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Novyi Mir《新世界へ》  作者: sh1126
旧世界 《Great Old》
14/58

起章 《宣戦布告》

前の話少し加えましたので本編見る前にもう一度ご確認をよろです



もとの世界に戻った三人はお互いにらみ合ったまま動かない。その時三人の周りに天秤と槌をかたどったエンブレムをつけた一団が包囲する。


「ハイハイ、そこ、やめる。停戦停戦。アリアーデ、貴様何のつもりだ…返答次第ではいくら当主といえでも、粛正するぞ!」

珍しく激昂するミスティカ


そんなミスティカに対しどこか吹く風の様子のアリアは

「そんな事知った事ではない、私がやりたいからやった事だけ」


さらに激昂するのも当然だろう

「彼女にちょっかいをかけることをか!」


アリアーデガめんどくさそうにため息まじりに言う

「私もそこのシュルヴィアもそこの売女に興味はない。そこの男の子が欲しいだけだよ。ただ彼女が邪魔するから排除しようとしただけ、それによって国が滅ぼうが、人が大勢死のうが、まして君が死のうが関係ないね」


ミスティカがブチ切れる

「ふざけるなぁぁぁぁぁ!貴様!貴様の行動で我が国は滅ぶのだぞ!そこになおれぇぇぇぇぇ!粛正してやる!」


ミスティカが魔力を練り上げようとした瞬間

その時、メラとネレイアデス以外が地面に押し付けられる


「ミスティカ…落ち着け…これ以上、傷口を広げるな…頼む耐えてくれ…」

そこに疲れたようにぐったりとしたレイが現れる


そして振り返りあいさつする

「初めまして、メラ殿、私はこの国の宰相を務めておりまするアムベル公爵レイ・ジ・アムベルと言います。以後、お見知りおきを…」


何でもないように、メラが言う


「ごたくはいい…《王者息吹》か珍しい固有能力だ。で、お前はあたし達に何の用だ」


申し訳なさそうレイが言う、ついでに両膝を地面に着け、地面に頭がつきそうなぐらい頭を下げる


「本当に申し訳ない…私の顔に免じて引き下がってくれないか…もちろん賠償も不当な条件も呑もう…だがこの国を滅ぼすのは…」



頬をポリポリ掻くメラは…

「いや、何もいらねー、貸し1な、あたしの言うことを一つ聞くでいいな」


「それは助かる」


地面とキスをする僕を抱えてメラとネレイアデスは去る


能力を解除した瞬間、アリアーデに蹴られるが、冷静に避けるレイ


忌々しそうに顔をゆがめるアリア

「レイ…なぜ邪魔した…」


いつも通り傲慢な顔をしながら

「何故だって、貴様気は確かか…先程の会合で手出すなと決めたはずだ。話は聞いたが、お前はいささかわがまますぎる…歴史上、お前とそこのメイドは確かに最強だ。お前らのうち片方ですら俺ら5家の当主と比較しても俺らのほうが圧倒的に分が悪い」


「…」


「俺もこの絶対服従の《王者息吹》がなければお前に太刀打ちが出来ない…お前は自重しろ、これ以上俺の仕事を増やすな」


ミスティカが口を開く

「レイ…先程の約束は譲歩し過ぎなんじゃないのかな」


レイは冷たく返す

「黙れ、俺の決定に口出しするな、ああするしかないんだよ…奴らには速やかに出国してもらおう、以上、解散」


その後、シュルヴィアが辞表を出し、消えていった




一方のメラSIDE…


「もうこの国を出よう、次は自由都市同盟だ、おい、クロウィン、暗示は一度きりだ。今回の戦闘を糧に強くなれよォ、もう暗示はかけねぇ、死んだらテメェが間抜けだっただけだ」


メラが小さくつぶやく

「あのレイって奴メンドクセェなぁ、あたしに能力が効かないと分かった途端下手に出やがった」


ネレイアデスも同調する

「えぇほんとにね…彼になんて言われたの?」


メラは嗤う

「アイツの眼はこういったぜェ、『これ以上俺の国に手を出すな、出したらただじゃおかない』ってな、宣戦布告だ。王を超える貴族か、面白れぇ」



小説って楽しいですね(笑)下手だけどそれでも楽しい、読んでる方も楽しんでください

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