が光があった場所を見ろと言わんばかりに鳴いた。
「何なんだ」
疑問に思いながら俺は光の先を見た。
「何なんだよこれ」
その時の、俺が見たのは
「やめろ!助けてくれー!」
「何で俺がこんな目に合わないといけないんだ、一回人から物を盗んだだけじゃないか」
「やめてくださいもう痛いのは嫌です今までやってきたことは全て悔い改めますから」
「そんな心ない言い訳で貴様たちの罪が消えるわけないだろう、さあもう一度火炙りだ」
一言で表すなら阿鼻叫喚、死装束を来た人たちが鬼のような怪物に火炙りにされたりこん棒で殴られていた。
「分かっただろ今お前が行こうとしていた所は本当の地獄だ」
「本当の地獄?」
「そうだ、今お前がいるところは私たち死神が地獄から地上に出るための通路だそして今お前が見ている場所が罪を犯した人間たちが裁かれる場所だ」
「そうなのか」
俺は目の前でおこなわれている光景から目が離せない、地獄は俺が思ってたより恐ろしかったのだと死んだら地獄にいきあの子に会おうなど不可能だったかもしれない。
「それはそうと、お前はここで何をしている見た感じ亡霊ではないようだが迷い混んだのか」
俺は助けてくれた猫にここまで来た事情を話そうとした。
うん?猫?
俺は今しゃべっている猫を見た。
「どうした?まさかすでに地獄に囚われた訳じゃないだろうな」
ネコガシャベッル!
「キェェェアネコガシャァベッタァァァ」
「今さらだと私は思うのだが」
「すいません、ちょっと叫ばないと正気を保てなくて」
猫がしゃべってるのがどうでもよくなるほどの光景を見せられたからね。
「そうか、人間には辛い光景立ったなすまない」
「もう大丈夫ですよそれより助けてくれてありがとうございます」
俺は猫お礼を言う。
「いや、別にいい私もたまたま通りかかっただけだからなそれよりもどうしてここにいる?」
「それは」
俺は、ハデス様にここにつれてこられ死神になることになったことを猫にいった。
「そんなことになっていたのか、全くあの方の機嫌をとるためにここまでするとは」
「なんのことです?」
「ああ、すまない今のは気にしないでくれそれより何処に行けと言われたんだ?」
「ここなんですけど」
俺は猫にハデス様からもらった地図を見せる。
「ここはあいつらがいるところでは、ハデス様は何を考えているんだ」
地図を見ながら猫がうんうん唸っている、そんなにヤバイところに連れていこうとしているの。
「ここは少し特殊な所だ私が案内しよう」
「いいんですか?」
「ああ、気にするなではいくぞ」
「待って下さい猫さん」
「そういえばまだ名乗っていなかったな私はディメルだお前は」
「クロノです」
「クロノかいい名前だなでは、いくぞ」
ディメルさんに案内され俺は地図に示された場所に行くのだったが俺はあの場所で俺があんな風になってしまうとは一ミリも思っていたかった
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